« 2009年8月 | トップページ | 2009年10月 »

2009年9月27日 (日)

トイレ擬音装置

 温水洗浄便座(登録商標「ウォシュレット」)は超快適で,これに使い慣れてしまった今,これなしでは僕は生活できません。わが家の2箇所のトイレは20年前から装備済みなんですが,公共トイレでの温水洗浄便座の普及率って,どれくらいなんでしょうね。デパートやスーパーや会社関係ではかなり普及していますが,まだ和式の所も多く,全体の普及率からすると50%以下というところでしょうか。また,国内のホテルではかなり普及しているようですが,列車・飛行機や駅などのトイレでは皆無ですね。僕としては,今後,列車や駅で普及することを切に願っています。

 公共の男性用トイレの温水洗浄便座に「ビデ」の機能があったりするのには笑えますが,それはともかく,男性用トイレでは絶対に見ることができないのが「トイレ擬音装置」と呼ばれる装置。世の中にこういうのがあることは聞いていましたが,僕は一度も実物を見たことがありません。女性用の公共トイレではある程度普及しているらしいですが,普及率ってどれくらいなんでしょうね。興味あります。それと,こんなのが普及しているのは日本国内だけなんでしょうか。

 これを販売しているTOTOのホームページによると,女性は1回のトイレ使用で平均2.5回水を流すそうで,「トイレ擬音装置」は,フラッシュバルブの流水音を流して「その音」を消すことにより節水し,トイレを使用する女性を1日に100人とした場合,節約できる年間水道料金は178万6000円にもなるとか。

 音を聞かれたくないというのは女性特有の羞恥心なのかと思いますが,男性トイレでの男性の立場からすると,聞かれて恥ずかしいかどうかはともかく,「排泄音を聞かされる」というのもけっこう不愉快なものですよ。その意味で,この装置は男性用トイレに普及してもおかしくないのにと思います。

 それにしても,最近の洋式トイレというのは,和式トイレや旧式の洋式トイレに比べて,節水・静音がかなり進んでいるのに,わざわざ大きな流水音を出す装置を付けるのって,なんだか矛盾しているようにも思えます。騒音の小さいハイブリッド車に対して,安全対策として疑似音を出そうとしているみたいで,なんだか笑えますね。

 さて,この「トイレ擬音装置」の写真をネットで見つけたので,こんなの見たことない男性の方はご覧下さい。TOTOの「音姫」という商品で,AC100Vタイプと乾電池タイプがあるらしいです↓

Photo_2 

 この写真でわかるように,センサーに手をかざすと25秒間音が流れるらしい。また,音が停止する前にランプが点滅するので,「まだ終わってない!」という時には,再度センサーに手をかざして延長できるみたいですね。さすがに日本の製品らしい,きめ細かな気配りが伺えます。もっとも,「音停止」のボタンは必ずしも要らないような気もしますが。

 ところで,この装置が出す流水音って,どの程度の音量なんでしょうね。「私は音が大きいから,こんなんじゃ音を消せない!」っていう人はいないんでしょうか(笑) そういう人のために,ボリュームまたは音量アップスイッチなどを設けた方がいいんじゃないでしょうか。って,僕が心配するのもヘンですが。

 過去の関連記事:温水洗浄便座(2006年4月27日)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年9月23日 (水)

ダムは必要?

 政権交代により,民主党政権は八ツ場ダムと川辺川ダムの建設中止を明言しています。それにしても,「かわべがわダム」はパソコンで変換できますが,「やんばダム」は正しく変換できませんね。なんで?

 それはともかく,前原国交相は23日に八ツ場ダム建設予定地を視察し,群馬県知事や地元町長らと意見交換し,建設中止撤回を求める知事らに対し,前原国交相は撤回する考えはないことを改めて示したとか。水没予定地区の住民代表らは「中止ありきで話はできない」として意見交換を拒否したらしい。

 計画から57年たっても本体工事に着工していない今,建設を継続すべきか中止すべきか,どちらがいいのか専門的なことは僕にはわかりません。八ツ場ダムの場合,建設中止した方がカネがかかるみたいなことも言われていますが,「高速道路無料化の経済効果が2.7兆円ある」という試算結果を自民党政権下で隠していたことからもわかるように,国交省官僚の主張はまったくアテになりません。建設を継続した場合には,予定どおりに行かずに費用が大きく膨らむというのはよくあることなので,「建設中止した方がカネがかかる」という国交省の試算は信用できません。

