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2009年7月26日 (日)

なんにも変わらない?

 クイズ番組「パネルクイズ・アタック25」で,最後の1枚のパネルを取る時に児玉清さんが必ず言う定型文は「ラストコール!」なんですが,最後のパネルを取った時に,他のパネルの色が何も変わらないと,児玉さんが必ず言うセリフが「なんにも変わらない!」なんです。「このシーンでは必ずこう言う!」という期待を裏切らずに語ってくれる児玉さんのセリフは,何度見てもほんと笑えます。ただ,最近児玉さんの語りに変化があったのがちょっと気になるし,これまでは一切説明のなかった「パネルの取り方」のルール説明が始められるなど,番組のスタイルが最近多少変わってきたような気がしますね。

 それはともかく,今日は政治の話題。今度の総選挙では,民主党を中心にした政権への政権交代の可能性が報じられていますが,仮に民主党が政権を取っても,「なんにも変わらない」のではないかと思えるようになってきました。というのは,民主党が公表した衆院選マニフェスト2009年版政策集では,6月時点の原案にあった「インド洋で給油活動を行う海上自衛隊の撤収」を削除して期限内の派遣を容認し,また,日米地位協定見直しの表現も緩和したということが報じられていたからです。

 インド洋派遣に関しては,補給支援特措法成立時には反対していたにもかかわらず,民主党が政権についた後も期限内の派遣を容認することになるらしいですが,補給支援特措法の期限が切れる2010年1月まで容認して以後は延長しないというのならともかく,岡田幹事長は「もともと,何が何でも反対していたわけではない」などと,期限延長も認めるかのような発言。

 これに対して,マスコミは「政権交代が視野に入り,民主党は現実路線にかじを切った」みたいに報じていますが,もともと期間限定の法律であり,しかも1年半前には「テロ特措法」が期限切れになって撤収して何も問題がなかったのに,なんでインド洋での給油活動を続けることが「現実的」という評価になるのでしょう。僕には理解できません。財源を明らかにしないバラマキ政策よりも,インド洋から撤収して無駄遣いをやめてその財源を他に回すことの方が,僕にははるかに「現実的」だと思えますけどね。

 また,日米間の不平等制が極めて高い日米地位協定に対しては,沖縄住民などから見直しの声が高く,もし民主党が政権を取ったなら,日米安保を破棄せよとまでは言わないまでも,せめて日米地位協定の見直しぐらいはぜひやって欲しいと思っていたのに,トーンダウンしたのはとても残念です。

 ということで,民主党のこのニュースを聞いて,児玉さんのセリフ「なんにも変わらない!」を思い出しました。それとも,ひょっとしたら,選挙の結果は自公が過半数を確保して引き続き政権を担当し,「政権政党はなんにも変わらない!」なんていうオチになるのかも。

 過去の関連記事:パネルの取り方(2007年4月15日)

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2009年7月23日 (木)

素晴らしい!

 昨日は,日本で46年ぶりに皆既日食が見られる日でした。ちょうどこの時間帯は自宅にいる予定だったので,部分日食の写真でも撮影しようかと思っていたんですが,関東地方はあいにくの空模様。このため,テレビにかじりついて皆既日食の生中継を見ていました。

 最長時間の皆既日食が見られるという悪石島や,屋久島や奄美大島はいずれも悪天候で,30万円以上のツアー代を払って出かけた人はほんとお気の毒でした。片や,テレビ中継していた硫黄島は快晴で,小笠原沖の船上で見る皆既日食の映像も最高でした。なお,以下の写真は,いずれも「体感! 46年ぶりの皆既日食」というNHKの番組からの転載です。

 まずは,おなじみの皆既日食シーン↓

Ncap067

 そして,ダイヤモンドリング↓

Ncap072

 特に,高倍率の望遠レンズを使ってハイビジョン映像で見たプロミネンスは凄かったです。感動です↓

Ncap060_2

 カラーテレビすら普及していない46年前には,こんな映像が自宅のテレビで見られるなんて,夢のようだったでしょうね。技術の進歩は素晴らしいものです。

 そして,太平洋上の船から見た,皆既日食中の水平線の映像↓

Ncap078

 自分の周囲だけが真っ暗で星が輝いているのに,水平線の彼方は明るく,周囲の空は360度すべて夕焼けのように赤く染まって見えるらしいです。こんな映像はめったに見られないでしょうね。感激です。そして,皆既日食を見て拍手喝采して感動する人々の様子を見ただけでも,こちらまで感動してしまいます。2035年に北関東で見られる皆既日食は,絶対見たいです。「皆既日食を見た人は人生観が変わる」みたいなことがよく言われますが,まあ僕の場合は,まだ生きているかどうかがわからない26年後に人生観が変わっても,今さらもう遅い・・・ってことになりますが(笑)

