« アナログ放送終了 | トップページ | 祇園祭を見てきた! »

2011年7月27日 (水)

高速列車追突事故

 23日に中国で起きた高速列車の追突・脱線事故。39人もの犠牲者を出した大事故なので,こんな表現するのは極めて不謹慎ですが,中国って国はマジで笑わせてくれますね。事故原因がはっきりしないうちに事故発生から1日半後に運転を再開したのも驚きですが,高架にひっかかってぶら下がっている車両をそのまま倒して高架から引き離すシーンは強烈だったし,事故車両を地中に埋めたり,また掘り起こしたり,このおおらかさというかスケールの大きさには,なんだか感動しました。

 中国にある原発で放射能漏れ事故が仮に起こったとしても,すぐに運転を再開したり,再開できないような致命的な事故の場合には,人海戦術で原発を地中に埋めたりするんでしょうか。それにしても,とにかく人口13億以上の大国なので,死者が数十人出る程度の事故なんか取るに足りないと国は思っているようで,ちょっと怖いです。

 この列車事故は,後ろから追突した車両は日本製だったらしいですが,事故の原因は中国が自国で開発した自動制御システムにあると言われています。そうなると「日本のシステムだったら絶対だいじょうぶ!」みたいなことを言う人が,必ず出てくるんでしょうね。

 たしかに,日本の新幹線は,あれだけの超過密ダイヤでありながら,1964年の開業以来46年以上にわたって乗車中の乗客の死亡事故が1件も発生していないというのは驚異であり,当たり前のようにほぼ毎日ダイヤどおり運行されるシステムは超素晴らしいと思います。

 ただ,今でこそ当たり前のようにダイヤどおり正確に運行されていますが,その昔はひどい時代もあったものです。僕の記憶では,1970年代の後半から1980年代にかけてだったと思いますが,東海道新幹線はダイヤどおり運行されることが非常に少なく,ダイヤが乱れる(遅れる)状態が慢性的に続いていたものです。そして,それを対策するために,何ヶ月かに一度,半日程度全面運休してリニューアル工事を実施していました。今の若い人は,新幹線にそんな信じられない時代があったことなんか,ご存じないんでしょうね。

 「日本の高速道路は地震には絶対だいじょうぶ!」と豪語していた専門家が大勢いたのに阪神淡路大震災ではあのありさまでした。また,大多数の専門家は「原発は絶対安全!」と言い切っていたのに,福島第一原発はこんな状況です。中国での事故を見て「日本の新幹線は絶対安全!」なんて大口を叩く専門家がいるかも知れませんが,あんまり信用しない方がいいと思いますよ。もし時速300キロで走行中に大地震が来て高架が倒壊したら,今回の中国の事故の比ではない大惨事になることでしょう。

|

« アナログ放送終了 | トップページ | 祇園祭を見てきた! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/149573/52325172

この記事へのトラックバック一覧です: 高速列車追突事故:

« アナログ放送終了 | トップページ | 祇園祭を見てきた! »