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2013年4月14日 (日)

デフレ万歳!

 口を開けば「デフレ脱却」っていう政治家が大勢います。デフレ経済をなんとかインフレに持って行こうとしているらしい。メディアも同じで,まるでデフレが悪であるかのように報じています。たしかに,物価が上がってもそれ以上に給料が上がり,結果的に景気がよくなれば,そりゃいいことでしょう。

 働いて一定以上の収入がある人にとっては適度なインフレもいいかも知れませんが,僕のように,いずれ定年退職を迎え,退職金を食いつぶしながら年金生活に入る身にとっては,インフレなんてとんでもない。インフレ大反対です。国民全員が同じ価値観で「デフレ脱却」を念願しているかのように考えるのはとんでもない妄想と言えます。

 そんな折,牛丼チェーン店「吉野家」が牛丼の大幅値下げを発表。「牛丼並盛」を4月18日から100円下げて280円にするとか。まるで政府のインフレ政策をあざ笑っているかのようで痛快で,この発表には思わず拍手したくなりました。もっとも僕は,吉野家の牛丼は若い頃に一度食べたきりで,それ以来二度と食べたくないと思っているので,牛丼の価格自体は僕にとってはどうでもいいことですが。

 ところで,日本がTPPに参加するなど,現政府は貿易の自由化に前向きです。僕としては貿易の自由化自体は基本的に賛成ですが,TPP参加というのはいかにも「アメリカの言いなり」っぽくて,この点は非常に不愉快と感じています。それはともかく,関税が撤廃されたり引き下げられたりした場合は,その商品の値段は当然下がるわけで,政府が進めているインフレ助長政策と相反しないのかというのが素朴な疑問。また,財政再建が必要な折,関税による税収減も気になります。もっとも,消費税などの税収に比べたら関税の税収というのは微々たるものかも知れませんが。

 インフレはともかく,景気がよくなるのは大いに結構なことですが,吉野家の牛丼の例が示すように,競争が激しくなるほど価格低下を招くのは自然であり,「規制緩和して自由化すれば景気がよくなる」というのはちょっと違うように思えます。

 高度経済成長期やバブル期など,日本経済が発展してきたのは,経済活動の自由化による影響だけでなく,規制や談合などによって保護されてきた業界が寄与してきたという側面も否定できません。景気がいいというのは,言い換えれば「みんなが同じように無駄遣いする」ということに尽きるわけで,たとえば,談合によって守られた業者が好業績を維持し,社員の給与も上がり,消費が増え,税収も増えて公共事業にどんどんお金をばらまけるという好循環です。

 ということで,政府が今やろうとしている「無理やりインフレを起こさせる」という政策が本当に景気回復に繋がるのかは大いに疑問。そこで,素人なりに僕が考えてみた景気対策は以下の3つです。

1.カルテルの合法化
 カルテルや談合というのは,景気のためには必要悪であり,この際全面的に認めましょう。そして,公共工事等では予算をめいっぱい使い切りましょう。ただし,官製談合だけは禁止した方がいいと思いますが。

2.年金制度の廃止
 いずれ年金が破綻するのは確実なので,原資が残っている今のうちに年金制度は廃止し,個人が拠出した保険金は返せる範囲で個人に返還しましょう。また,厚生年金の保険金の一部は企業にも返還しましょう。これにより,個人・企業とも一時的に裕福になり,景気が回復するのは間違いありません。
 そして,年金廃止後は,収入や資産がなくて生活できない高齢者に対する福祉は生活保護で一本化しましょう。生活保護費財源は消費税率を上げてまかなえばいいでしょう。

3.デノミネーション
 デノミというと貨幣単位を切り下げるケースが多いようですが,逆に貨幣単位を切り上げてみましょう。たとえば2倍などに。そうすると,収入や資産が2倍に増えたように見えて一時的に貨幣感覚が麻痺し,無駄遣いをしてしまう人が増えるのは間違いなしです。この結果,景気は回復します。

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