 ただ言えることは,建設中止は民主党の政権公約であり,民主党が政権を取った今,建設中止を実行するのは民意であり,建設を中止するのは政府の義務でしょう。民主党政権が今さら建設中止を撤回できないのは当然です。しかも,八ツ場ダムの受益者とされる6都県や川辺川ダムの受益者とされる熊本県は,いずれも民主党が大半の議席を獲得しており,受益者である地元の民意も「建設中止」と言えるでしょう。しかも,川辺川ダムの地元である熊本県知事も建設中止に前向きらしいです。

 にもかかわらず,建設中止を主張する住民の意見はほとんど報じずに,建設中止反対が地元住民の多数意見であるかのように報道するメディアも,なんだかなーと思います。たしかに,水没地区の地元住民は「移転も済んだのに今さらなんで?」という思いがあるのは当然だと思うし,国の方針に翻弄されている地元住民の方は本当に気の毒だと思いますが,民主党が政権を取ってしまった今となっては遅すぎる感があります。「中止ありきでは出席できない」として意見交換会をボイコットした住民側は,政権公約の重みをわかっていない「大人げない行為」に見えました。

 逆に,民主党にしても,政権を取ってから現地を視察したり地元住民を説得したりするというのは遅すぎるように思えます。これらは公約として掲げる前にきちんと実施しておくべきだったと思いますよ。ということで,僕には「どっちもどっち」と見えました。

 それにしても,マニフェストに掲げた内容をストレートに実行しようとする民主党政権対しては,ある意味「頼もしい」と感じるとともに,公約にない諸施策に対してきちんと信念を貫けるのか,心配というか,怪しいなと感じています。かつて,公約に掲げた「都市博中止」はきちんと実行したものの,その後はほとんど役人の言いなりになってしまった東京都の青島元知事と,今の民主党政権がダブってしまいます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年9月21日 (月)

時効成立

 公訴時効に関する最近のニュース・・・
(1)1994年9月14日 住友銀行(現三井住友銀行)名古屋支店長が短銃で射殺された事件の公訴時効が,9月14日午前0時に成立。
(2)1995年7月30日 東京都八王子市のスーパーのアルバイト高校生ら女性3人が拳銃により射殺された事件の公訴時効まで残り約10ヶ月。
(3)1996年 東京都葛飾区柴又で上智大学の女子大生が殺害された事件の公訴時効まで2年。

 公訴時効によって殺人犯を訴えることができなくなるというのは,被害者遺族にとっては許せないことであり,被害者感情からすれば「殺人事件に時効は不要」という主張には理解できます。刑事事件に時効が存在する理由にはいろんな説があるみたいですが,事件発生から長期間経過したことによって犯罪の立証が困難になり,結果として捜査費用が高額となるのを防止するため・・・みたいなことがよく言われています。

 ところが,刑事訴訟法255条では,被疑者が国外にいる期間は時効が停止すると定めていて,たとえば「よど号ハイジャック事件」の犯人は国外に逃亡しているため,いまだに時効が成立していないらしい。でも,犯人が国外にいる期間は時効が停止するという規定は,「時間が経つと立証が困難になる」という時効の存在理由と矛盾してますよね。というか,人を何人殺しても15年経ってしまえば時効成立なのに,たとえ人に危害を加えなくても国外へハイジャックした犯人は永久に時効が成立しないというのは,どう考えても不公平です。

 もっとも,時効が成立したとされている事件であっても,犯人に海外滞在期間があればその間は時効が停止しているので,ひょっとしたら「住友銀行支店長射殺事件」も「三億円事件」も,実際にはいまだに時効が成立していないという可能性があるわけですよね。

