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2012年7月22日 (日)

食べ方って難しい

 僕は貧乏育ちで雑食性のため,食べ物の好き嫌いは少なく,どんなものでも美味しく食べることができますが,物の「食べ方」に関しては迷うことが時々あります。

 どんな物でも,一口に入る大きさに切るなり分けるなりして口に入れるのが,口の周りが汚れずスマートな食べ方だと思っています。その意味では,洋食のように,どんな料理でも一口サイズに切って食べることができるナイフとフォークというのは非常に合理的と感じます。

 ただ,洋食の場合でも,ナイフとフォークでは食べにくいことが多々あります。たとえばサラダなんかは,ナイフとフォークよりも箸の方が絶対に食べやすいと感じるし,自宅ではもちろん,洋食系の店で食べる場合でも,サラダの場合は箸があれば必ず箸で食べます。

 箸というのは,長年の慣れもあってか,和洋中問わずあらゆる料理に使える便利な物で,僕の場合,自宅ではナイフやフォークを使うような機会はほとんどありません。ナイフとフォークを使うのは,箸では切ることができないステーキ肉ぐらいでしょうか。(自宅でステーキなんてめったに食べませんが)

 ということで,どんな料理にでも使える万能の箸ですが,箸での正しい食べ方がイマイチわからない料理というのがたまにあります。たとえば天ぷら。一口サイズの物は一口で食べるとして,一口で食べられないサイズの海老天などの場合,箸で一口サイズに切ってから食べるのか,がぶっとかじって食べるのか,どちらが正しいんでしょうか?

 お上品な(?)僕としては,焼き魚をほぐして一口ずつ食べるのと同様に,天ぷらも箸で切って一口サイズにしてから食べたいところですが,それをすると衣がはがれてバラバラになってしまうので,ちょっとみっともないです。このように,ナイフとフォークで洋食を食べる場合はどんなものでも切り刻んで一口で食べることが可能なのに,和食を箸で食べる場合は食べにくいと感じるケースがたまにあります。

 あと,刺身を食べる際,わさびを醤油に溶かして食べる人を見かけますが,わさび大好き人間の僕には,あの食べ方は耐えられないです。醤油に溶かしてしまったらわさびの風味も肝心の辛みもほとんどなくなってしまうので,わさびは刺身の上に少し載せて,わさびと醤油が触れないようにして食べます。子どもの頃からそれが正しい食べ方だと思っていたので,わさびを醤油に溶かすなんて,僕には「あり得ない」食べ方です。もちろん,食べ方は人の好き好きなので,それがいいと思っている人の食べ方にケチをつけるつもりは毛頭ありません。

 刺身はそうやって食べるとしても,悩ましいのがざるそばに薬味として付いてくるわさびの場合です。あのわさびって,そばつゆに溶かして食べることを想定しているんでしょうか? 実際にそばつゆに溶かして食べてみたことはありますが,溶かしてしまうとわさびの香りも辛みもほとんど消えてしまい,あまり効果的でない食べ方だと感じました。もっとも,そばにわさびなんか要らないという人も多いかと思いますが。

 そこで,僕なりに考えたそばの食べ方は,まず箸でわさびを少しつまみ,その箸でそばをつまみ上げ,そのまま下からそばつゆにつけ,箸先のわさびが付いている部分まではそばつゆに漬からないようにして食べるという方法。ちょうど刺身を食べるときと同じような要領です。そうすると,わさびの辛さや風味を損なうことなく,そばを食べることができますよ。もっとも,こんな食べ方でそばを食べている人って,僕は今まで見たことがありませんが。

 ついでに,そばに関して言えば,ざるそばは,音を立てて勢いよくすするのが正しい食べ方とされていますが,僕には絶対これができません。上品ぶっているわけではなく,勢いよくすすると汁が周囲に飛び散ってしまうのでイヤなんです。う~~ん,神経質でやな性格です。

 麺類を食べる時に音を立てるのは日本独自の食文化であり,マナー違反でもなんでもないので,堂々と音を立て食べて問題ありませんが,ラーメンなんかも同じ理由で僕は勢いよく食べることができません。ちょうど中華料理のそばを食べる時のように,左手のレンゲで麺を受けながら一口ずつにほぐして食べるようにしています。ちなみに,中華料理のそばの正しい食べ方はこんなのだったと記憶しています(ラーメンのように音を立てて食べるのはマナー違反)。そして,中華料理の場合,スープを飲む時は,レンゲは必ず右手に持ち替えて飲む必要がありますので,注意しましょう。