 それにしても,皆既日食というのはほんと不思議な現象です。太陽は月の400倍もの大きさがあるのに,地球からの距離が月までの距離のちょうど400倍あるために,地球から見た太陽の大きさと月の大きさがぴったり同じになり,このために皆既日食時にコロナが見えたりダイヤモンドリングが見えたりするわけで,ほんと「偶然のいたずら」というか,できすぎです。

 また,地球の隣の惑星のうち,太陽に近い側の金星は「灼熱の地獄」で生物は住めないし,太陽から遠い側の火星は「極寒の地」でやはり生物は住めない。地球というのは,生物が住むのに適した絶妙の位置にあるということですね。

 そして,地球が太陽面に対して24時間かけて自転している点も絶妙。月と地球の関係と同じように,もし地球が常に同じ面を太陽に向けていたとしたら,地球上で生物が住める地域は限定されていたでしょう。

 そして何よりも,地軸が太陽面に対して23.5度傾いているのも絶妙です。もしこの傾きがなかったら,日本は1年中「春」ということになり,四季のない,なんとも味気ない1年間になるということです。

 ということで,いろんな意味で,宇宙における地球というのは絶妙のベストポジションにあるものだと,今さらながら感動しました。

 過去の関連記事:皆既日食(2009年7月3日)

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2009年7月21日 (火)

解散しちゃった

 とうとう衆議院が解散しました。これでやっと4年ぶりの総選挙。ひさびさの総選挙で,結果がどうなるのか今からドキドキしますが,今回の解散は,与党にとっては支持率が底を打っている最悪のタイミングと言われています。与党にとっては,麻生内閣発足直後の支持率が高い時にさっさと解散しておけばよかったのに,これまでずるずると引き延ばしてきたということで,自業自得ということでしょうか。

 それにしても,犯罪経験はあっても国政経験のないタレント知事への出馬要請とか,自ら担ぎ上げた総裁を引き下ろす「麻生下ろし」のような内紛とか,最近の自民党の動きはちょっと見苦しい。なんとか選挙に勝とうとするための行動なんでしょうが,そのゴタゴタによってさらに支持率を下げたというのには笑えます。ただ,総選挙まで40日間もあり,この先何が起こるかわからない。自民党は一発大逆転のダメージを民主党に与えるような「隠し球」を持っているのかも知れませんよ。

 さて,前回(2005年9月)の総選挙では,自民党の得票率は38%,民主党の得票率は31%(いずれも比例区の得票率)と,得票率に大差がなかったにもかかわらず,獲得議席数は自民党の296に対して民主党は113と,半分以下でした。逆に今回の総選挙では民主党の優勢が伝えられ,獲得議席数では民主党の圧勝になるという予想が報じられています。

 小選挙区制というのは,二大政党以外を国政から排除しようというとんでもない制度だと思いますが,それだけでなく,わずかな得票差が大きな獲得議席数の差になってしまうという,民意を大きく歪める制度であり,ほんと腹立たしいし,許せません。選挙制度に対する僕の要望は,とにかく得票数に応じて公正に議席配分して欲しいという,その一点のみです。これを実現するには,全国一律の比例代表制しかあり得ないと思っています。全国一律であれば,毎度おなじみの「定数格差問題」も起こりえません。

 小選挙区での落選を恐れる候補者向けに,選挙区と比例代表区との重複立候補が認められていますが,これは言い換えれば小選挙区制の欠点を補うための制度でしょう。そこまでしてなんで小選挙区制を維持したいのか理解できません。最初から比例代表一本の制度にすればいいのにと思います。そして,この重複立候補者の復活当選制度は,小選挙区で供託金没収点未満の得票だった候補者の復活当選を認めないという,これまた「少数政党イジメ」の制度となっています。このルールは,法定得票数未満の候補や供託金没収点未満の候補が比例代表で復活当選してしまうのを防ぐために設けられたルールらしいですが,重複立候補者個人に対して供託金没収というルールがあること自体が制度上の矛盾であり,供託金没収点未満だからといって比例代表区での復活当選を認めないというのは筋違いではないでしょうか。

 この小選挙区比例代表並立制は,自社連立政権時代に自民党・社会党(当時)がゴリ押しして成立させたものですが,この煽りを食らって元社会党である社民党は今や瀕死の状態。そして前回の総選挙では民主党がこの選挙制度で大きなダメージを受けています。そして今回自民党が獲得議席を大幅に減らせば,この選挙制度がとんでもない制度だということに全員がやっと気付いて,選挙制度を改革しようという動きになるかも・・・という淡い期待をしています。

