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2013年9月 7日 (土)

倍返し

 2020年の夏季五輪の開催地を決めるIOC総会がブエノスアイレスで開かれており,東京・イスタンブール・マドリードの3都市の中から8日未明に開催地が決まるようです。東京は福島第一原発の汚染水問題が逆風になっていると報じられており,あの口下手な安倍総理や猪瀬知事がIOC委員にどこまで上手く説明できるのか,注目したいところです。

 2016年の場合は,僕は首都圏に在住し続けている可能性が高く,時々東京へ出張に行ったり出張時や帰省時に東京を通過したりする立場の僕としては,交通の混雑・道路の渋滞・ホテルの満室など,オリンピックによってこれ以上東京が混雑して欲しくないという思いが強かったです。しかも,もし東京が開催地に選ばれたら,僕の大嫌いなあの前知事がますます天狗になりそうだったこともあり,2016年の時には僕は明確に東京開催を望んでいませんでした。

 今回の2020年開催地が東京に決まった場合の功罪(経済効果とか財政問題とか)は僕にはよくわかりません。しかも,2020年には僕は間違いなく首都圏には住んでないし,そもそもこの世にいない可能性も高いです(自分は何歳まで生きたいというのを自分自身で決めているので)。このため,2020年の開催地が東京になるかどうかは,僕にはあまり興味ありません。これからの時代を担う若い人たちに決めてもらえばいいでしょう。僕としては,せいぜい,安倍さんのブエノスアイレスへの出張経費が国費なのか東京都負担なのかが気になる程度です(もちろん東京都負担だと信じていますが)。

 ただ,気に入らないのは,最近のメディアの報道ぶりです。オリンピックの東京開催には賛否両論あり,以前は比較的公正な報道をしていたにもかかわらず,最近はほとんどのメディアが東京開催を念願しているような過熱報道で,反対する人や無関心な人はまるで「非国民」扱いです。

 五輪招致に携わっている人は自分の職務としてそれぞれ一生懸命やっているわけで,それはそれで尊敬しますが,公正中立に報道すべきメディアとしては今の報道ぶりは失格です。あまのじゃくの僕としては,メディアがこういう報道を続けている今となっては,東京の五輪招致に失敗して欲しいという思いが強くなってきました。冷静さを失って浮かれているメディアには大きなしっぺ返し,いや「倍返し」を期待しています。

 「倍返し」といえば,最近それをすっかり流行語にしてしまったのが,あのTBSドラマ「半沢直樹」でしょうか。連ドラはほとんど見ない僕ですが,このドラマはめちゃ面白く,初回から逃さず見ています。自分をさんざん痛めつけた相手を最後に「倍返し」で懲らしめるという,単なる勧善懲悪ドラマを越えた爽快感があり,毎回溜飲が下がる思いで見ています。それに,堺雅人さんはじめ,出演者がそれぞれいい味を出していると感じます。

 でも,自分をさんざんいじめた相手が逆に苦しむのを見て痛快と感じる自分自身に,人間のサディスティックな本能を垣間見る思いがして怖いとも感じます。人間って残酷な生きものなんですね。そうそう,こういう感覚になって自己嫌悪に陥る映画が昔あったのを思い出しました。あの映画「大魔神」シリーズ(全3作)です。この映画は,悪い領主や悪代官が,民衆に対して行ってきた殺りくとまったく同じ残虐な方法で,怒った大魔神に最後に殺されるという残酷な設定になっています。日本の特撮映画の傑作だとは思いますが・・・

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