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2009年5月31日 (日)

衆議院解散はいつ?

 与党内では総選挙の先送り論が根強いため,総選挙は9月10日の任期満了に限りなく近づくことになりそうです。これに対して,民主党の鳩山代表は,「与党がやりたいことは全部できただろう。なんで8月以降に延ばす必要があるのか」と語り,一刻も早い衆院解散を求めたとか。民主党としては,党首が交代して新鮮なうちに早く総選挙をして欲しいということなんでしょうね。

 たしかに,福田前総理は,「総選挙に勝てる新しい体制で総選挙に臨むため」みたいな理由で昨年9月に総理を辞任しており,すぐにでも解散総選挙という雰囲気にあったのは事実で,現総理がいまだに解散しないのは「解散から逃げ回っている」と言われてもしかたない状況でしょう。

 これだけ長い間衆院解散がないと,過去にはどういう根拠で解散していたのか思い出せませんが,そもそも衆議院解散というのは,誰の判断でどういうタイミングで実施すべきものなんでしょう。

 日本国憲法第69条には「内閣は,衆議院で不信任決議案を可決された時は,10日以内に衆議院が解散されない限り総辞職をしなければならない」との規定があり,内閣不信任に対する対抗措置としての解散権が明文化されています,それ以外には,憲法第7条に「天皇の国事行為」の一つとして衆議院の解散が規定されています。天皇の国事行為といっても「内閣の助言と承認」に基づくものであるため,解散権は内閣総理大臣にあるというのが通説となっているようです。衆議院解散が内閣の特権であるかのようなはっきりした記載が憲法にないのは意外で,ちょっと心もとない気がします。このためか,2005年9月の郵政解散に対して違憲訴訟が起こされるなど,衆議院解散に関して問題視されるケースも過去にはあったみたいです。

 この2005年の郵政解散は,めちゃくちゃな理屈での解散でしたね。郵政民営化法案が衆議院でかろうじて可決されたものの参議院では圧倒的多数で否決。これを受けて郵政民営化法案が可決されたはずの衆議院を解散した小泉内閣の判断というのは,ホント理解に苦しみます。ところが,総選挙の結果は自民党の圧勝となり,仮に参議院で否決されても衆議院の再可決で法案が成立する3分の2以上の議席を与党が確保。そして,参議院はこの結果を受けて一転して郵政民営化法案可決ということになり,解散の論理はむちゃくちゃと思えたものの,小泉内閣にとっては結果オーライの解散総選挙だったと言えるでしょう。

 ただ,この総選挙の結果に関係なく野党の大半は一貫して郵政民営化に反対し,自民党内で反対を貫いた人は党を追われるなどしたため,結果的には「参議院自民党の郵政民営化反対議員の態度を反対から賛成に変えさせるための解散総選挙」という,ずいぶん身勝手な衆議院解散だったと言えるでしょうね。

 話を戻して,内閣に絶対的解散権があるという憲法上の根拠が乏しい件はさておいても,どういうケースで解散するのが正しいかというのは,結局はっきりわかりません。与党も野党も,結局は自党に有利なタイミングでの解散を画策しているだけではないでしょうか。そこで,この際,お互いに恨みっこ無しで,内閣による衆議院の解散は認めないように憲法を改正してはどうでしょうか。そもそも大統領制でない議院内閣制の下では,国会が多数を占める政党によって内閣が構成されるため,その内閣に国会の解散権を認めるのは多数政党に権利が集中しすぎてアンバランスと言えます。

 解散をなくす代わりに,任期は2~3年程度に縮めましょう。ただし,例外措置として,総理大臣が辞任した場合や内閣が総辞職した場合には,首班指名の前に解散総選挙することをルール化して欲しいですね。でも,そうなると,衆議院議員の任期よりもはるかに短い周期で,毎年コロコロ総理大臣が変わったりすると,毎年総選挙をする必要が生じてしまいますが。

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2009年5月30日 (土)

実名検索

 「同姓同名辞典」という面白いサイトを見つけました↓

http://www.douseidoumei.net/

 このサイトによると,全国の苗字のランキングは以下のとおり。佐藤さん・鈴木さん・高橋さんは,やはりベスト3でした。
   1位:佐藤(446,662件)
   2位:鈴木(394,339件)
   3位:高橋(328,106件)
   4位:田中(309,340件)
   5位:伊藤(251,059件)
   6位:山本(250,495件)
   7位:渡辺(250,010件)
   8位:中村(244,921件)
   9位:小林(237,059件)
  10位:加藤(198,992件)

