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2009年12月22日 (火)

変身人間(その2)

 前回に続いて東宝の特撮「変身人間シリーズ」の第2弾です。【ネタバレあり】

美女と液体人間(1958年公開)
 監督:本多猪四郎
 出演:佐原健二,白川由美,平田昭彦 ほか

 原爆実験の巻き添えで液化してしまった「液体人間」に触れることよって,人間が次々と液化して姿を消してしまうというストーリー。この液体人間は合成画像であることが見え見えで,この時代の他の特撮映画と比べると,特撮技術がちょっとショボい感じがしました。なお,「美女」役は白川由美さん。

 それにしても気になったのは,映画の中とはいえ,当時の警察ってやることがひどかったですね。捜査令状なしに人の家に勝手に上がり込んで物色したり,逮捕状もないのに被疑者を警察に引っ張ったり所持品を取り上げたり,逮捕状もないのに「容疑者」と呼んだりいきなり手錠をかけたり,むちゃくちゃです。

 結局この「液体人間」は,精神を持った人間の変形。にもかかわらず,下水道へ追い込んで焼却してしまうという結末。う~~ん,ほんとにこんなことをしていいんでしょうか。

電送人間(1960年公開)
 監督:福田純
 出演:鶴田浩二,平田昭彦,白川由美 ほか

 この映画も白川由美さんが出演していますが,こちらのタイトルは「美女と・・・」が付かないタダの「電送人間」。特殊な機械によって電気的な立体映像を遠隔地に再現し,その立体映像である「電送人間」が連続殺人事件を起こすというストーリー。

 それにしても「電送」ってのはレトロな響き。1970年の大阪万博のパビリオンで,「未来の夢の新聞」と称して「電送新聞」のサンプルがしきりに配布されていたのを思い出します。電送新聞というのは,結局は今で言うFAXのことですが,今やそのFAXでさえネットの普及によって使用頻度が少なくなっていますよね。時代は変わるものです。そういえば,ファックスといえば,以前仕事でファックスを送った後にメールで「ファック送った!」という連絡をくれた人がいて,椅子から転げ落ちそうになったのを思い出しました・・・すみません,思いっきり下ネタでした。

 話を戻して,この映画,特撮効果の見せ場はあまりありませんが,電気的に再現した人間に時々「ビリビリ」とノイズが入って不鮮明になったりするシーンは秀逸です。この電送人間は,実像のようで実像ではないはずなのに,警官に追われてなんで走って逃げる必要があったのか,結局僕にはよく理解できませんでした。

 過去の関連記事:変身人間(その1)(2009年12月20日)

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