 今や「三億円事件」といっても知らない世代が多いかも知れませんが,この事件は,東京都府中市で1968年12月10日に,白バイに乗ったニセ警官が,現金輸送中のクルマを停めて「爆弾が積まれている」と言って運転していた銀行員を避難させ,そのスキに現金輸送車を奪って逃走したという窃盗事件です。今でこそ,宝くじやtotoBIGの賞金で3億円を手にすることができるので,「3億円」といっても驚きませんが,当時としては被害額3億円というのはケタ外れの大金で,現在の貨幣価値だと20~30億円に相当するらしく,この意味で衝撃的な事件でした。それにしても,こんな大量の現金を,普通の銀行員が普通の乗用車で運搬していたというのは,今の時代では考えられないことですよね。

 さて,話は飛びますが,最近CS放送で見た「三億円事件」に関する映画の感想。「初恋」(2006年公開,監督:塙幸成,出演:宮崎あおい,小出恵介,宮崎将,小嶺麗奈 ほか)という映画で,「三億円事件の実行犯は女子高生だった」という設定になっています。当時は婦人警官こそいたものの,パトカーや白バイに乗るような女性警官は皆無だったので,現金を奪われた行員は,犯人は当然男性だと思っているところが盲点で,真犯人が女子高生というのにはちょっと無理があるものの,なかなか面白い発想で,こういう設定もアリかなと思いました。それに,実行犯役の宮崎あおい さんはちょっと男っぽい顔立ちなので,適役だったかも。

 事件後の後日談に多少のオチはあったものの,この事件を起こした主犯の動機がイマイチ非現実的で,映画のストーリーも,サスペンスでもない,恋愛ものでもない,大学紛争の挫折ものでもない,中途半端だったという印象があります。でも,事件の派手さに比して,映画は派手さを抑えて地味な作りだったという点は好感が持てました。

 登場人物の髪型やファッションや,当然のことながらクルマの型式など,1960年代の雰囲気をよく再現できていたと思いますが,この時代に生きた僕としては,時代考証的にちょっと違和感あるシーンが随所に見られました。ひとつは女性の言葉遣いが,なんとなく今風に感じられたこと。そして,信号機や道路標識のデザインが当時のものと違っていた点も気になりました。時代劇と違って,実際にその時代に生活した人がいる時代の映画というのは,僕のように細かいところに突っ込む人がいるので,映画を作る方も大変でしょうね。

 映画のタイトルが「初恋」というのには違和感を覚えますが,最後の最後で,なんでこの映画が「初恋」なのかがわかるようになっています。それにしても,この事件で盗まれた3億円分の紙幣は,いったいどこに消えてしまったんでしょうね。民事の時効成立時点(1988年)では紙幣のデザインは全面的に新しくなっていて,強奪された大量の紙幣は旧デザインのものなので,今では簡単には使えなくなってしまったと思われます。

 過去の関連記事:時効廃止(2009年7月18日)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年9月18日 (金)

新政権スタート

 16日に民主党政権が誕生し,たった2日しか経っていませんが,新大臣のこれまでの言動をニュースなどで見る限り,政権が交代したという事実を強烈に感じさせてくれます。大臣に就任した人は,喜んでヘラヘラすることもなく,それなりに信念を持って発言しているように見えるのが新鮮だし,官僚が準備した想定問答集を持たずに会見に臨む姿は,なんとなく頼もしいです。もっとも現時点では,マニフェストに書かれていることを繰り返しているだけのようだし,これから発生するもっとドロドロした雑多な問題に直面した時にどう対応できるかは未知数であり,これからが正念場でしょうね。

 新内閣の各大臣は,八ッ場ダムの建設中止,後期高齢者医療制度の廃止,ガソリン暫定税率の廃止,天下りの廃止,生活保護母子加算の復活,障害者自立支援法の廃止,日米間密約文書の解明などを次々に明言していますが,「有権者が政権を選んだ政党のマニフェストに書かれていた内容だから実施するのは当然」というスタンスには好感が持てます。

 ここまで進んだ八ッ場ダム建設を今さら中止して本当にいいのかなと僕も思いますが,良い悪いの理屈ではなく,公約を守るのは当たり前であり,新内閣として最低限の義務でしょう。このあたりは,公約違反を指摘されて「そんなん,たいしたことじゃない」みたいな「名言」を吐いた小泉元総理とは大違いですね。

