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2009年12月11日 (金)

ピアニスト

 今日もCSで見た映画の感想を。「ピアニスト」(2001年,フランス/オーストリア)(監督:ミヒャエル・ハネケ,出演:イザベル・ユペール,ブノワ・マジメル ほか)です。

 カンヌ映画祭グランプリ受賞のヨーロッパ映画で,タイトルが「ピアニスト」。そして映画の中ではクラシック音楽がふんだんに流れてピアノの鍵盤を真上から撮影する斬新なシーン・・・いったいどんな芸術映画かと期待しますが,これがとんでもない映画なんです。

 舞台はウィーンで,母親の厳しい監視下で育てられた娘(といっても40歳過ぎ)は,国立音楽院のピアノ教授。ある日,彼女が優れたピアノの才能を持つ青年に出会うと,その青年は彼女に特別な感情を持って執拗につきまとい,ついには音楽院の試験に合格して彼女の生徒となってしまいます。ところが,実はこの女性はとんでもない性癖の持ち主だったんです。

 この教授は,厳しい母親に抑圧された結果,異常な性的嗜好を持つようになったという設定ですが,どんな趣味かって,ここではちょっと恥ずかしくて書けません。興味ある方はぜひ映画をご覧下さい(笑) 男性しか入らないアダルトショップに堂々と入る彼女にはビックリしますが,それだけでなく,店内で見かけた知り合いの学生に自分から声をかけて学生の方が困惑してしまうなど,彼女の行動には度肝を抜かされます。

 彼女に恋する青年はなかなかのイケメンで,なんでこの冷酷で無表情な女性を好きになったのかはイマイチ理解できませんが,「ベッドでやって欲しいこと」を彼女が手紙に書いて青年に読ませるシーンは滑稽で笑えます。ほんとに変わった女性なんですが,主演のイザベル・ユペールはこの役を好演し,カンヌの最優秀主演女優賞も受賞しています。

 ラストの終わり方もなんだか「拍子抜け」で,僕にはちょっと理解できない映画でしたが,「すごい傑作!」という人も多いみたいで,その結果がカンヌ映画祭グランプリということなんでしょう。いずれにしても,僕には衝撃的な映画でした。何が衝撃的かって,この映画がグランプリを受賞したということが。

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