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2012年7月17日 (火)

面白すぎる原発の話題

 ここ2,3日の関東地方は超蒸し暑く,昼間は冷房なしではとても生活できません。電力不足が心配になるところですが,東電管内は原発が全台停止しているにもかかわらず夏季の電力に比較的余裕があり,大飯原発の再稼働を決めた関西電力が最も電力不足という皮肉な状況。要するに,原発の稼働とエネルギーの逼迫問題は必ずしもリンクしていないということですね。

 日本国内でたった1箇所しか稼働していない原発が「大飯(多い)原発」というのは微妙な名前ですが,国内には「泊(止まり)原発」とか「玄海(限界)原発」とか「東海(倒壊)原発」とか,危なっかしい名前の原発が多くて超心配です(笑)

 さて,最近何かとお騒がせ中の原発意見聴取会。この聴取会は,2030年にどれだけ原発に依存するかといったエネルギー政策について国民の声を聞くもので,8月4日までに全国11ヶ所で開かれ,政府はこれらの意見を参考に,8月末までに新しいエネルギー政策を決めるとか↓

Photo
 (朝日新聞デジタル版より)

 この聴取会は,2030年の原発依存度を「0%」「15%」「20~25%」とする三つの選択肢を用意し,それぞれを支持する3人ずつ計9人が意見を述べるもので,意見表明は希望者から無作為抽出されるそうです。たとえば,16日に開かれた名古屋の場合,応募者352人のうち161人が意見表明を希望し,0%支持は106人,15%支持は18人,20~25%支持は37人だったとか。ちなみに,福島第一原発事故前の原発の割合は26%だったそうです。

 電力会社の社員の人がこの聴取会で意見(もちろん「20~25%支持」)を述べたことに批判が集まっているみたいですが,「無作為抽出」ということを信じるなら,これを一つの意見として述べるのは何ら問題ないと思います。

 それよりも,この三つの選択肢が面白すぎます。そもそも,なんで「2030年」なのか。国内のほとんどすべての原発が停止し,再稼働すべきかどうかが議論されている今,脱原発派は当然「今すぐ0%」を求めるでしょう。逆に,原発推進派は「早く震災前の稼働状態に」と考えるし,さらに「将来は原発依存度をさらに拡大」と考えている人もいるでしょう。

 今から18年後の2030年にどうあるべきかの意見を一般人に求めるのは酷だと思うし,「廃止」「現状維持」「拡大」の三択ならともかく,「0%」「15%」「20~25%」という限定的な数字はいったいなんやねん! って思います。なんで最大が25%なのかも意味不明。震災前の依存度が26%だったのを受けてのことなら,2030年に向けて「拡大すべき」という意見を無視していることになり,それはそれでおかしいと思います。

 まあ,少人数の国民の意見を聞いて,この意見を政府が本気で政策に反映しようと考えていないのは明らかなので,この意見聴取会のことをあんまり真剣に議論しても意味ないとは思いますが。

 ちなみに,もし僕が原発を推進する政府の立場だったら,「0%」「15%」「20~25%」といった意味不明の選択肢にはせず,等間隔で0%から10%きざみで100%までの11個の選択肢を用意して,各選択肢から一人ずつ計11人の意見を聞き,「やっぱり原発推進派が大多数じゃん!」という結論に無理やり持って行くかも。

 過去の原発関連ブログは こちら

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2012年7月15日 (日)

国籍変更

 もうすぐ夏季オリンピック開催ですが,選手の国籍変更が話題になっています。芸能人のマラソン選手がカンボジア国籍を取得したのに,結局は出場資格用件を満たさずオリンピックには出場できなかった話題や,2014年の冬季オリンピックに向けて,日本選手とフィギアのペアを組むためにカナダの女性選手が日本国籍を取得したいと表明したという話題など。また,今回オリンピックが開催される英国では,外国生まれの有力選手が英国代表になる「にわか英国人」が相次ぎ,問題になっていると報じられていました。

