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2009年12月 2日 (水)

マジェスティック

 今年の「ユーキャン新語・流行語大賞」に選ばれたのは「政権交代」で,受賞者は鳩山首相。この他に政治関連では「事業仕分け」「脱官僚」が大賞候補のトップテンに入ったとか。それにしても,「政権交代」「事業仕分け」「脱官僚」って,当たり前すぎて面白くないですよね。昨年のトップテンに「あなたとは違うんです!」が選ばれたように,遊び心を入れて今年もちょっとヒネってほしかった。たとえば鳩山総理が本会議で答弁していた「あなたがたに言われたくない」なんてのはどうでしょうか。

 さて,本日は最近CSで見た映画の感想などを。2001年公開「マジェスティック」(監督:フランク・ダラボン,出演:ジム・キャリー,マーティン・ランドー,ローリー・ホールデン ほか)です。【ネタバレあり】

 舞台はマッカーシズムが吹き荒れる1950年代のアメリカ。ふとした誤解から「赤狩り」の標的となってしまったハリウッドの新進脚本家が自動車事故を起こして川に転落。下流の海岸に流れ着いたところを老人に助けられ,老人の住む町へ連れて来られる。脚本家は事故のショックで記憶をなくしていたが,第二次大戦に出征して9年前に行方不明になった町の英雄と間違われて大歓迎を受ける・・・というストーリー。

 記憶をなくした脚本家が連れてこられた「実家」は,廃業して閉鎖された映画館。このシーンを見ただけで,この映画館がいずれ復興し,脚本家が自分の作った映画をこの映画館で見て記憶を取り戻す・・・といった結末を容易に予感させます。そして予想どおりの展開で話は進みますが,結果がわかっていても,脚本家が意図せず自分の作った映画を見るシーンにはドキドキします。また,「ピアノが得意だった」として,歓迎会の会場でこの脚本家にピアノを弾かせるシーンはハラハラしてスリル満点です。

 そして,「赤狩り」のため,国家組織と映画会社は行方不明になった脚本家を執拗に捜索します。ほんと怖い時代だったものですが,橋から墜落したクルマが海岸で発見されるシーンで青年の「破局」を予感させる展開はなかなか上手いと感じました。

 いずれにしても,記憶喪失の人間が別人と間違えられて英雄扱いされるという設定はスリリングで面白い。また,「映画を題材にした映画」というのは,映画ファンや映画関係者の心を捕えやすい映画と言えるでしょう。ラストもなかなかシャレていて,僕が好きなタイプの映画ですね。ただ,たった一人の青年の生還によって町全体が盛り上がったり,その青年の過去がバレて町全体が失望したりするというのも,なんだか大げさすぎると感じました。

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