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2013年12月31日 (火)

ネットの匿名性

 最近知ったニュースですが,「2ちゃんねる会員情報3万件流出問題」というのがあったそうです。掲示板の書き込みを過去にさかのぼって検索できる有料サービス「2ちゃんねるビューア」のサーバが8月下旬にサイバー攻撃を受け,会員情報がネット上に流出し,3万件以上の氏名・住所・クレジットカード番号などとともに,会員IDと結びつける情報や数十万件におよぶ書き込み履歴が流出したそうです。

 これにより,会員情報流出から4ヶ月たった今でも,書き込みと1件ずつ照らし合わせることで,書き込んだ人物を特定する動きが続いているとか。この結果,ネットで暴言や中傷を繰り返していたことが発覚して仕事上の関係先や信頼を失ってしまった小説家の話などが紹介されていました。

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(朝日デジタルより)

 たとえわからないことがあっても,ネットで検索すれば問題が解決することが多く,匿名で無報酬にもかかわらず有益な情報を提供いただいているネット上の多くの人に対しては,非常にありがたいと感じています。一方,ネット右翼など(ネット右翼に限らず),匿名性を過信して愚かな書き込みを恒常的に行っている一部の人間は許せないと感じます。

 僕は基本的に2ちゃんねるを積極的に見ることはありませんが,検索で2ちゃんねるにヒットしてしまうことがたまにあります。はっきり言って,人間不信に陥るぐらい不愉快な書き込みが多いと感じます。今回の騒ぎにより,ネット上での不穏当で不適切な発言に対するブレーキがかかることが期待でき,ある意味これで良かったのかも知れません。

 たとえば,イタズラで著名人を殺害予告するような文面をネットに書き込んだような場合,その内容に具体性・実現性が無くても,警察は偽計業務妨害罪の容疑で容疑者を特定して逮捕することが可能であり,現実にそういった「事件」がたまに発生しています。それなりの機関が調べれば,書き込んだ個人が特定できてしまうのは今や常識であり,そもそもネットに匿名性はないと認識すべきです。

 また,先日も書いたように,今般成立した特定秘密保護法では,「政治上その他の主義主張に基づき国家若しくは他人にこれを強要し」たら,ネット上の書き込みだけでもテロリストとして扱われる可能性があります。たとえ匿名でも「実名でも耐えられる内容」というのを意識し,かつテロと判断されないような穏当な表現で発言するべきでしょう。今後も,僕のブログでは,常にこれを意識していきたいと思っています。

 ということで,本年は色々とお世話になりました。皆さん,どうぞよいお年をお迎え下さい。

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