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2010年4月17日 (土)

党名の略称

 前回に続いて,新党「たちあがれ日本」に関する話題。この新党は,参院選比例区で使う党の略称を「日本」として中央選挙管理会に届けることを決めたとか。「日本」の略称は新党日本が既に使用しているものの,総務省は同じ略称でも受理するとのことで,今の公職選挙法では,「日本」と書かれた票は各党の有効得票数に応じて案分されるそうです。これに対して,当然のことながら,先発の新党日本の田中康夫代表は「憲政史上前例がない」と総務省の対応を批判しています。

 政党名のダブり略称が可能だったとは意外でした。略称「日本」の場合,ダブりがどっちの政党に有利に働くかは微妙ですが,たとえば略称が「自民党」になるような,著名な政党略称とのダブりだったら,まさに「人の褌(ふんどし)で相撲をとる」ことができるわけで,新党にとってはこんなにおいしい話はないですよね。略称を「自民党」にするには「自」と「民」が入る単語を適当に組み合わせた党名にすればいいだけなので,極めて簡単。たとえば「信ない意の」とか「慢する間人の」とか「分勝手な主主義の」とか,いくらでも思い浮かびます。これっていいアイデアだと思いませんか?

 ちなみに,この問題に対して原口総務相は,「政党要件に該当する限り受理されるので今の法律では止める手だてはない。早急に国会で議論いただければ」と述べ,国会で公職選挙法改正の議論が必要だとの認識を示したとか。そりゃそうでしょう。自分が投票しようとした政党に票がカウントされない略称が認められるなんてバカげています。

 それはともかく,党名でなく個人名を記入する投票で同姓同名の候補者がいた場合の区別はどうなるんでしょうか。これは前々から疑問だったのでちょっと調べてみたところ,政党名や立候補者の所在地などを併記して区別化することになっており,地方選挙では同姓同名の実例はたまにあるらしいです。そして,公職選挙法の規定によると,同姓同名の候補のうちのどちらに投票したのか区別できない票については,有効票とカウントとした上で,区別が付いた得票数に応じて案分されるそうです。

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