 というか,衆議院を解散する前に,自分たちに有利になるように選挙制度を改革してしまおうという動きが,なんでなかったんでしょうね。衆議院で与党議員が3分の2以上の議席を持っている時なら「やりたい放題」の選挙制度改革ができたはず。自民党が選挙に勝つためにやるべきことは,「麻生下ろし」なんかではなく選挙制度改革だったと思いますよ。

 選挙に当選した直後の議員は,自分自身が当選した選挙制度を変えようとはしないでしょう。このため,圧倒的多数を持つ勢力が,次回選挙で大敗すると予想されている時こそが,多数勢力に有利になるような選挙制度改革を実施する千載一遇のチャンスなんです。なんでそういう発想をする議員が一人もいないのか,ほんと不思議です。しかも,小選挙区制を廃止する法案であれば,公明党はもちろん,共産党や社民党などの少数政党も絶対に乗って来たはず。与党の圧倒的不利と言われている今,選挙制度改革が与党の過半数割れを防ぐ「ウルトラC」だったかも知れないのに,こんなチャンスを逃して解散しちゃうなんて,ほんともったいないことをしたものです。こういうチャンスはもう当分来ないし,今の選挙制度がしばらく続くかと思うと,暗澹たる気持ちになります。

 過去の関連記事:
  選挙制度(2006年1月7日)
  選挙制度改革のチャンス(2007年8月26日)

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2009年7月18日 (土)

時効廃止

 重大事件の「公訴時効」の見直しに関する法務省内勉強会は,「生命を奪った犯罪のうち,法定刑の重い罪の時効は廃止し,それ以外は期間を延長するのが相当」とする最終報告を出す予定とのこと。最高刑が死刑にあたる強盗殺人や殺人は時効を廃止し,それよりも軽い傷害致死や危険運転致死などは時効延長を示唆する内容とか。

 この勉強会は,未解決事件の被害者遺族などから時効撤廃を求める声が強まったことなどを受けて今年1月に始まり,3月末の中間報告段階では,(1)時効廃止 (2)時効延長 (3)DNA型情報などを「被告」として起訴して時効を停止 (4)確実な証拠がある場合に検察官の請求で裁判所が時効停止か延長を決定・・・の4案を選択肢として提示していたもので,今回の最終報告で(1)時効廃止 と(2)時効延長 を決めたというもの。

 そもそも,時効って何のためにあるんでしょう。僕は法律の専門家ではないので詳しいことはわかりませんが,民事の場合にも時効があり,隣人が自分の土地にはみ出して家を建てても,一定期間経てばその部分は隣人の所有地になってしまうとか,借金の返済期限を過ぎて10年以上返済しなければ時効が成立して返済不要になるとか,そういった話を聞きますが,どう考えても理不尽ですよね。素人感覚では,民事上の問題に関しては時効なんか不要と思いますが,どうなんでしょう。

 刑事事件の場合は,時効の存在意義というのはある程度明確で,事件発生から長期間経過したことによって犯罪の立証が困難になり,結果として捜査費用が高額となるのを防止するということでしょうか。でも,犯罪被害者の感情からすれば「時効成立によって『逃げ得』になるなんて許せない」ということなんでしょう。

 これに対して日弁連(日本弁護士連合会)は,「被害者遺族に必要なのは時効廃止ではなく捜査能力の向上」「証拠が散逸してアリバイの証明が難しくなるなど被告が不利益を受ける」などの理由により全面的に反対しているのに併せて,国による被害者遺族らへの補償の充実などを提言しているとか。

 たしかに,多額の捜査費用をかけて半永久的に捜査を続けるよりも,その費用を被害者補償に充当した方がいいという日弁連の主張はもっともだと思えるし,長期間たってから起訴されたら捜査権のない弁護側としては弁護が難しくなるという面もあるでしょう。

 いずれにしても,長期間にわたって大きなマンパワーをかけるような捜査方法はもはや時代遅れではないでしょうか。犯罪発生直後の初動調査にはそれなりの人的パワーをかけて証拠を収集し,その後は別の事件などでDNA情報や指紋などを収集した時に,即座に過去の全事件のデータベースを機械的に検索して照合させるようなしくみを確立しておけばいいのにと思います。そうすれば,時効を廃止したり延長したりしても捜査費用が増大することはないでしょう。

 ということで,あまり深く考えたわけではありませんが,僕の素人なりの考えとしては,民事・刑事ともに時効はすべて撤廃した上で,初動捜査以外の捜査は科学的・機械的なものに限定して捜査費用の圧縮を図るのがいいのではないかと思います。また,これと併せて,諸外国で実施されているように,検察側による控訴は認めないような法改正もぜひ実施して欲しいものです。

