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2009年12月26日 (土)

変身人間(その3)

 CSの「日本映画専門チャンネル」で放送中の,東宝特撮「変身人間シリーズ」の最終回です。【ネタバレあり】

ガス人間第1号(1960年公開)
 監督:本多猪四郎
 出演:土屋嘉男,三橋達也,八千草薫 ほか

 生体実験の失敗によって身体をガス化できる特殊能力を持ってしまった「ガス人間」は,その能力を生かして銀行強盗を繰り返し,強奪した金を愛する日本舞踊の家元に貢ぐという恋愛サスペンス物語。

 「美人の家元」役は,他の東宝特撮映画には馴染みのない八千草薫さんが演じています。このためか,他の東宝特撮映画とはひと味違った雰囲気の映画になっています。映像美もなかなか見事で,今の時代でも十分鑑賞に堪えられる映画だと感じました。おすすめです。

 それにしても,ガス人間に対してピストルで攻撃する警察って,なんかマヌケです。ていうか,昔の警察って,映画の中ではどんな相手に対してもピストルでばんばん直接攻撃していましたね。威嚇目的以外の射撃は禁じられているはずなのに,ちょっと信じられません。

マタンゴ(1963年公開)
 監督:本多猪四郎
 出演:久保明,土屋嘉男,小泉博,水野久美 ほか

 7人の男女を乗せたヨットが嵐に遭遇して無人島に漂着。やがて食料が少なくなり,その島に群生していたキノコを食用にする者が出始め,そのキノコを食べた人間は徐々にキノコ人間「マタンゴ」へ変身していくというこわ~い映画です。

 変身人間シリーズとして「透明人間」「液体人間」「気体人間」の映画が作られ,もうネタ切れかと思ったら,なるほどこういうアイデアもあったんですね。「マタンゴ」の語源が何かは知りませんが,ドラクエにもキノコのお化け「マタンゴ」というモンスターがいました。ドラクエのマタンゴはこの映画が語源なんでしょうか。

 この映画は以前のブログで紹介済みなのでこれ以上は省略しますが,東宝特撮映画の中では僕のお気に入りの1本です。

過去の関連記事:
 変身人間(その1)(2009年12月20日)
 変身人間(その2)(2009年12月22日)
 東宝の特撮映画(2008年12月19日)

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コメント

かばさん、すばらしいエントリを連載でありがとうございました!しかしマニアックですねー!(笑)「東宝特撮映画DVDコレクション」で、「変身人間シリーズ」が発刊になるのを心待ちにしている私です。
「マタンゴ」は、学生時代にみなみ会館で観たのですが、あれで変身人間シリーズにハマりました。東宝特撮はやっぱり素晴らしいですねー。単なる怪奇ものじゃなくて、社会的なメッセージもあったりして。

…あ!「学生時代に観た」と言っても、10数年前ですよ(笑)(リアルタイムじゃありません)

投稿: kate* | 2009年12月27日 (日) 17時59分

 こんにちは。
 変身人間シリーズは,社会的メッセージとか人生観とか,色々考えさせられる映画ですよね。たとえば「マタンゴ」では,あのまま島に残ってキノコ人間として不自由なく生きていた方が幸せだったのかも・・・みたいな。
 ちなみに僕は,変身人間シリーズのうち「マタンゴ」だけはリアルタイムで見た記憶がありますよ~(笑)

投稿: かば | 2009年12月27日 (日) 23時43分

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