 ただ,なにしろ「与党慣れ」していない人たちなので,官僚の反発や,手ぐすね引いて待っている自民党などの野党攻撃に今後耐えていけるのか,また,過去の内閣で何度もあったように,失言問題やスキャンダルなどで出鼻をくじかれたりしないのか,ちょっと気になるところです。タダの国会議員の場合は失言もスキャンダルも「何でもあり」なのに,大臣になった途端に洗いざらいマスコミなどに調べられて吊し上げられるという傾向がありますよね(この傾向は前々からおかしいと思っていますが)。さて,鳩山内閣の最初の大臣辞任は,いったい いつ誰になるんでしょうね。

 ところで,新内閣の顔ぶれですが,奇をてらったような人事もなく,比較的オーソドックスにまとめたという印象です。たとえば田中真紀子氏のような「変人」が入閣しなかったのは良かったといえるでしょう。

 当初 行政刷新担当大臣の予定だった長妻昭氏は,「担当大臣でもいいので年金問題をやりたい」という本人の意向を受けて,仙石由人氏とチェンジして厚生労働大臣に指名されたらしい。でも,これまで厚生労働省の官僚を徹底的に批判してきた長妻氏が,同省のトップに立って官僚をコントロールできるかは大いに疑問。新内閣の中で真っ先に潰されそうな大臣は長妻氏ではないかという予感がします。

 片や行政刷新担当大臣に就任した仙石由人氏は,「予算もない,部下もない,ないないづくしの大臣」と愚痴っていましたが,そもそも「担当大臣」って何なんでしょう。調べたところ,担当省庁のある「大臣」に対して「担当大臣」というのは,正式には「内閣府特命担当大臣」と呼ぶそうで,担当する省庁がない場合には,内閣府の中に大臣席が置かれ,使える予算もなく,官僚という部下もいないそうです。そんな状態で本当にきちんと仕事ができるものなのか,僕にはよくわかりません。

 それよりも何よりも,各省庁の大臣と担当大臣との責任分担がよくわかりません。たとえば,原口一博 総務相がテレビ番組の中で,郵政事業を3社へ再編する案を述べたのに対して,亀井静香 郵政改革担当相は「郵政の担当である私が責任を持って決める!」と噛みついたそうな。省庁と重複する業務の担当大臣がいる場合には,担当大臣の権限の方が上ということなんでしょうか。よくわかりません。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2009年9月13日 (日)

利用明細のチェック

 僕がメインで使っているクレジットカードの利用明細は,かなり前から郵送でなくWeb確認の設定にしています。そうなると,利用明細を確認するには積極的にネットにアクセスする必要があり,これが面倒なため,ほとんどがノーチェック状態。さらに,クレジット支払いとなっているネット利用料金や携帯電話利用料金などの明細もさらにネットで確認する必要あり,これらの明細に目を通すことはほとんどありません。

 たまにはマジメにチェックしようと思って,Yahoo!BBのネット利用明細を確認したところ,なんと,実家のYahoo!BBに利用覚えのない「BBTV」の課金が。Yahoo!に問い合わせたところ,約2年半前に2ヶ月間無料キャンペーン案内が実家に電話できて,実家に下宿中の息子が承諾し,その後解約していなかったため利用継続していたことになっていたらしい。この「BBTV」は結局一度も利用していないのに,この間の課金合計は締めて約15万円。なんだか騙された気分です。

 僕は,たまに高額商品を衝動買いしたり,美味しいものを食べて贅沢したりすることもあるし,株の売買でン十万円の損失を出すこともありますが,それはそれで自己責任であり納得しています。でも,こういう「カネをドブに捨てる行為」というのはめっちゃ悔しいです。ということで,利用明細はたまにはチェックしてみるのが必要だと痛感しました。

 そして,携帯の利用料金。家族で携帯を何台も持っていると,その利用料金はけっこうバカにならないので,たまには明細をチェックして,ムダな出費がないか確認すべきですね。特に最近は,携帯各社は割安の料金プランをどんどん出しているので,自分の契約内容にムダがないか,こまめにチェックすべきでしょう。