 刑事裁判では,強大な捜査権とすべての証拠物件を持っている検察側が圧倒的に有利なわけで,その検察が一審で有罪を立証できなかった場合には,控訴を認めずに無罪確定とするのが理にかなっていると思います。こうすれば,刑事裁判費用を低減できるとともに,一審しか裁判員裁判の対象になっていないという裁判員制度の最大の問題点も克服できるのではないでしょうか。

 ところで,運転免許証を取得したり更新したりすると,現住所・氏名・生年月日のほかに,本籍地から顔写真まで警察のデータベースに登録されてしまいますよね。併せて,警察がその気になれば,筆跡や指紋などの情報も取得して登録することも可能でしょう(ひょっとしたら既に実施しているかも)。いずれ捜査技術が進歩したら,運転免許登録時にDNA情報まで簡単に取得できるようになるかも知れません。そうなると,免許の更新手続きに行ったら,過去の未解決事件のDNA情報にヒットしてその場で逮捕・・・なんていうことが可能になるかも知れませんね。

 過去の関連記事:裁判員制度スタート(2009年5月23日)

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2009年7月17日 (金)

まずければ返金

 ハンバーガーチェーンの「ロッテリア」は,7月16日から「絶妙ハンバーガー」を販売。そして,もし客がこの商品を「おいしくない」と申し出たら,半分未満しか食べていない場合に限り,単品代金分の360円全額を返すキャンペーンを実施中とか。なお,このサービスが使えるのは1人1回までで,7月末まで実施中だそうです。

 「食べたのが半分未満」って,どうやって判断するんでしょうね。見た目で判断? 残った重量を計測? よくわかりません。また,「1人1回まで」って,どうやって正しく判断するんでしょうか・・・という突っ込みはともかく,このキャンペーンは,感覚的にすごく不愉快なサービスです。

 この不快感の理由を考えてみると,第一に,食べ物を残すことへの罪悪感でしょうか。返品した「半分以上」は当然捨てられてしまうわけで,やはりもったいない。出された食べ物はどんなものでも原則として残さないことをモットーにしている僕としては,少々まずくても,半分以上残して捨てるなんてありえません。そもそも自分で選んで購入した商品なので,よほどのことがない限り,きちんと食べるのがエチケットだと思いますよ。

 もっとも,まずいと感じたからといって,返金を申し出るにはそれなりの勇気が必要でしょう。また,重複申告防止のために返金した人の個人名を登録するのかと想像しますが,たかが360円を返金してもらうだけで,店に対して個人名(実名)を登録するというのも抵抗があるでしょう。ということで,現実には,返金を申し出る人は極めて少ないのではないかと想像します。

 このキャンペーンは,単に奇をてらっただけの企画に思えますが,おかげでこのようにマスコミがタダで報道してくれるわけで,宣伝効果は抜群でしょうね。この話題に釣られて「ほんとに美味しいのか,試しに食べてみよう」と思う人もいることでしょう。消費者をバカにしたようなキャンペーンだと思いますが,なかなか したたかな宣伝方法だと思いますよ。

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2009年7月16日 (木)

サイモン&ガーファンクル

 55歳の石田純一さんが22歳年下の東尾理子さんと結婚するという芸能ニュースが話題になっていました。東尾理子さんは33歳・・・若い! う~~ん,羨ましい。よーし,僕も頑張る!(何を?)

 それにしても,東尾理子さんの父親(東尾修氏)と石田純一さんは4歳の差,石田純一さんの息子さん(いしだ壱成氏)は東尾理子さんの1歳年上とか。いったいどんな家庭になるんでしょうねー。「プレイボーイの血を引いた息子が妻と浮気」なんてことにならないか,ちょっと心配になります。

 まあ,それはどーでもいいとして,最近の芸能ニュースとしては,「サイモン&ガーファンクル」のコンサートが13日に京セラドーム大阪で開かれたという話題の方が,僕にとっては興味を引きました。

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 (asahi.comより転載)

 僕の青春時代の思い出の音楽は,マイケル・ジャクソンではなく,やはりビートルズやサイモン&ガーファンクルですね。S&GのCDは今でも時々聴きますが,あの美しいハーモニーやはり最高で,懐かしくて泣けます。ところで,当時はみんな「サイモンガーファンクル」と呼んでいた記憶しています。最近は「サイモン アンド ガーファンクル」と言う人が多いみたいですが,この呼び方は僕にはちょっと違和感あります・・・って,どーでもいいことかも知れませんが。

