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2011年10月24日 (月)

アイドリングストップ車

 最近はガソリン車の燃費が大幅に向上し,ハイブリッド車に迫る勢いとか。特に,クルマを停止すると自動的にエンジンが停止するアイドリングストップ車が燃費向上に大きく寄与しているらしいです。

 信号待ちなどで,5秒以上停止する場合はエンジンをストップした方が燃費は向上すると言われています。でも,積極的に手動でエンジンを止める人ってほとんどいないでしょう。頻繁にエンジンを始動させるとバッテリー上がりが心配だし,ライトが点灯したりワイパーが動いたりしている時にエンジンを止めるのは不安だし,夏の暑い日などにエアコンは止めたくないし・・・ということで,自動でアイドリングが止まるクルマって「余計なお世話」という先入観がありました。そんな折,先日クルマを車検に出した際,代車として借りたのがたまたまアイドリングストップ車だったので,これを体験することができました。

 乗ってみた結果,「意外に良かった」というのが正直な感想です。このクルマ,信号待ちなどで停止すると,そのまますっとエンストしてしまうわけで,慣れるまではちょっと違和感がありますが,慣れると気にならなくなります。ただ,交差点の真ん中で右折待ちしている時にエンジンが止まってしまうのには,ちょっとビビリますが。

 アイドリングストップ状態から自動でエンジンが始動するタイミングも,違和感なくて良かったです。発進時にはブレーキを踏んでいた右足をアクセルに移すわけですが,足をブレーキから離すと瞬時にエンジンが始動するので,即座に発進できます。また,もし停止中にギアをニュートラルに入れていた場合には,ブレーキを離す前であっても,ギアをドライブに入れた瞬間にエンジンが始動します。車載コンピュータは,いろんな運転パターンを熟知してエンジンを自動始動していると言えます。

 信号待ちなどではギアをニュートラルに戻す人が多いと思いますが,アイドリングが自動で停止するならニュートラルに戻す必要性はないということですね。それに,後方から追突された場合の安全性を考えると,ニュートラルで待つよりもドライブで待つ方が,追突されても前方へ滑り出しにくいので安全かなと思っています。

 ということで,このアイドリングストップ車は「けっこう使える」という印象でした。ただ,体験したのはエアコンをあまり使わない10月なので,エアコンが必要な真夏でも本当に使えるものなのかは不明です。

 ところで,クルマの説明書を見ると,アイドリングストップが解除される条件として,先ほど書いたブレーキ操作やシフト操作以外に「バッテリー容量が低い時」などもあり,バッテリー上がりの心配はなさそうです。また,理由はわからないけど「標高2000m以上の時」なんてのもあり,解除条件は合計で22ケース。かなり複雑なロジックが組み込まれているようですが,ソフトのバグで突然エンストしたり暴走したりする恐れはないんでしょうか。コンピュータを搭載した最近のクルマって,高機能すぎてちょっと心配です。

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2011年10月18日 (火)

資格取得

 僕はモノグサなので,庭の手入れや日曜大工などは滅多にやらないんですが,電気工事もどきのDIYだけはけっこう好きで,門灯やインターホンを交換したりコンセントを付け替えたりという簡単な電気工事は自分でやっちゃいます。こういう工事を専門の業者に依頼すると高くつくし,器具だけをネットで安く買って自分で取り付けると超安上がりなんです。

 ただ,AC100Vなどの強電回路の配線を伴う作業は電気工事士の資格が必要であり,DIYとはいえ無資格での工事は認められていないため,このままでは良くないと思い,今年初めて第二種電気工事士の資格取得に挑戦しました。結果は無事合格し,最近免状を手に入れました。せっかくなので,顔写真付きで大公開!

Photo_2

 僕が持っている資格は仕事に関連した資格ばかりで,仕事と直接関係ない資格を自力で取得したのは自動車運転免許を除いてこれが初めてだったので,ちょっぴり嬉しかったです。それにしても,たった紙切れ1枚の免状ですが,資格取得手続きってホント面倒だと感じます。チャンスが年に1回しかない上に,一次試験(筆記試験)と二次試験(実技試験)を受けるために2回も遠方まで出かける必要があり,時間と費用がそれなりにかかります。

 さらに,合格しただけでは免状が手に入るわけではなく,免状の交付を都道府県に申請する必要があります。なんで合格したら免状も自動的に交付してくれないのか不思議です。試験を実施しているのが「電気技術者試験センター」という財団法人で,免状を発行するのは都道府県であり別組織という理由だと思いますが,「合格したのに免状は必要ない」なんて人はいないでしょう。この程度の連携はしてくれてもいいのにと思います。

 免状の申請には申請書以外に写真・住民票・手数料(5,200円)などが必要。住民基本台帳番号があれば住民票は不要らしいですが,そんな番号,どこかへ行ってわからなくなってしまっています。また,郵送での申請も可能ですが,郵送料節約のためと平日に休みがあったこともあり,申請に県庁まで出向きました。費用は現金で払うのではなく県の収入証紙(今回初めて見た)を売店で購入して申請書に貼り付けるんですが,何かと面倒。この類の申請手続きは,ネットをもっと活用するなどしてもっと簡素化・スピード化して欲しいと感じます。