 たとえばauでは,月額390円の負担で指定通話先3件のauケータイへの通話が24時間無料になるサービスと,パケット通信の月額定額料を引き下げた「ダブル定額スーパーライト」という商品が最近発売されています。ちなみに,従来からあるauの「ダブル定額」の定額料(月額)は2,100円で0.0525円/パケットの従量制,「ダブル定額ライト」の定額料(月額)は1,050円で0.084円/パケットの従量制,新商品の「ダブル定額スーパーライト」の定額料(月額)は390円で0.105円/パケットの従量制であり,いずれも月毎の上限額は4,410円となっています。

 一見すると,定額料390円の「ダブル定額スーパーライト」というのはとても魅力的ですが,この3つのプランをグラフで比較すると,下の絵のようになります(Excelで作ってみました)。

Photo

 この絵のように,新商品の「ダブル定額スーパーライト」が最も割安となるのは10,000パケットまでで,「ダブル定額ライト」が最も割安となるのは25,000パケットまで。25,000パケット以上84,000パケットまでは「ダブル定額」が最安値です。

 普通に毎日Webにアクセスしている人の場合は,おそらく毎月84,000パケット以上は利用していると思うので,どのプランでも同じでしょう。でも,パケット通信はメールぐらいしか利用しないという人にとっては,どの商品が最もトクなのか,めっちゃ悩みますね。auの利用明細に利用パケット数が明記されていないというのも超不親切です。というか,新商品の「ダブル定額スーパーライト」がトクになるのは,ごく限られた人だけではないでしょうか。ということで,本当にトクなのかどうかわからない新商品には騙されないように,十分注意したいものです。

 過去の関連記事:携帯の料金体系(2008年10月4日)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年9月 8日 (火)

クリアした!

 7月に発売された「ドラクエ9」(ドラゴンクエストIX「星空の守り人」)をようやくクリアしました。いい歳したオッサンが? って思われるかも知れませんが,いやー,けっこうハマりましたよ。ということで,これまでの感想などを。

 今回のドラクエは携帯ゲーム機のニンテンドーDS対応。これには賛否両論あったようで,やはり「据え置き型ゲーム機でやりたい!」という声も多かったようですね。で,僕も,当初は「大きな画面でやりたい」と思っていたんですが,実際にやってみると,DSのドラクエはとても快適でした。まずは,いつでもどこでも,寝っ転がってできるという点が,モノグサな僕には最適でした。それに,いい歳したオッサンがテレビ画面にかじりついてゲームしてるのはみっともないものですが,携帯ゲーム機だとこっそり隠れてできますもんね(笑)

 そして何よりも,上下2画面あるため操作性が抜群に良かったですね。ニンテンドーDSはRPGに最適のゲーム機だと感じました。フィールドを歩いている時はフィールドのマップが,村の中では村の全体マップが,ダンジョンの中ではダンジョンのマップが,それぞれ上画面に表示されます。これは,方向オンチの僕にはありがたいし,ダンジョンの中で地図をメモるような面倒なことは一切不要でした。ちなみに,戦闘シーンになると,下画面にステータスが表示され,上画面には3Dアニメーションで戦闘シーンが表示されます。このアニメーションの臨場感はなかなか良かったし,敗れたモンスターが倒れる時の動きもよくできています。

 ただ,画面が小さいのはやはり難点。文字はなんとか読めますが,漢字にふられたルビは潰れて読めません。漢字の読めない低学年生や麻生さんには,このゲームはちょっと厳しいかもね。また,セーブが1個しかできないのもイマイチ。いつでもどこでも中断できる機能があるので,セーブしてしまっていいかどうか迷った場合には,セーブせずに「中断」して終わらせるのがいいかも。いずれにしても,セーブが1個なので「家族で共有して同時進行」みたいな使い方はできません。

 RPGというのは,結局は,レールに乗って決められたストーリーの上を歩いているだけなんですが,そんなゲームの中で,いかにプレーヤーの独自性を出せるかというのは重要な要素でしょう。ドラクエ9の場合,プレーヤーと仲間の性別・名前・容姿などが自由に作れる点は,なかなか良かったです。ちなみに僕は,主人公の男性以外はすべて女性にして,好きな女性の名前をつけて楽しませてもらいました(笑)