 そもそも,国籍変更ってそんなに簡単にできるものなんでしょうか。報道によると,日本国籍取得の場合は「5年以上日本に住所がある」などの条件が国籍法に定められていて,このルールによって過去に国籍変更が認められた例も多くあるそうです。また,「日本に特別の功労がある場合は国会の承認を得て許可」というルールもあるそうですが,前述のカナダ選手の場合はどちらにも該当しないため,日本国籍取得は難しいと言われています。

 僕は日本が大好きで,今の境遇に生れ育ったことに心から感謝しているので,「オリンピックに出場するためだけに国籍変更する」というのは僕の理解を超越していますが,それはまあ,人それぞれ考えがあってのことで,個人の自由であり,他人がとやかく言う問題ではないでしょう。

 それよりも何よりも,「団体競技やペアなどの出場選手はすべて同じ国籍でなければダメ」というオリンピックのルールがおかしすぎるし,今どき時代遅れだと思います(監督やコーチの国籍は「何でもあり」なのに)。五輪憲章に「オリンピックは選手間の競争であり国家間の競争ではない」と定められているにもかかわらず,オリンピックの国籍問題を批判することもなく,ひたすら日本国籍選手の試合ばかりを報道しているメディアには大いに不満です。

 東京都は2020年のオリンピック招致に向けて活動しているものの,国民(都民?)の支持が低いことが東京の弱点となっており,都知事はこの点に関して都民に不満をぶちまけているようですが,都知事がなんと言おうと,今の「国籍対決方式」を続ける限り,こんなオリンピック開催に巨額の税金を投じるのは納得できません。おっと,僕は東京都民じゃなかった。外野からすみませんでした。

 ということで,オリンピックの競技方式には何かと不満がありますが,こんなオリンピックでも,世界トップクラスの選手の試合を見ることができ,また,ふだんあまり見ることのできない珍しい競技を見ることができるなど,僕はオリンピックの試合を観戦することは大好きで,楽しみにしています。

 今回のロンドンオリンピックでは,配信された競技映像のうち,日本国内のテレビで放映されない部分については,NHKはじめ各局が動画をネットで無料配信してくれるそうです。マイナーな試合を観戦したい僕にとっては,これは超楽しみです。

 このネット動画には実況アナウンスや字幕などが一切ないとのことですが,競技場へ直接見に行った時のスポーツ観戦というのは解説も字幕もないわけで,これはこれで楽しめると期待しています。ていうか,テレビ放送の場合でも,僕は実況アナウンスや解説なんか要りません。現在NHK-BSで放送しているプロ野球中継では,第2音声は実況アナウンス抜きの場内音声のみとなっており,実際にスタジアムで観戦しているかのような雰囲気を味わうことができます。テレビのオリンピック中継も,ぜひこの方式を取り入れて欲しいものです。

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2012年7月 8日 (日)

何がそんなに凄い?

 万物に質量を与えると予測されていた「ヒッグス粒子」とみられる新粒子が発見されたと,最近のニュースで報じられていました。この「ヒッグス粒子」は,素粒子物理学の標準理論の中で唯一見つかっていなかった素粒子で,各国の研究機関が先を争って発見しようとしていたとか。

 このニュースは「世紀の大発見」みたいに報じられていましたが,そんなに凄いということが,理系出身の僕にもよく理解できません。

 物理学の理論というのは,どんな理論でも,実験等によって実証されない限り理論として確立しないものですが,実験結果がやはり「直感的に見える」ものでなければ,凡人にはその素晴らしさがわかりません。

 仮に,アインシュタインの「特殊相対性理論」が今の時代に発見されたとしたら,その実証試験結果は,たとえば「高速で動いている乗物に載せた時計は遅れる」みたいな形でダイレクトに見えることであり,凡人でも凄い発見だということが理解できるでしょう。

 このヒッグス粒子の発見は,電子顕微鏡などでその存在が直接見えたということではなく,コンピュータでデータ処理した結果を見て「99.9999%以上の確率で存在しているらしい」というだけ。実験結果の見え方があまりにも間接的すぎます。これで「存在した」という証明になるんでしょうか。う~~ん,僕の理解を超越していて,よくわかりません。

 過去の関連ブログ:特殊相対性理論(2009年10月17日)

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