 さらに,名前(ファーストネーム)の順位は以下のとおり。
   1位:清(165,439件)
   2位:勇(146,640件)
   3位:茂(145,897件)
   4位:博(141,030件)
   5位:実(136,630件)
   6位:進(130,399件)
   7位:弘(113,874件)
   8位:正(111,327件)
   9位:勝(105,862件)
  10位:隆(102,138件)

 そして面白いのが,フルネームの順位。全国で一番多い姓名は,「姓の1位」と「名前の1位」の組合わせとなる「佐藤清さん」ではなく,「田中実さん」だそうです↓
   1位:田中 実(2,620件)
   2位:鈴木 茂(2,470件)
   3位:鈴木 実(2,301件)
   4位:佐藤 清(2,272件)
   5位:高橋 清(2,248件)
   6位:佐藤 正(2,231件)
   7位:佐藤 進(2,178件)
   8位:鈴木 清(2,164件)
   9位:田中 稔(2,071件)
  10位:鈴木 博(2,039件)

 この順位が,全国合計と都道府県別に集計されていて,たとえば自分と同姓同名の人が何件ぐらいあるのかを調べることもできます。このデータの利用価値ははっきりしませんが,なかなか面白いですね。でも,このデータベースはいったいどうやって作られたんでしょう。名前が男性名に偏っていることから,電話帳などの世帯主名から調べたのかなと想像しますが。

 さて,自分の実名でググった場合,いったいどんなサイトがヒットするのかというのは興味あります。もっとも,同姓同名の有名人がいる人の場合は,その有名人に関連したサイトが大量にヒットしてしまうので,役に立ちません。また,ありふれた名前の場合も大量にヒットしてしまいます。たとえば姓名数1位の「田中実さん」の場合のヒット件数は,約37万件でした。

 で,僕も自分の実名で検索してみました。すると,ヒットしたのはたった10件。意外と少なくてほっとしたような,がっかりしたような・・・でも,けっこう笑える検索結果でした。

(1)まずは,僕と同姓同名の男性(住所不定無職)が何かの犯罪で逮捕されたなんていう記事が。いやはや,ドキッとしましたよ。

(2)これとは別に,埼玉県在住の,僕と同姓同名の別人に関する記事も3件ヒットしました。

(3)「名前占い」なんていうサイトにもヒット。

(4)上に紹介した「同姓同名辞典」のサイトにも2件ヒットしています。

(5)そして,まさにホンモノの自分が出ているサイトに2件ヒットしてびっくり。特許を公開しているサイトで,会社から出願した特許に実名が入っているためにヒットしたものです。特許出願や論文発表などをすると,個人の実名が知らない間にネット上に流れてしまうということなんですね。ちょっと気持ち悪い。

(6)最も気色悪かったのが,Amazonの「ほしい物リスト」というサイトにヒットしたこと。Amazonで買い物をすると,過去に注文した履歴から本人の嗜好を分析し,その人へのオススメ品が勝手に表示されたりしますが,実名の「ほしい物リスト」にヒットしてしまうのには驚きです。今回ヒットしたページは,明らかに僕と同姓同名の別人のものでしたが,ちょっと気色悪い。自分の嗜好が勝手に公開されるとなると,Amazonにヘンなものを注文したりできませんよね。まったく。

 ということで,自分の実名がネット上に流れているのか いないのかを確かめる意味でも,一度実名で検索してみるといいですね。あと,家族や知人などの実名で検索してみるのも,ちょっと驚く検索結果が出たりして楽しめますよ。

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2009年5月26日 (火)

ナゴヤドーム観戦記

 僕はプロ野球を見るのが好きですが,野球の試合を見ること以外に,各地のいろんな野球場を見るのも楽しみの一つです。特に,かつての狭くて汚い野球場と違って,1978年以降に作られたスタジアムというのはプロ野球の本来の規格を満足する広さと近代的な設備を持っていて,野球観戦も快適です。

 1978年オープンの横浜スタジアム以降に作られた比較的新しい野球場で,僕がこれまで訪れたのは,千葉マリンスタジアム・西武球場・東京ドーム・大阪ドーム・福岡ドーム(いずれも当時の名称)。このうち東京ドームは,オープン2日目の日本ハム主催ゲームを見に行った記憶があります。そして,まだ行ったことがなくて,いずれ行きたいと思っていたのが,札幌ドーム・スカイマークスタジアム(旧グリーンスタジアム神戸)・横浜スタジアム・マツダズームズームスタジアム広島(名前長すぎ!),そしてこのナゴヤドームでした。