 RPGの楽しみ方は人それぞれで,素早く次のステップへ進んで短時間でクリアしてしまう人もいれば,なるべくゆっくり楽しみながら,徹底的にレベルを上げて,ゴールドをいっぱい獲得して完全武装してから中間BOSSとの対戦に臨むという,慎重な人もいるでしょう。僕の場合は完璧に後者で,標準到達レベルが10のところをレベル13ぐらいに上げて,その場所で手に入る最強の装備をしないと気がすまないという,臆病で神経質なタイプです。このため,中間BOSSに対しては必ず圧勝です。RPGというのは,プレーヤーの性格を反映してるというか,人生の縮図みたいで,面白いものです。それにしても,ゲーム発売後1週間もしたら,中古ソフトが販売されていたり,ネットに攻略チャートがアップされてたりなど,いったいどんなスピードで攻略してる人がいるねん! と,僕にとっては驚きです。

 やたらパズル性が高くて難解なRPGもありますが,このドラクエ9に関しては,全般的に難易度も低く,僕のようなオッサンでも適度に楽しめたゲームです。また,遭遇する前のモンスターがフィールド上に見えるので,嫌いなモンスターを避けて歩いたり,好みのモンスターを選んで戦闘したりできるのもありがたかったです。

 あと,各種の効果音は相変わらず素晴らしいです。おなじみの「かいしんのいちげき」の効果音は爽快だし,タンスの引き出しや扉を開ける音や,ツボを割る音や宝箱を開ける音など,前作よりも一段と磨きがかかって,すごくリアルですね。

 このゲームは3DタイプのRPGですが,フィールド上の視点は南から見た一方向で固定。また,村の中やダンジョン内では,左右45度までしか回転できません。フル3Dタイプでない点には不満があるものの,操作を難解にしないためにはこういう割り切りもアリかと思います。

 僕は数日前に本編をクリアしましたが,クリアした時の達成感とともに,クリア後の脱力感というか寂しさというのは,RPGには付き物。ところが,ドラクエ9の場合は,本編をクリアしてからの楽しみが色々あるみたいです。本編クリア後にあるイベントを達成すると,箱船を自由に操縦して全世界を飛び回ることができ,クリア後に初めて行ける場所がいくつもあるらしい。また「宝の地図」で何箇所もの宝探しができます。また,ラストBOSSとは何度も戦闘を繰り返すことができ,その都度ラストBOSSの経験値獲得とエンディングが楽しめます。ということで,僕の旅はまだまだ続きそうです。

 過去の関連記事:テレビゲーム(2007年1月2日)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年9月 3日 (木)

おかしな選挙制度

 総選挙の結果は民主党が308議席を獲得し,いよいよ政権交代ということになりました。それはそれで受け入れるとして,前回自民党が大勝した郵政選挙と同様に,僕はすごく「歪んだ選挙結果」だと感じています。

 各党の獲得議席数 (選挙区)(比例区)
   民主党  308 (221)  (87)
   自民党  119 ( 64)  (55)
   公明党   21 (  0)  (21)
   共産党    9 (  0)  ( 9)
   社民党    7 (  3)  ( 4)
   みんなの党  5 (  2)  ( 3)
   国民新党   3 (  3)  ( 0)
   新党日本   1 (  1)  ( 0)
   新党大地   1 (  0)  ( 1)
   無所属    6 (  6)  ( 0)

 各政党の全国平均の得票率(支持率)を見たい場合,選挙区選挙は候補者を立てていない政党が多いので,やはり比例代表区の得票率が参考になります。比例区の全国合計の得票率は,高い順に以下のとおりです↓

   民主党  42.4%
   自民党  26.7%
   公明党  11.4%
   共産党   7.0%
   社民党   4.3%
   みんなの党 4.3%
   国民新党  1.7%
   新党日本  0.8%
   幸福実現党 0.7%
   新党大地  0.6%
   改革クラブ 0.1%
   新党本質  0.0%

 このように,民主党の獲得議席308は全議席の64%ですが,比例区での得票率はたった42%で半数以下です。いかに小選挙区制が二大政党に有利かということですね。前回の郵政選挙の結果も同様で,比例区の自民党の得票率は38%,民主党の得票率は31%と,得票率に大差なかったものの,獲得議席数は民主党の113に対して自民党は296と,第1党の圧勝でした。今回はまったく逆の結果でしたが,小選挙区主体の選挙制度である限り「ほどよいバランス」となる可能性は低く,必ずどちらかが圧勝になるのではないかと思えます。

