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2011年8月 3日 (水)

震災を体験して

 さて,今さらですが,東日本大震災の体験報告です。

 自分の住んでいるところ(茨城県北部)は近くに活断層がないこともあり,大きな地震は絶対に来ないと漫然と信じていました。実際に震度6強の地震が発生し,その被害を受けたことよりも,自分の町でも大地震が起こることを知ったことの方がショックでした。

 震災当日,僕は出張で富山県にいました。3月11日に富山で地震のニュースを聞き,仕事を中止して翌々日の13日に茨城へ戻って来たんですが,地震発生日には被災地にいなかったため,必要な物資を富山で購入することができ,また,出張には茨城からクルマで来ていたため,鉄道が不通でも戻るための交通手段に困らなかったのもラッキーだったと言えます。

 被災地へ戻る前日には,富山市内のホームセンターやスーパーで備品や食料品などを買いに行ったわけですが,どこの店でも物資があふれていて何でも自由に手に入る状態。片や被災地では,電気もガスも水道も止まり,必要な物がほとんど手に入らない状態。これから自分が被災地に戻ろうとしている時,何事もなかったようにみんなが平和に暮らしている地域とのギャップが大きく,すごく不思議な感じがしました。

 そして茨城へ戻る途中,被災地に近づくに連れ,徐々にモノが手に入りづらくなり,ガソリンスタンドの行列がだんだん増え,閉鎖している店舗が増え,道路の混雑がどんどんひどくなり,・・・というアナログな変化がとても印象的でした。

 ということで,必要な物資がそれなりに準備できたので,被災地の自宅へ戻っても生活にはあまり困らなかったわけですが,被災地で「便利だった!」と僕が感じた災害グッズをご紹介。

1.携帯ガスコンロ(とボンベ)
 災害の程度次第ですが,インフラの中でも電気は比較的早く復旧するようです。我が家でも震災の翌々日には復旧しました。今は何かとお騒がせ中の電力会社ですが,停電復旧の迅速さは驚異的ですばらしいと感じます。逆に都市ガスは安全確認が大変で復旧に相当時間がかかりました。このため,最低限の調理や湯沸かしなどをするために,携帯ガスコンロは便利です。

2.ポリタンク
 ポリバケツって登録商標らしいけど,ポリタンクは一般名詞でしょうか。それはともかく,非常時に水を入れるための必需品です。給水のために長時間待ってペットボトルにしか補給できないというのは非効率的すぎます。災害が発生してからではポリタンクは絶対に手に入らないので常備しておきたいものです。
 ところで,ポリタンクには水を入れて常備しておくか,きれいに洗って乾かして保管しておくか,どちらがいいんでしょうね。水を入れておいた場合は定期的に入れ替える必要があり,ちょっと面倒かも知れません。
 ついでに,風呂桶のお湯は入浴後すぐに捨てずに残しておいた方がいいですね。我が家は災害に備えて昔からず~っとそうしていました。おかげで今回の断水時,トイレを流す水には全然困らなかったです。

3.携帯ガソリン缶
 今回の震災では,インフラが復旧してモノが手に入るようになった後でも,ガソリン不足には長期間悩まされました。容量20リットルの携帯ガソリン缶が市販されていますので,買ってガソリンを備蓄しておくといざという時に役立つと思います。ただし,消防法により,家庭でのガソリン保管は20リットル程度だったと記憶しています。また,古くならないうちに定期的に缶の中身を入れ替える必要があります。

4.灯油ストーブ
 電気の要らないタイプの昔ながらの灯油ストーブは,停電時でも使用できるので便利です。もっとも灯油自体がない時は役に立ちませんが。災害に備えて灯油ストーブをわざわざ買ったりする必要はないと思いますが,もし家にあれば大事に保管しておくといいかも。

5.ウォータージャグ
 ウォータージャグって言うんでしょうか。タンクに飲料水などを入れておき,蛇口をひねると中の水が出てくるもので,アウトドア用商品として売られていますね。手を洗いたい時,水があってもペットボトルやバケツでは両手を使って洗えないので不便。このウォータージャグがあると便利です。災害時にこれが必要って,神経質すぎ?

6.携帯ウォシュレット
 究極の神経質な人向け商品です。災害時は僕にとって超必需品です。普通の人はそんなもん要らんって? 下記のとおり本家のTOTOから発売されています↓

http://www.toto.co.jp/products/toilet/washlet/travel.htm

 ということで,僕のオススメの災害用品を紹介しましたが,いくら災害に備えて準備していても,一瞬で津波に流されてしまうかも知れないし,避難する時に何かを持って出るような余裕さえないこともあります。つまり,災害への備えが有効かどうかは運次第。備えがまったく役に立たないケースがあるという覚悟が必要です。

 それにしても,台風のようにある程度予測されて事前に準備できる災害とは異なり,大地震というのは何の予告もなしにいきなり問答無用でやってくる恐ろしい災害です。そして被災したら一瞬のうちに別世界に飛ばされたような状況に陥ります。3月の大震災は昼間に発生しましたが,もしこれが真夜中だったら,停電によって真っ暗闇の別世界に突然放り出されるわけで,想像するだけでも恐ろしいものです。

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