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2009年9月23日 (水)

ダムは必要?

 政権交代により,民主党政権は八ツ場ダムと川辺川ダムの建設中止を明言しています。それにしても,「かわべがわダム」はパソコンで変換できますが,「やんばダム」は正しく変換できませんね。なんで?

 それはともかく,前原国交相は23日に八ツ場ダム建設予定地を視察し,群馬県知事や地元町長らと意見交換し,建設中止撤回を求める知事らに対し,前原国交相は撤回する考えはないことを改めて示したとか。水没予定地区の住民代表らは「中止ありきで話はできない」として意見交換を拒否したらしい。

 計画から57年たっても本体工事に着工していない今,建設を継続すべきか中止すべきか,どちらがいいのか専門的なことは僕にはわかりません。八ツ場ダムの場合,建設中止した方がカネがかかるみたいなことも言われていますが,「高速道路無料化の経済効果が2.7兆円ある」という試算結果を自民党政権下で隠していたことからもわかるように,国交省官僚の主張はまったくアテになりません。建設を継続した場合には,予定どおりに行かずに費用が大きく膨らむというのはよくあることなので,「建設中止した方がカネがかかる」という国交省の試算は信用できません。

 ただ言えることは,建設中止は民主党の政権公約であり,民主党が政権を取った今,建設中止を実行するのは民意であり,建設を中止するのは政府の義務でしょう。民主党政権が今さら建設中止を撤回できないのは当然です。しかも,八ツ場ダムの受益者とされる6都県や川辺川ダムの受益者とされる熊本県は,いずれも民主党が大半の議席を獲得しており,受益者である地元の民意も「建設中止」と言えるでしょう。しかも,川辺川ダムの地元である熊本県知事も建設中止に前向きらしいです。

 にもかかわらず,建設中止を主張する住民の意見はほとんど報じずに,建設中止反対が地元住民の多数意見であるかのように報道するメディアも,なんだかなーと思います。たしかに,水没地区の地元住民は「移転も済んだのに今さらなんで?」という思いがあるのは当然だと思うし,国の方針に翻弄されている地元住民の方は本当に気の毒だと思いますが,民主党が政権を取ってしまった今となっては遅すぎる感があります。「中止ありきでは出席できない」として意見交換会をボイコットした住民側は,政権公約の重みをわかっていない「大人げない行為」に見えました。

 逆に,民主党にしても,政権を取ってから現地を視察したり地元住民を説得したりするというのは遅すぎるように思えます。これらは公約として掲げる前にきちんと実施しておくべきだったと思いますよ。ということで,僕には「どっちもどっち」と見えました。

 それにしても,マニフェストに掲げた内容をストレートに実行しようとする民主党政権対しては,ある意味「頼もしい」と感じるとともに,公約にない諸施策に対してきちんと信念を貫けるのか,心配というか,怪しいなと感じています。かつて,公約に掲げた「都市博中止」はきちんと実行したものの,その後はほとんど役人の言いなりになってしまった東京都の青島元知事と,今の民主党政権がダブってしまいます。

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