 そういえば,S&Gの名曲に「明日に架ける橋(Bridge Over Troubled Water)」という曲がありますが,これって「あすにかけるはし」? それとも「あしたにかけるはし」?・・・僕は子どもの頃からずーっと「あすにかけるはし」だと思い込んでいましたが,まったく別の曲で倉木麻衣さんの「明日へ架ける橋(あしたへかけるはし)」というのを聴いた時,S&Gの曲もひょっとして「あしたにかけるはし」が正解だったのかと,その自信は揺らぎました。でもどっちが正解なのか,確かめる術がありません。外国語の楽曲の邦題をどう発音するのが正しいかなんて,翻訳して邦題を決めた人でない限り,絶対にわからないですよね。ということで,S&Gの「明日に架ける橋」をどう発音するかというのは,僕にとって永遠の謎なんです。ひょっとして,「みょうにちにかけるはし」でした なんていうオチがあるかも。

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2009年7月13日 (月)

開票速報

 12日は東京都議選の投開票。都民が選んだ結果なので,東京都民でない僕としては,選挙結果については特にコメントはありませんが,外野の僕でも,開票速報を見るのって楽しいものです。

 過去の国政選挙などでは,テレビの開票速報に釘付けになってハラハラしながら夜更かししたものですが,今回見たのはネットの開票速報だけで,テレビの開票速報は一切見ませんでした。開票速報というのは,開票経過の得票数や当確情報だけを淡々と放送してくれればいいのですが,テレビの場合,必ず当確者の万歳シーンやインタビューが入ります。僕にとっては,この万歳シーンなどはほんとウザいです。

 これに対して,ネットの開票速報は,得票数と当確者名などが画面に表示されるだけなので,静かで気持ちいいですね。特に,開票結果の早さと画面の見やすさでは,NHKのサイトが出色でしょうか↓

Nhk
  (NHKの都議選開票速報ページより)

 議席確定状況が色分けされて一目でわかり,見たい選挙区の地図上をクリックすると,その選挙区の開票状況がポップアップされます。また,右上には速報ニュースがテロップで表示されます。画面の内容が数分周期で自動更新されるのも便利です。そして何よりも,ネットはあの理不尽な受信料が不要なのが断然いい。NHK受信料を払っていない僕でも気兼ねなく見ることができるので,ネットはほんとありがたい。今さらですが,今回ネットの開票速報を見て,あらためてネットの便利さを体感できました。

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2009年7月12日 (日)

ぜんぶ,フィデルのせい

 絶対に全部は見きれないぐらいのたくさんの映画が,タダ同然で毎日CSなどで放送されていますが,そんな中で,なんとなくストーリーが面白そうなので見たところ,これが予想以上に傑作で,「拾い物」をしたという映画がありました。

「ぜんぶ,フィデルのせい」(2006年,イタリア/フランス)
 監督:ジュリー・ガヴラス
 出演:ニナ・ケルヴェル,ジュリー・ドパルデュー,ステファノ・アコルシ ほか

 舞台は1970年代のパリで,ミッションスクールに通う9歳の少女アンナは,スペインの貴族出身で弁護士の父と雑誌記者の母と弟の4人家族で,何の不自由もない贅沢な毎日を送っていたものの,ある日,長年スペインで反政府運動に携わっていた伯父が亡くなり,残された叔母と従姉妹がアンナの家で同居することになり,これを境に,両親は次第に共産主義的な価値観に目覚め,日常生活が激変していくというストーリー。

 アパート生活を強いられて見知らぬ人が出入りするようになったり,アンナの両親が学校へ申し出て宗教の授業への出席ができなくなったり,「ミッキーはファシスト」と教え込まれたりなど,親の価値観を押しつけられるアンナがとてもかわいそうで理不尽に思えます。この映画では,これらをすべてアンナの視点で捉え,アンナの目で見た「奇妙な大人の行動」として,ユーモアと皮肉たっぷりに描写されています。この視点は出色で,一つ一つのシーンがおかしく,決してコメディー映画でもないのに笑えるシーンが満載です。

 この映画は,共産主義的な考えを持つ人に対して皮肉たっぷりに描写されていますが,かといって当時のそういった思想を否定したり批判したりしたものでもないと思います。子どもの純粋な目線で見た,興味と驚きと戸惑いの感覚が,コミカルに描かれた作品と言えるでしょう。

 この映画のタイトルの「フィデル」は,キューバの革命家「フィデル・カストロ議長」を指しています。アンナの生活がこうなってしまったのはすべて「フィデル・カストロ」が原因らしいと,アンナの憤懣やるかたない気持ちが,「ぜんぶ,フィデルのせい」というタイトルに表われているようです。なかなかナイスなタイトルです。ちなみに原題は「LA FAUTE A FIDEL!」。

