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2011年8月13日 (土)

やっと退陣?

 特例公債法案と再生可能エネルギー特別措置法案が今国会で成立する見通しが立ったことにより,菅総理自身が月内にも退陣する意向を明らかにし,与党も野党もマスコミも大喜びみたいですね。あの大震災後,菅総理に対しては毎日のように「やめろやめろ」の大合唱。菅さんはよく5ヶ月も我慢したものです。

 それにしても,なんで菅総理にやめて欲しいという声がこれほど大きいのか,僕にはよくわかりません。元々菅内閣にはあまり期待していなかったし,震災後の対応にまずい点が多々あったのも承知していますが,こんなの今の政治家なら誰がやっても同じようなもんでしょう。麻生内閣だったらもっと適格な対応ができたと考えている人が多いんでしょうか。よくわかりません。

 まあ,ここ何年か,日本の総理大臣の任期は約1年と決まっているし,そろそろやめて他の人にポストを回して欲しいというのは理解できますが,内閣ポストとはまったく関係のない野党までが菅内閣退陣を迫るなど,新内閣誕生後に野党は何をどのようにしたいと考えているのか,よく理解できません。

 あくまで僕の想像ですが,浜岡原発を突然停止させたり,再生可能エネルギー買い取り法案を出したりするなど,菅総理が原発縮小の方向に舵を切ったのが大きな原因ではないでしょうか。自民党をはじめ政治家の多くは原発推進派であり,政府も電力会社もメーカーも自治体も原発のある地域住民も,世の中には原発が縮小されたら困るという人がごまんといるのが事実です。世の中が反原発の方向に流れる前に菅さんにはやめてもらい,原発を拡大・推進する人に政権を取って欲しいと思っているのではないでしょうか。

 原発の問題については僕も書きたいことが山ほどあるので機会を改めて書きますが,一般の有権者が菅総理に対してどの程度退陣して欲しいと思っているのか,また,次期総理には誰になって欲しいと思っているのかは興味あるところです。たとえば5日前に放送されたNHKの世論調査によると(調査対象は1,706人で,1,052人から回答を得たとか),今月末までに総理を退陣すべきという意見が45%,年末までに退陣すべきが28%,来年以降が14%だったとか↓

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 この数字を見る限り,多くの人は菅さんには早くやめて欲しいと思っているということでしょう。ただ,「次の総理にふさわしい人は?」という調査結果は以下のとおり↓

Nhk1

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 前原誠司氏がダントツ(?)の5.6%で,自民党では谷垣総裁をはるかに押さえて石破茂氏がダントツの4.2%。いくら無罪が確実とはいえ刑事被告人の小沢一郎氏が第三位。いかに人材が乏しいかということでしょう。

 数字が小さいとはいえ,小泉元総理の息子の新人議員やあの安倍元総理が入るなど,調査対象者もまじめに答えているとは思えませんが,それにしても,民主党の次期代表選に立候補を表明している(=次期総理大臣になる確率の高い)野田氏や馬淵氏が,ジョークで回答されたような人と同レベルの支持率とは悲しくなります。まあ,政治家の実力と人気は別物だから,きちんと仕事してもらえばいいわけですが。

 この調査結果では菅内閣の退陣時期を「来年以降でいい」と言っている人が14%いるので,「次期総理にふさわしい人」の誰よりも支持率が高いことになりますね。結局は,今月の菅内閣退陣後には人気のないぱっとしない人が新総理大臣に選ばれ,内閣支持率も大きくは回復せず,民主党あたりは「こんな筈じゃなかった」みたいになるのが,なんとなく見えてきました。

 そして,1年も経ったら,結局何も変わらなくて「誰がやってもおんなじじゃん!」となるのでしょう。例年のことながら,すごい既視感を覚えます。毎回同じことを繰り返して学習しないのが政治家・マスコミ・そして有権者ってことでしょうか。

 あと,新内閣が誕生すると,とたんにいろんなゴシップが出てきてゴタゴタするものです。政治家のアラ探しの得意なマスコミは,首班指名より前,できれば代表選の結果が出る前に見つけたネタを公開しておいて欲しいものですね。

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