 パスポートが県庁以外でも申請できるようになった今,一般民間人が県庁へ出向く機会ってあまりないでしょうね。僕も茨城県庁へ行ったのはこれが初めてです。茨城県庁舎は地上25階・地下2階の近代的な高層ビルですが,中で行われている業務は昔ながらのまま。この対比が面白かった。というか,どこの役所でも,役所の中は異空間です。

 さて,ここからが書きたかった本題。この電気工事士の一次試験は4つの選択肢から1つを選ぶ4者択一の方式で,合格ラインが60%です。国家試験はこのパターンが多いような気がしますが,「4択で合格ラインが60%」というのはかなり難易度が低いと言えます。

 たとえば,正解できる問題が全体の4割しかなかったとしても,正しいと思われる答えを2つに絞れる問題が全体の2割,3つに絞れる(明らかにおかしい選択肢が一つある)問題が全体の1割あり,残り3割はまったくわからなかったような場合,わからない部分を適当に選択すると,正解確率は 40% +20%×0.5 + 10%×0.33 + 30%×0.25 であり,60%を超えることができます。つまり,「4択で合格ラインが60%」といった資格試験の場合,確実に答えられるのが4割程度でも十分合格の可能性があるということです。なお,この電気工事士試験の場合はさらに二次試験(実技試験)があり,これも難易度は比較的低いですが,モタモタしていると時間が足りなくなるので要注意です。

 そういえば,TOEIC(英語能力テスト)も4択でしたね。TOEICは満点が990点で,約6割の600点を取るにはそれなりの英語力が必要ですが,仮にまともに1問も答えられなくても,4つの選択肢のうちの一つを適当に選べば,確率的に250点程度は取れるはず。僕の知人に英語が苦手な人がいて,その人のTOEIC点数は200点台前半だったとか。これって4択ではあり得ない点数ですよね。

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2011年10月 1日 (土)

創造博物館

 1ヶ月ぐらい前に見たんですが,池上彰さんがアメリカの「創造博物館」について解説していたテレビ番組がありました。調べたところ,テレビ東京で4月に放映された番組の再放送だったみたいです↓

http://www.tv-tokyo.co.jp/ikegamiakira110403/index.html

 ここで紹介されていた「創造博物館」というのは,進化論を完全否定し,聖書に書かれている創造論をすべて科学的事実として目に見える形で展示しているらしい。ちなみに,この博物館のホームページはこちら↓

http://creationmuseum.org/

 この博物館によると,地球が誕生してからわずか6,000年で(数字は僕の記憶違いかも知れません),人類は恐竜と共存していた期間もあるとか。日本という国は紀元後にできた国らしい。これを信じてマジで主張している科学者がアメリカにいるというのは驚きです。

 僕の感覚では「進化論 VS 創造論」ということ自体に無理があり,進化論は科学であり,創造論は宗教上の話。科学と宗教は別物であり,聖書の内容を科学的に説明しようとすること自体が滑稽と言えます。

 僕にとって聖書は文学作品の一つであり,特に文語版の聖書は多くの名言・格言を残した名作だと思っています。また,聖書の内容を目に見える形で具現化した作品も多く,たとえば映画「十戒」などが有名。キリストの生涯を描いた映画も数え切れないくらいたくさんあります。日本では,あの手塚治虫さんが手掛けたテレビアニメ「聖書物語」なども有名ですね。

 だからといって,聖書を映画化した多くの制作者が聖書に書かれた内容を科学的事実として信じていたとは思えません。天地創造に始まる旧約聖書や,マリアの処女受胎やイエスの数々の奇跡など,聖書には科学的に解明できない内容が数え切れないほど書かれています。聖書の内容を宗教的に理解する(信じる)かどうかは個人の信仰の自由ですが,宗教的に信じたからと言って科学的事実かどうかは別物でしょう。

 この創造博物館の展示物は,多くの映画と同様に,聖書の内容を具現化した一形態ということでしょう。実物大の「ノアの箱船」も製作中で近いうちに公開されるとか。テーマパークとしてみれば面白いと思うし,ちょっと覗いてみたい気もします。ところが,ここを訪れる人の多くは,テーマパーク感覚で見に来るのではなく,筋金入りの保守的キリスト教徒が子どもに創造論を教えるために来るようなケースが多いらしい。

 この番組でも紹介されていましたが,アメリカでは信仰の自由が認められているため,進化論を教える学校には通わせない親が多く,学校へ通わせない自由も法的に認められているとか。いくら「自由の国」とはいえ,学校の授業を一切受けずに親から独自の教育を受けて育つ子どもが大勢いるというのは,何だか怖い気がします。Wikiによると,アメリカのキリスト教徒比率は,2003年時点で約79%(プロテスタント58%+カトリック21%)とか。この中でも,保守的なカトリック信者の中に子どもを学校に通わせないような創造論者が多数いるらしいです。

 でも,たとえば圧倒的にカトリック教徒が多いイタリアではこんな話は聞かないし,イタリアでは進化論は広く受け入れられているものと推測します。日本でも,古事記に書かれた神話の内容が科学的事実として主張する人はほとんどいないし,仏教の教義の前提となっている輪廻転生を科学的に正しいと主張する人も僕は知りません。

 ということで,このあたりの保守的キリスト教徒の主張は,アメリカだけが際だっているのかなと感じます。そして,創造論者の人たちは,実際にアメリカの議会に議員を送り込んで(もちろんすべて共和党員です),自分たちの主張を国政に反映しようとしているらしい。まあ,よそ様の国のことだからいいですけど,ちょっとキモイです。

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