 アンナ役を演じているニナ・ケルヴェルさんはとてもかわいい少女ですが,いつも生意気でふてくされたような表情。常に しかめっ面で何かに不満を持ったような顔をしていて,アンナの心情がとても上手く表情に出ています。これが「地」なのか演技なのかわかりませんが,もし演技だったらほんと凄い少女です。

 この映画では,パリのはるか彼方のチリで,アジェンデ政権が誕生するシーンが背景になっています。1970年のチリ大統領選挙で誕生したアジェンデ政権は,世界初の民主的選挙による社会主義政権と言われていますが,1973年にアメリカが後押しした軍事クーデターによって倒閣され,その後軍事独裁国家に移行しています。アジェンデ政権の軍事クーデターによる崩壊というのは,当時の僕にとってはショッキングなニュースだったので懐かしいです。この軍事クーデターをドキュメンタリー・タッチで描いた「サンチャゴに雨が降る」という映画を見た記憶もあります。

 そういえば日本でも,55年体制当時には,「革新政権(今や死語?)がもし誕生したら自衛隊がクーデターを起こす計画あり」みたいな自衛隊の内部文書が暴露されて話題になったことがありました。これまたショッキングなニュースでしたが,当時は「やっぱりねー」という感想を持った記憶があります。どんな国家体制であっても,独裁国家の体制を守るのは軍隊であり,民主的な体制を倒すのもまた軍隊 というのがこれまでの世界の歴史。ベルリンの壁や旧ソ連を崩壊させて民主国家への道を開いたのは決して軍隊ではありません。

 「革新政権が誕生したら自衛隊がクーデター」なんて話があったことは,今の若い人はご存じないと思いますが,ちなみに,仮に今度の総選挙で民主党政権が誕生したとしても,いろんな意味で55年体制当時の「革新政権」とはまったくの別物。間違っても自衛隊がクーデターを起こすことはないので,その点は安心していいでしょう。

 話が大きく脱線してしまいましたが,この「ぜんぶ,フィデルのせい」という映画は,ユーモアたっぷりでとてもセンスいい映画だと感じました。ラストシーンもなかなか良かったですよ。ということで,この手の映画に興味ある方は,ぜひご覧下さい。CSの「ムービープラス」で,7月中に何度か放送される予定です。

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2009年7月11日 (土)

福知山線脱線事故

 107人が死亡した2005年4月のJR福知山線脱線事故で,神戸地検は,1996年の現場カーブ付け替え時に自動列車停止装置(ATS)の設置を怠って事故を発生させたとして,JR西日本の山崎正夫社長を業務上過失致死傷の罪で在宅起訴。これを受けて,山崎氏は社長を辞任する意向を表明したというニュースがありました。

 山崎氏はカーブ付け替え当時の常務取締役鉄道本部長であり,地検は安全対策を統括する最高責任者としての義務を果たさなかった過失が山崎氏にあると判断したとのことですが,これに対して,「事故が起こったのは付け替えから8年半後であり,8年半後の事故を予想できるわけがない」「法人としてのJR西に責任があるとしても,個人に刑事責任を問うのは無理がある」などの声が出ています。

 刑法では個人の刑事責任しか問えないといっても,鉄道事故の責任を法人でなく一個人だけに問うというのは,ちょっと無理があるように思えます。しかもこの事故は,運転士によるスピード違反が直接原因。スピード違反の引き金となった原因を問うのではなく,安全対策責任者の刑事責任を問うというのは,素人感覚では大いに違和感ありますね。

 それよりも何よりも,事故が起こってから4年以上も経過した今になって起訴というのにも,めちゃくちゃ違和感あります。地検はいったい今まで何をしていたんでしょうか。「犯人捜し」にこんなに時間がかかるものなんでしょうか。ちょっと信じられません。

 そしてもう一つ,僕が違和感を覚えたのが,この事故で家族を亡くした遺族のコメント。山崎社長の起訴に対して,「旧経営陣の責任はなぜ問われないのか」など,遺族には批判の声も多いみたいです。

 でも,このような事故に対しては,法人であるJR西に対して民事で徹底的に争うべき問題ではないでしょうか。遺族が刑事上の問題に対して「あの人も起訴すべき」みたいな発言をするのは,僕にはすごく違和感ありますね。

 殺人事件のように,被害者が実質的に民事で争えないケースの場合は,被害者感情を刑事裁判に反映したいという心情はある程度理解できますが,このような事故では,刑事上の問題は検察にまかせておけばいいのにと思います。まあ,自分が当事者じゃないので,こんなことが言えるのかも知れませんが。

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2009年7月 8日 (水)