 得票率に比例して議席配分されるべき比例区でさえ,ブロック分割があるために,得票率が正確に議席数には反映されず,少数政党に不利な制度になっています。下の数字は,ブロックのない全国一律の比例代表制だと仮定した場合の,比例区の獲得議席数です(カッコ内は,実際の比例区獲得議席数)。

   民主党   76(87)
   自民党   48(55)
   公明党   21(21)
   共産党   13( 9)
   社民党    8( 4)
   みんなの党  8( 3)
   国民新党   3( 0)
   幸福実現党  1( 0)
   新党日本   1( 0)
   新党大地   1( 1)

 さらに,もし全議席が全国一律の比例区のみだと仮定した場合,各党の獲得議席数は以下のようになります(カッコ内は,実際の獲得議席数)。

   民主党  204(308)
   自民党  128(119)
   公明党   55( 21)
   共産党   34(  9)
   社民党   21(  7)
   みんなの党 20(  5)
   国民新党   8(  3)
   新党日本   4(  1)
   幸福実現党  3(  0)
   新党大地   3(  1)
   無所属    0(  6)

 この議席配分だと,民主党単独では過半数の241議席には届きません。統一会派または連立が予定されている社民党・国民新党・新党日本・新党大地の議席を合わせても,やっと240で半数。過半数には1議席足りません。

 逆に,もしすべての議席が小選挙区のみだったら,単純計算で以下のような議席配分になります(カッコ内は,実際の獲得議席数)。

   民主党  354(308)
   自民党  102(119)
   公明党    0( 21)
   共産党    0(  9)
   社民党    5(  7)
   みんなの党  3(  5)
   国民新党   5(  3)
   新党日本   2(  1)
   幸福実現党  0(  0)
   新党大地   0(  1)
   無所属    9(  6)

 この場合は,民主・自民の2大政党と,二大政党と選挙協力をした政党を中心に議席を獲得しています。しかも,民主党単独で3分の2はおろか74%の議席を占めることになります。小選挙区は,二大政党制というよりも一党独裁政治に近づく制度で,比例代表制は多種多様な政党の進出を許容する制度と言えるでしょう。

 この仮想の議席配分結果を見て,どちらがいいと考えるかは人それぞれだと思いますが,僕は絶対「全部比例代表派」ですね。現在の制度は小選挙区と比例代表の並立制ですが,小選挙区議席の比率が高く,ちょっと危険に思えます。しかも,さらに比例区の議席数を減らそうという動きがあるのには納得できません。

 本来,比例区は「二大政党に偏りすぎる小選挙区制の欠点を補う」という意味合いがあったのかと思いますが,二大政党の候補者にとっては「小選挙区の滑り止めのための制度」と化しているところが笑えますね。

 それよりも,比例区の議席を確保したのに,候補者が足りなくなって議席を他党に譲ってしまうというドジには笑えます。他党に議席を譲ってしまったのは,前回の総選挙では1議席だけ(自民→社民)でしたが,今回は近畿ブロックで民主2+みんな1→自民2+公明1,東海ブロックで みんな1→民主1と,計4議席もあったそうです。特に みんなの党は,候補者がいたのに選挙区との重複立候補で,規定の得票数(有効得票数の10%)に足りなかったために資格喪失というドジを踏んでいます。みんなの党は,本当に選挙制度を理解した上で選挙に臨んでいるんでしょうか。不思議な政党です。

 選挙区で有効得票数の10%以上を獲得しないと重複立候補しても当選資格がないという制度は理不尽だと思いますが,そもそも,候補者不足の場合に他の党へ議席を譲るという制度もまったくヘンです。候補者が足りないなら,名簿への追加登録を認めるか,もしくは欠員とすべきでしょう。投票した党と違う候補者が当選してしまうというのは,明らかに欠陥制度です。有権者から憲法違反(14条とか19条とか)という訴えが起こされるかも知れませんよ。

 過去の関連記事:解散しちゃった(2009年7月21日)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年8月 | トップページ | 2009年10月 »