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2017年8月26日 (土)

京阪プレミアムカーに乗ってみた

 ひさしぶりのブログ更新です。

 最近は主にツイッターでつぶやいています。(ID:@kaba1413 「かば」)
 ツイッターは短文で簡単につぶやけるので楽ちんですが,どうしても140文字で書ききれない時はブログに書くようにします。文字数制限なしに好き勝手につぶやけるブログはやはり便利。

 ということで,今回は,最近の関西地区鉄道で話題となった京阪電車プレミアムカーに乗ってみたので,その感想などを。

 といっても,関西地区以外の人は「なんじゃそりゃ?」だと思うので,簡単に補足すると,関西圏の鉄道網のうち,京都(市)~大阪(市)間をつなぐ鉄道は,JR・阪急・京阪の3社が競合していて競争も激しく,それぞれに特徴があります。スピードならJRの新快速,車両のクオリティなら京阪特急が一歩リードか。そんな京阪電車の特急に,最近有料の全席指定のプレミアムカーが運行を開始しました。京都市~大阪市というのは,首都圏で言えば東京駅から大船あたりまでの距離で,もちろん通勤/通学圏内。有料の指定席に乗るほどではない距離と言えるでしょう。現に,これまで,この区間の通勤用電車(JR/阪急/京阪)には有料電車も指定席車もなく,普通運賃のみでそれなりの速度とハイクオリティの座席(転換式クロスシートは当たり前)が提供されてきた経緯があります。ちなみに,このプレミアムカーの座席指定料金は,京都~大阪間で500円。普通運賃よりちょっと高い金額です。

 こちらが,その京阪プレミアムカーの紹介サイト↓
https://www.keihan.co.jp/traffic/premiumcar/about/

 前置きが長くなったけど,それでは体験記。

 概ね10分ごとに運行される特急に,1編成あたり1両のプレミアムカーが連結されます。ただし,対象は8000系車両だけで,全特急列車のうち,だいたい3分の2程度が対象か。

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【8000系特急の先頭車両】

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【真っ赤な車両が目印のプレミアムカー】

 で,通勤時間帯以外の平日午後に乗ってみました。平日昼間ということで,どの列車も空席あり。でも,乗ってみると,座席は8割程度の埋まり具合で,平日昼間にしては まずまずか。通勤時間帯の利用状況は興味あるところですが,不明です。

 では,最も興味のある座席クオリティについて。
 「片側二人掛け+片側一人掛け」の3列シートで,座席の前後間隔も幅も,一般席よりは広い。もちろんリクライニング可能で,テーブル・カップホルダー・小物入れ・ACコンセント付き,フリーWi-Fiあり。
 超ざっくりの感覚で,JR特急の普通車やJR東の普通列車グリーン席よりは良くて,JR特急のグリーン席に近いクオリティ。ただし,リクライニング角度は特急グリーン席ほど大きくなく,シート幅はグリーン席ほど広くない気がします(少なくとも,新幹線のグリーン席よりは間違いなく狭い)。

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 僕としては,窓の高さをもう少し下げ,車窓から地面側をもう少し見えるようにした方が,開放感があるような気がしました。

 通勤電車だけど,この車両ならビールを飲むのが許される雰囲気。ただし,JRと違ってトイレはないので,飲み過ぎないように!

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【座席でビールを飲むおばちゃん】

 さて,座席指定券の購入システムについて。
 基本はPCやスマホでネット購入。2回までは手数料無料で変更もできます。駅の窓口(有人)や車内での購入も可能ですが(ホームでの購入は不可),やはりネット購入(チケットレス)が便利。乗車時はスマホの購入履歴画面を表示できるようにしておく必要があるらしいけど,車内検札があるわけでもないので,座席のダブルブッキングなどのトラブルでも無い限りはスマホを見せる必要はありません。