おかしな修正案

 参院与野党の一部議員は,衆院で可決された臓器移植法改正案(A案)の修正案を参院に提出。「脳死は人の死」というA案に対して,「臓器移植の場合に限り脳死は人の死」とする現行法の規定を復活させたとのこと。さらに,「虐待を受けた子どもからの臓器提供の防止策を改正案施行前に実施」「小児の脳死判定基準の検討」「臓器提供した人の家族への精神的ケアや支援」など6項目の付則を盛り込んだとか↓

Photo
   (asahi.comより転載)

 最近の記事でも書いたように,人の生死というのは最終的には本人の意思が最も尊重されるべきであり,脳死を人の死と判断するかどうかは当事者(本人または家族)が決めればいい問題だと思っています。その意味で,今回衆院を通過したA案が理想に近いと僕は考えています。これに対して,今回参院で提出された修正案(というか現行法)は,「臓器移植の場合に限り脳死は人の死」ということですが,これって,同じ脳死に陥った人に対して,臓器移植する場合は「死」を認めるが,臓器移植しない場合は「死」を認めない,つまり生かし続けなければならないということですよね。臓器提供の有無によって「死」の判定が異なるなんて,おかしすぎます。

 「6項目の付則」の是非は僕には判断できませんが,この修正案が提出されたことによって賛否が分かれる可能性が高まり,成案のための意見集約がさらに難しくなったらしいです。やれやれ。

 過去の関連記事:臓器移植法改正(2009年6月19日)

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2009年7月 6日 (月)

左利き

 本日の朝日新聞の投書欄に「左手操作のデジカメが欲しい」という意見が出ていました。この投書者は,脳梗塞で右手がマヒしているため,左手で操作できるデジカメを探したけれど見つからずに落胆した・・・というような内容でした。

 今まで全然気にしたことなかったけど,たしかにカメラのシャッターボタンって,必ず右側にありますね。右手が使えない人はもちろん,左利きの人にとっても不便なんだろうなと,初めて気付かされました。統計によると,全人類のうちの約90%は右利きと言われていますが,言い換えれば左利きの人が10%もいるわけで,カメラなどは,左利きの人向けの商品があってもいいのにと思います。左利き用のカメラを1機種でも発売したら,絶対売れると思いますよ。

 あらためて回りを見渡してみると,右利きの人に有利になっているものがいっぱいあるのに気付きます。たとえばパソコン。マウスの「左クリック」は,右利きの人の場合は右手人差し指で操作するので,明らかに右利き用。でも,コントロールパネルの設定によって左利き用に変更できるので,これはこれでいいでしょう。でも,キーボード上にあるテンキーは,必ず右側に配置されているので,明らかに右利き専用ですね。左利き用に左側にテンキーが配置されたキーボードって市販されているんでしょうか。僕は見たことがありません。

 オフィスを見渡してみると,コピー機のテンキーなども必ず右側にあるので,右利きの人が操作しやすいようになっています。コピー原紙を自動送りするフィーダーも,原紙が右手でセットしやすいように,必ず右から左へ送るようになっています。また,電話機は,必ず受話器のコードが左側に付いていますね。これは,左手で受話器を持って,右手でダイヤルしたりメモを取ったりするという,右利きの人の使用を想定したものでしょう。

 片側に引き出しの付いた机の場合,基本的に右側に引き出しが付いているようです。これは,引き出しを右手で開閉できるようにという発想だと思いますが,右利きの場合,左側に書類等を置いて右手でメモを取ったりすることが多いので,デスク上のスペースは左側に広く取りたいです。このため,右利きの場合には,引き出しはむしろ左側にあった方が絶対便利だと僕は思います。多くの事務机の引き出しが右側に付いているのが,僕には不思議です。

 エレベータ内のボタンも,扉の片側にしかボタンがないタイプの場合は,僕の記憶では,ほぼ必ず扉の右側にボタンがあったと思います。これも右利き優位の一例でしょうか。駅の自動改札も,磁気切符の投入口や電子マネーのタッチ部はすべて右側ですよね。でも,右利きの人が右手に荷物を持って改札を通過する場合には,左側にタッチ部があった方が便利だと僕は思いますよ。特に新幹線なんかは,手ぶらで改札を通過する人は皆無で,ほぼ全員荷物を持っているわけで,右利きにとっては左側に投入口があった方が絶対いいです。

 これ以外に気付いたものとしては,腕時計のつまみ(竜頭)の部分は必ず右側にありますよね。これ,左利きの人にとっては扱いにくそうです。また,レストランなどで置かれる箸の向きや,ナイフとフォークの配置なども,左利きの人にとっては不愉快かも知れませんね。

 ちなみに,手や足に右利き・左利きがあるのと同じように,目や耳にも右利き・左利きがあると感じます。僕の場合,電話の受話器は必ず右耳に持ってくるクセがあるので,明らかに耳は右利きです。また,カメラのファインダーを覗く時も必ず右目。目もやっぱり右利きのようです。でも,飲む方だけは,どっちかといえば左利きかも。