 ということで,念願叶ってナゴヤドームへ行ってきました↓

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 この日の試合は,中日VS北海道日本ハムのセパ交流戦で,僕が座った座席は「内野パノラマA席」という,内野では最も価格が安い席で,パリーグファンの僕はもちろん三塁側。下の写真がこの座席からの眺めです。魚眼レンズを使ってスタジアム全体を撮ってみました↓

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 試合内容の詳細は省略して,結果は以下のとおり。投手戦の結果1対0でドラゴンズの勝利です↓

3019

 さて,話はそれますが,プロ野球の観戦中にファウルボールが目に当たってけがをし,0.3だった視力が回復せずに0.03まで落ちたとして,宮城県の男性が東北楽天チームに対して約4,400万円の損害賠償を求める訴えを起こしたというニュースが最近ありました。この事故は普通の観客席で起きたらしいですが,最近はブルペン脇やファウルゾーンにせり出して視界を遮る防護ネットのない席を作る球場が増えてきており,ファンには「臨場感が味わえる」と好評だそうです。ただ,スタンドに入るラーナー性のファウルボールというのは超危険。野球をやらない人間がボールを触ってみると鋼鉄の玉ように感じるぐらい,硬式球というのはあまりにも固く,こんなのが時速100キロ以上のスピードで飛んでくる場所で観戦するというのはホント恐ろしいものです。ということで,このような座席のある球場では,さまざまな安全対策が取られているらしい↓

Photo
  (asahi.comより転載)

 いやはや,野球観戦も命がけですね。でも,このような危険な席を選んで観戦するのも,自己責任ということでOKでしょう。このような席がなく,内野席すべてに防護ネットが張られて視界を遮っているスタジアムも多く,しかも,ネットで視界が遮られる前方の席ほど高額の入場料の設定になっているスタジアムが多いのには,すっきりしません。

 ちなみに,今回行ったナゴヤドームの座席配置と料金はこちら↓

http://dragons.jp/ticket/sales/seatchart.html

 つまり,内野席の料金は以下のとおりとなっています。
  内野S:5,800円(子ども 5,800円)
  内野A:4,800円(子ども 4,800円)
  内野B:3,800円(子ども 3,800円)
  パノラマA:2,500円(子ども(小中学生)はなんと500円!)

 で,僕が今回撮影した,それぞれの座席からの視界はこれ↓

3050
  (内野S)

3045
  (内野A)

2956
  (パノラマA)

 なお,内野B席の写真はありませんが,内野A席よりさらに外野寄りの部分になります。これらの写真を見てわかるように,ナゴヤドームの内野席の場合,高い料金の座席は前方の低い位置にあるため防護ネットが視界を遮り,安い料金の座席は後方の高い位置にあるため防護ネットが視界を遮らない という座席配置になっています。

 どの席がいいと感じるかはあくまで個人の好みですが,僕の場合は,前方よりも高い位置にある後方座席の方が球場全体を見渡せて,プレイヤー全員の動きがよく見えるので好きです。球場全体を見渡して観戦するのは,テレビ中継では味わえない醍醐味があります。そして何よりも,後方座席は防護ネットが視界を遮らないのがいいですね。

 ちなみに,カメラマン席は内野の最前列ですが,防護ネットの内側(グランド側)にあります↓

2974

 このカメラマン席なら迫力満点ですが,カメラのファインダーを覗いている時にファウルボールが飛んできても,カメラマンは瞬時によけることができるんでしょうか。ちょっと心配です。

 ということで,僕は内野の後方の安い席が大好きなんですが,すべての球場がこのような価格設定になっているわけではありません。調べたところ,バックネット裏を含む内野後方部の座席が内野席の最安値になっているスタジアムは以下のとおり。オススメです。
  札幌ドーム(北海道日本ハム)
  千葉マリンスタジアム(千葉ロッテ)
  ナゴヤドーム(中日)
  京セラドーム大阪(オリックス,阪神)
  スカイマークスタジアム(オリックス)
  マツダズームズームスタジアム広島(広島東洋)

 特に千葉マリンスタジアムは,万一雨が降ったときにしのげるのが,屋根のある内野2階席(最安値)なんです。料金の高い前方席は雨に濡れちゃうのにねー。

 なお,応援団による鳴り物入りの応援をどう感じるかは人それぞれだと思いますが,静かに観戦したい僕としては,応援団の鳴り物は騒音にしか聞こえないので,外野席には絶対行きません。もちろん,応援には人それぞれの楽しみ方があっていいので,応援団の存在を否定するわけではありませんが。