 プレミアム車両にはアテンダントなる乗務員が乗車していて,端末画面を見ながら購入済み以外の座席に座っている人がいないかをチェックしているようです。指定席なので検札レスは当然ですよね。指定席なのに車内検札するJR東海の新幹線は,意味わかりません。(JR東海はいまだに車内検札をやっている?)
 JR東の普通列車グリーン席だと,自由席ですら,Suica購入だと車内検札不要となるシステムを導入しているのに。

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【端末で座席確認中のアテンダント】

 アテンダントの仕事は,指定席券の販売と不正着席者のチェックだけだと思えるけど,たった500円の指定席券のために人を雇ってペイするのか,経営者でなくても気になるところ。何らかの方法で自動化してアテンダント不要にすればいいのにと思います。もっとも,アテンダントに運転士や車掌のような専門スキルは要らないと思うので,失礼ながら人件費は安そうですが。

 ところで,僕は座席位置へのこだわりが強くて,電車の座席の場合は,まずは揺れの少ない車両中央付近を選びます。そしてクロスシートの場合は,窓柱が車窓前方の視界を遮らないよう,窓柱が自分の真横にあるポジションがベスト。新幹線の場合は各席に窓柱があるので関係ないけど,在来線特急などは2席ごとに窓柱がある車両が多く,奇数番席と偶数番席とでは,窓柱の有無によって車窓からの視界(開放感)が大きく異なります。

 ただ,座席位置を見ながら指定席を選べるシステムでも,窓柱の位置は明示されていないのが普通。ところが,この京阪プレミアムカーは,座席と窓柱の位置関係がわかる見取り図が公開されているので便利です。下記サイトの中ほど「座席のご案内」の絵でわかります↓

https://www.keihan.co.jp/traffic/premiumcar/about/

 ただ,ここには車両の進行方向が明示されていないのが手落ちで残念。
(ちなみに,図の右側が大阪方面,左側が京都方面です)

 ということで,僕としてのベストポジションは,「大阪方面へ行く場合は8列席(一人掛けだと8C席)」「京都方面へ行く場合は7列席(一人掛けだと7C席)」ということになります。

 最後に,プレミアムカーに対する僕なりの総合評価を。

 京阪電車で京都から大阪へ行く時に,予定が決まっていて時間的余裕もあり,乗車時刻があらかじめ決められる時なら,500円だったら利用してもいいかなーと感じます。もし毎日通勤に利用していたと仮定すると,朝の出勤時の眠い時とかだったら,絶対に座って眠れるなら500円払ってもいいかなと思います。

 この手の「通勤型列車のプレミアム席」については,この京阪電車のような指定席タイプがいいか,JR東の普通列車グリーン席のような自由席タイプがいいかは意見が分かれるところでしょう。

 JR東の普通列車グリーン席の場合,「座席を確保するためには結局ホームで並ぶ必要がある」「始発駅以外から乗ると特別料金を払ったのに座れないことがある」「座れてから車内で購入すると割高」という理不尽さがあるのでイマイチ。もっとも,三つ目の問題についてはモバイルSuicaを使えば解消できますが。ということで,僕としては京阪のような指定席タイプに軍配が上がると思います。

 ただ,指定席方式は「来た電車に待たずにすぐ乗る」ことができない欠点があり,朝の出勤時のように毎日決まった電車に乗るような場合には便利かも知れませんが,帰宅時刻が変動する通勤客などには不便かも知れません。このため,もっと素早く簡単に指定席券が購入できる手段があればいいなと思います。たとえば,好みのベスポジ席をいくつか登録できるようにしておき,いちいち席を指定しなくても自動で割り当てられるようにしてワンタッチで即座に予約できるようにするとか。

 余談ですが,主に東海道線の豊橋~姫路あたりの区間で,JR東海やJR西の「新快速」と呼ばれる中距離列車は,スピードだけでなく座席のクオリティも高く,転換式クロスシートは当たり前。ところが,JR東の普通列車グリーン車を連結している区間では,西日本では当たり前の「普通車の転換式クロスシート」はありません。グリーン車との座席格差を付けるために普通座席のクオリティを意識的に落としているとしか思えません。この「東西格差」は,首都圏の人にとってはちょっと理不尽のような気もしています。

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