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2015年12月31日 (木)

究極のスローライフ

 11月に茨城県を離れ,京都の実家へ引っ越しました。引っ越し後の生活はようやく落ち着いてきたので,これからの定年後の余生は京都で優雅に過ごしたいと思っています。で,これからは,映画「マザーウォーター」のようなスローライフを送るのが僕の夢。ってことで,この映画を最近あらためて見てみたので,感想などを。

マザーウォーター(2010年公開)
 監督:松本佳奈
 出演:小林聡美,小泉今日子,加瀬亮,市川実日子,永山絢斗,光石研,もたいまさこ 他

 あの荻上直子監督作「めがね」(2007年公開)と同じようなキャスティングで,ストーリーも「めがね」と同じテイストのスローライフ・ムービー。映画の中で何か起こるのかと期待して見ていても,結局何も起こらずに映画が終わってしまうという,ただの日常を描いただけの不思議な映画。普通の一般人の生活の方が,この映画よりもはるかに変化があるのではないかと思わせるぐらい,ストーリーのない映画です。

 この映画を見て「なんじゃこりゃ?」「物足りない!」と思う人が多いかも知れませんが,僕としては,たまにはこんな映画もいいし,こんなスローな生活にはあこがれます。ぐうたらな僕には波瀾万丈の人生は向いていません。そして,この映画を見ると,無性にコーヒーが飲みたくなり,昔ながらの銭湯に行きたくなり,また,無性にウィスキーが飲みたくなる。さらに,豆腐をそのまんま食べたくなる(笑)

 この映画の舞台は京都で,映画のロケ地は京都市左京区の高野川や白川疎水近辺らしいです。ただ,出演者は誰一人京都弁や関西弁を話さないし,映画の中で具体的な地名は一切出てこないので,京都らしい風情を保ちながらも特定の土地を意識させない,とてもニュートラルな映画と言えます。もっとも,このメンバーが京都弁を話したとしたら,ちょっと違和感ありますが。なお,明日1月1日の朝6:05から,この映画がBSプレミアムで放送されるみたいです。(宣伝か!)

 ということで,2015年も今日で終わり。今年1年,大変お世話になりました。なお,10月頃からツイッターを始めています(時々しかつぶやきませんが)。IDは「@kaba1413」。よろしくお願いします。では,皆さん,どうぞよいお年を!

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2015年12月16日 (水)

腹立たしい判決

 今日の最高裁判決は,ほんと腹立たしいです。ま,最高裁判事というのは内閣が任命するわけだし,ある程度予想できた結果ですが。

 まず,夫婦別姓を認めない民法の規定を合憲とした判決。夫婦別姓を望んでいる人は,別姓を強制すべきと言っているわけではなく,単に別姓を選択可能にして欲しいと主張しているだけ。なんでたったこれだけのことが認められないのか,まったく理解できません。

 判決では「民法の規定は夫婦がいずれの姓にするかを当事者間の協議に委ねている。規定自体に男女の不平等が存在するわけではない」と言っているらしいが,いずれか一方の姓に変更すると,両者の間に精神的・実務的・経済的な不平等が発生するのは歴然とした事実。なんでこれが理解できないんでしょう。

 テレビの街頭インタビューなどで「夫婦はやっぱり同姓の方がいいよねー」みたいな意見をメディアが無神経に流しているのにもムカつきます。一家庭の事情を聞くのではなく,別姓を選択可能とすることに対する意見をきちんと聞いて欲しい。選択制を導入して結果的に大半が同姓を選択することになったとしても,それはそれでいいわけで。

 ちなみに,戸籍という制度自体が不要と考える僕としては,同じ家族を同じ姓にすることに合理的な理由はないと考えています。名前が自由に付けられるように,姓も自由に選べるようにすればいいと思う。「佐藤××さん」と「鈴木××さん」が結婚して,その子供の名前が「山田××さん」でも構わない。

 いずれにしても,今回の判決は選択的夫婦別姓の導入を妨げるものではないので,早く導入して欲しいものです。これに反対している国会議員は,まず自分自身の姓を変えてみて,自分の姓が変わることがいかに苦痛で不合理で不便であるかを,身をもって体験して欲しい。

 もう一つの,女性が離婚後6ヶ月再婚できない規定について。100日を超える部分は違憲との判決。メディアは「違憲判決!」と騒いでいるようですが,「100日間禁止するのは合憲」という判決であり,まったく時代遅れの判決と言えます。

 そもそもこの規定は,親子関係の紛争を防ぐためとのことらしいですが,これって「離婚前の女性は結婚中の夫以外の相手とはエッチしない」「離婚してから再婚するまでの女性は誰ともエッチしない」「再婚後の女性は再婚後の夫以外の相手とはエッチしない」という大前提に立っているわけで,超笑えます。こんな民法の規定があろうとなかろうと,どのタイミングで誰を相手に妊娠したか次第で紛争の可能性はあるわけで,この規定自体には全然意味がないでしょう。

 今回の判決にはなかったけど,同性婚の問題も同様。個人の自由な考え方を法律で縛るのはそろそろ止めにした方がいいでしょう。もっとも,戸籍制度をなくせば,戸籍への性別の記載もなくなるわけで,同性婚も異性婚も区別つかなくなるのかも。

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