 ついでに,プロ野球で使用しているドーム球場のうち,唯一屋根が開閉する方式の福岡ドーム(ヤフードーム)について,開閉式のメリットが僕にはまったくわかりませんね。冷暖房完備のドーム内というのは一年中快適で,わざわざ多額の費用をかけて屋根を開放可能にするメリットはあるのでしょうか。また,福岡ドーム開業時に屋根の開閉を紹介するイベントを見たことがありますが,開放した状態でも全体の4分の1程度が空いたようにしか見えず,あまり開放感は感じられませんでしたよ。それに,開放中でもある程度の照明や空調は必要なので,省エネ効果がそれほどあるとも思えません。この屋根はいつも閉じているみたいですが,いったいどういう時に開放しているんでしょうか。

 ちなみに,1995年公開の「ガメラ 大怪獣空中決戦」という,ガメラとギャオスが戦う特撮映画で,ギャオスを捕えるのに開閉式の福岡ドームを利用するシーンがありました。このアイデアは秀逸だと思いますが,開閉式ドームにはこんな利用方法もあったんですね。納得です(笑)

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2009年5月25日 (月)

名古屋で

 今は愛知県へ出張中です。愛知県ではインフルエンザの感染者が出てないせいか,街中でマスクをしている人は少ないですね。ていうか,今はマスクがまったく手に入らない状態なので,マスクをしようと思ってもできない人が多いのかも知れません。

 インフルエンザの拡大防止のために休校措置が取られた大阪市などでは,休校中の中学生や高校生がヒマを持て余して,カラオケやゲーセンにたむろしていたなんてことが報じられていました。「客が中高生かどうかはわからないので拒否できない。でも,今は心配なので,客が使ったマイクなどは消毒している」みたいなカラオケ店員のインタビューが放送されていましたが,おいおい,ふだんはマイクとか消毒してないの? カラオケのマイクなんて超不衛生でしょう。インフルエンザが流行ってなくても,ふだんからきちんと消毒してよね!

 それにしても,休校中にカラオケやゲーセンのような所に行くのなら,学校で授業や部活をやっていた方がはるかに衛生的で健康的でしょう。休校措置を早めに解除したのは正解だったと思いますよ。

 で,休みの日に室内にこもってじっとしていられないのは,中高生だけでなく中高年もおんなじです。昨日(日曜日)は,新型インフルエンザのことは全然気にせず,名古屋市内の人混みの中へ行って来ました。でも,もし万一新型インフルエンザで発症したりたら,愛知県では第1号。生徒が感染したことを涙ながらにお詫びしている校長の姿がこれまで報道されたりしてますが,もし県内第1号なんかになったら,一気にメディアなどの注目を浴びて,訪問先の会社関係者などに大きな迷惑がかかりますよね。そうなるとやっぱり,万一熱が出ても,黙ってこっそり療養しようと,僕なら考えてしまいますよ。つまり,騒ぎすぎると感染拡大防止にはかえって逆効果になるような気がしました。

 それに,発症第1号とかになると,その感染者はいつどこへどういうルートで移動したかなどが,洗いざらい調べられて大々的に報道されたりします。これはたまりません。たとえば「どこそこの風俗店へ行った」みたいなことは,正直には申告できませんよね(笑)

 ということで,昨日の名古屋市内散策は,万一感染・発症して行先を聞かれても恥ずかしくないように,風俗店などへは行かずに,ミエで美術館などへ行って来ました(愛知なのにミエってか?)。 まずは,その証拠写真がこれ↓

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 愛知芸術文化センターです。この建物の10階に愛知県美術館があります。そして,11階の窓から見た景色がこれ↓

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 この写真の右手に見えるのが,名古屋のシンボルのテレビ塔(高さ180メートル)。名古屋テレビ塔の展望台の位置は約100メートルだそうです。その程度の高さなら,わざわざ入場料を払ってテレビ塔に登らなくても,普通のビルから名古屋市内の風景が一望できるかなと思って,今回はテレビ塔には登りませんでした。

 そして,この写真の下の方にあるのが「オアシス21」というエリア。楕円形の水色の部分は「水の宇宙船」と言われている大屋根で,透明の屋根の上に池と噴水があります。この屋根の上は散策することもでき,名古屋市内のデート・スポットの一つになっているとか(残念ながら,今回も僕は独りぼっちでしたが)↓