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2009年7月 3日 (金)

皆既日食

 皆既日食が7月22日に日本国内で見られるそうです。国内で見られるのは1963年以来46年ぶりとか。といっても,今回皆既日食が見られるのは奄美大島北部・トカラ列島・屋久島・種子島南部など,ごく一部の地域で,それ以外の地域は部分日食です。詳細は国立天文台のホームページなどに出ています↓

http://www.nao.ac.jp/phenomena/20090722/index.html

 日食が起こるしくみというのは,太陽と地球の間に入った月によって地球から見た太陽が隠される現象で,このうち太陽が完全に隠れてしまうのが皆既日食です↓

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 (国立天文台のホームページより)

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(2001年6月21日ザンビアの皆既日食(同上ホームページより))

 日食が起こるしくみは常識として,7月22日に地球上のどの地点で皆既日食が見られるかというのも,このホームページに出ています↓

Mapworld

 皆既日食というのは,地球上のある地点が月の影になるわけで,地球のはるか上空から皆既日食を見た場合には,下の写真のように地表に影が見えます。この写真は,1999年の日食時に,高度約300~400キロの軌道を回っていたロシアの宇宙ステーショが上空から撮影した写真だそうです。(asahi.comから転載)

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 さて,今回わが関東地方で見られるのは部分日食ですが,22日はちょうど所用で仕事を休む予定のため,時間が合えば日食の観察ができるかなと思い,ネットで「日食メガネ」を探してみました。その結果Amazonで見つけたのがこれ↓

Dvd

 「日本皆既日食列島」という,今回の皆既日食を紹介したDVDで,日食メガネとガイドブックが付録について1,635円。日食メガネ単体だと1,500円程度なので,これはおトクかなと,思わず買ってしまいました。こちらが付録のメガネ↓

Photo_3

 なお,部分日食を見る場合には,このような専用メガネが必要で,肉眼はもちろん,サングラスや下敷きやフィルムの切れ端などで見るのは大変危険だそうです。そして,このDVDに収録されていた皆既日食の代表的シーンがこれ↓

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 皆既日食シーン満載のDVDを期待していたんですが,期待とはちょっと違っていて,どちらかと言えば,7月22日に奄美などで見られる皆既日食のための案内用ビデオという位置づけでしょうか。ちょっと宣伝っぽい気もしたけど,それでも,皆既日食に魅せられた人の興奮したインタビューには感動します。皆既日食を見た人は,異口同音に「世界観・人生観が変わった」みたいなことを言います。

 皆既日食の映像を見ただけだと,太陽が隠れて真っ黒になって,ダイヤモンドリングが見えて,コロナやプロミネンスが見えて・・・ということですが,実際に皆既日食に遭遇した場合には,空が真っ暗になって星が輝くなど,地球全体の変化が体感できるみたいで,とにかく,部分日食と皆既日食は全然別物だそうです。

 う~~ん,やはり皆既日食を,いずれは絶対見てみたい!・・・とは言っても,奄美へ行けるわけないし,仮に大金出して行ったとしても,もし当日の天候が曇や雨だったらパーですよね。もし空が曇っていたら,皆既日食の瞬間は,単に「空が真っ暗になるだけ」ってことですから。

 ところが,今回の次に国内で皆既日食が見られるのは2035年9月2日で,なんと,まさに僕が今住んでいる所で見られるんです。この時に皆既日食が見られる地域は,石川・富山・長野・新潟・群馬・栃木・茨城など,北陸と北関東の一部で,時間も午前10時すぎという絶好の時間だそうです。

 その時には,皆既日食が見られるエリアには,いったいどれだけ人が集まってどんな騒ぎになるんでしょうね。今から想像しただけでワクワクします。それでも,大多数の人は居住地や仕事などの関係で見ることはできないわけで,この時に見ることができるのは,国内に住む人のごく一部だけ。たとえ皆既エリア内に住んでいる人であっても,陽の当たらない場所で働いている人とか,電車を運転中の人とか,見ることができない人はいっぱいいるでしょうね。気の毒です。

 2035年というと今から26年後。僕はいったい何歳? まだ生きてるの? それまでここに住んでるの? という気もしますが,もし生きていたら,仕事は引退して「自由の身」になっているのはほぼ間違いないので,今から超楽しみです。

 とにかく皆既日食というのは,驚異の「怪奇」現象だと思いますが,それにしても,何十年も先の皆既日食の場所と時間の詳細が今から特定できてしまうということの方が,科学オンチの僕にとっては驚異です。ほんと。

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