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 そして,美術館の隣にある建物が,NHK名古屋放送センタービル↓

Nhk2886

 ずいぶん立派なビルですね。NHKさん,儲けすぎとちゃう? この中にあるハイビジョンシアターでは,ドキュメンタリー番組などが1日中放送されています。また,過去の約6,000本の番組の中から自由に選んで見ることのできる「番組公開ライブラリー」もあり,ここにいると,僕だったら1日中時間を潰すことができます。もちろん無料。

 さて,僕にとってこの日のメイン・イベントは,ナゴヤドームでのプロ野球観戦で,名古屋市内散策はその前の「時間つぶし」だったんです。野球観戦に関しては色々と「こだわり」があり,長くなるので続きは明日書くことにしますが,ドームに行く前に少し時間があったので行ったのが,ドームの近くにある「徳川園」↓

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 ここは,1695年に造営された尾張徳川家の屋敷跡地へ,2005年に築造された廻遊式の大名庭園だそうです。ツツジが満開でとてもキレイでした。でも,庭から見える風景には都会のビル群も↓

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 庭園風景がこうなってしまうところは,庭園から街のビルが見えるようなことは絶対にない京都のお寺などには,やはり勝てないなと感じました。

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2009年5月23日 (土)

裁判員制度スタート

 刑事裁判に一般市民が参加する裁判員制度が5月21日にスタート。この日以降に起訴された重大事件が対象となり,裁判員が参加する初めての裁判は,7月下旬ごろに行われる見通しとか。

 マスコミなどが実施している世論調査によると,「裁判員に選ばれてもやりたくない」という人が約半数いるようです。裁判員の辞退が認められるケースは限定的であり,やりたくない人になぜ強制的にやらせるのかというのは大いに疑問。そして,素人の裁判員が,被害者感情などに惑わされずに公正な判断が本当にできるのかは心配で,また,裁判員制度の導入に伴って,裁判を短期間で済ませたり素人にわかりやすくしたりするために,本来あるべき裁判の「厳格さ」「慎重さ」などがおろそかにされないかも気になるところですが,それでも僕は,この制度の導入には大賛成です。

 刑事裁判というのは,「疑わしきは被告人の利益に」と言われるように,検察には被告が有罪であることの客観的な証拠を示す責務があり,もし検察にそれができなければ,たとえ被告による犯行が事実であったとしても,裁判所は無罪と判断するしかないというのが鉄則です。ところが,過去のブログにも書いたように,裁判官が無罪判決を出すということは国家(警察・検察)に楯突くことであり,無罪判決を出しても喜ぶのは被告とその関係者だけであり,裁判官にとっては何の利益もない。現実に刑事裁判の判決の99%以上は有罪であり,裁判官はまさか自分の所に無罪の事件が回ってくるとは思っていないので,裁判官にとって無罪判決には大きな勇気が必要なんです。そんな裁判官だけでは公正な判断が期待できないので,国に人事権を握られていない一般人の感覚と常識を裁判に取り入れるというのはとても重要であり,裁判員制度導入の目的も,まさにそこでしょう。

 ちょうど今日の夕方,民放の「報道特集NEXT」という番組で,アメリカの大学が法学教育の一環として,冤罪事件に対する調査と支援を実施しているという話題が取り上げられていました。それによると,有罪評決後に,最新のDNA鑑定によって無実と判明した人が全米で235人もいたとか。中には,サスペンス小説並みに,死刑執行前ぎりぎりに無実が判明して命拾いした人もいたそうです。

 この番組によると,冤罪を生む主な原因は「無理な取り調べによるウソの自白」とのことで,身内の人間が殺害されたような異常な心理状態の時には,警察に言われるままにウソの自白をしてしまう傾向あるとか。この対策として,取り調べ内容をすべて録画するシステムがアメリカでは広がりつつあり,供述内容が裁判で覆ることが少なくなったという理由で,意外なことに警察・検察側に録画システムは肯定的に受け止められているそうです。

 日本でも,裁判員制度の導入に伴って,取り調べシーンの録画が開始されるそうですが,アメリカの場合はすべての取り調べシーンが対象で弁護士にもすべて開示されるのに対し,日本では検察にとって都合のいいシーンだけが編集されて出されるという可能性が指摘されており,このシステムが冤罪防止にどれだけ有効かは大いに疑問と言えます。

 実際に,もし裁判員制度が導入されていたら異なった判決になったのでは? と思える裁判がいくつもあります。たとえば,最近死刑判決が確定した和歌山の毒入りカレー事件は,物的証拠が何もなく,多くの情況証拠の積み重ねで有罪が立証されたと言われています。しかも被告は犯行を全面否認。もし僕がこの事件の裁判員だったら,まず有罪にはしなかったと思いますよ。もっとも,実際の裁判を傍聴したわけではないので,あくまで報道内容だけでの判断ですが。

 ということで,冤罪防止という意味で,僕は裁判員制度には大いに期待していますが,調べてみると,裁判員制度の対象となる裁判は,地裁で行われる裁判のみ。要するに,重大事件の場合は,ほとんどが一審のみが対象ということになります。つまり,いくら「市民が持つ日常感覚や常識を裁判に反映する」と言っても,その判断が高裁や最高裁で覆されたら,結局は今までといっしょなんですよね。多くの冤罪事件の最終判断を下したのが最高裁であることを考えると,裁判員制度は高裁や最高裁にこそ取り入れるべきものではないでしょうか。僕には「一審のみが対象」ということが裁判員制度の最大の問題点と思えますが,報道を見る限りは,この点を指摘している専門家は皆無です。

 この件に限らず,メディアには本質的な問題点をきちんと報じて欲しいものだと思います。あと,「どんな理由なら辞退できるか」みたいなことがしきりに報道されていますが,ある裁判で裁判員が拘束されるのは3~5日程度と言われており,急病とか身内の不幸とかのように,裁判の途中から参加できなくなった場合はどうなるのか(途中辞退が可能なのか)といった,僕が気になっている問題点に対しても,メディアはほとんど答えてくれません。

 過去の裁判員関連の記事:
  裁判員制度(2006年5月11日)
  お父さんはやってない(2006年12月8日)
  異なる評決(2006年12月18日)
  それでもボクはやってない(2007年1月21日)
  12人の優しい日本人(2008年6月17日)
  選考方法に疑問(2008年12月3日)

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2009年5月21日 (木)

総選挙の投票率

 自民党の古賀誠選挙対策委員長が,民放テレビ番組の中で,次の総選挙について,「投票率はあまり高くないほうがいい。高いと自民党にプラスということもあったが,最近は怖い」と述べ,投票率が高いと自民党に不利になるとの認識を示したらしい。これに対して,共産党の志位委員長は「末期的な発言だ。有権者や国民に対する冒涜だ」と批判し,社民党の福島党首も「こんなことを言う議員のいる自民党政治は主権者の力で近いうちに倒されるだろう」と指摘したとか。また,麻生首相は,古賀氏の失言を打ち消す意味もあってか,「投票率は高いほうがいい」と反論したらしい。

 古賀氏の「投票率は高くないほうがいい」との発言は,野党から厳しく批判を受けているように,有権者から広く支持を集めることが責務の政党の幹部としては,たしかに無責任な発言といえるでしょう。また,単に自分の政党に有利だからという理由で「あまり投票に行かないで欲しい」みたいな発言は,身勝手といえます。

 ただ,このブログで過去にも書いたように,投票率が低いということは,マジメに毎回必ず投票に行く人の票が主体となるため,ヘンに盛り上がってめったに投票に行かない人の票が増えて投票率が高くなる場合よりも,よほど民意を正確に表わしているというのが僕の持論です。また,投票率が低いということは,投票に行った人にとっては,相対的に自分の「1票の重み」が増すわけで,個人的にはありがたいことです。

 ということで,古賀氏のような立場の人が「投票率が低い方がいい」というのは極めて不謹慎だと思いますが,一個人の立場としては,投票率は低い方がありがたいですね。世の中の多くの人が投票率を上げろ上げろと言う理由が,僕にはよく理解できません。

 過去の関連記事:
  投票率はどうなる?(2007年7月29日)
  投票率は低いほどいい!(2005年11月24日)

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2009年5月20日 (水)

暴力団の正義感?

 暴力団がらみのニュースで,最近面白かったものを2つほど。

 まずは,クレーンゲーム機のくじに当たりがなかったことで店を脅したとして,福岡県警久留米署が,暴力団組員3人を暴力行為等処罰法違反の疑いで逮捕したというニュース。警察によると,3人は福岡県内のカラオケ店で,ブランド品の財布などが当たるくじの入ったカプセルを拾うクレーンゲーム機で遊んだものの,はずれが続いたことから,店員に「ゲーム機内のくじをすべて買う」と言い,残りのカプセルを1個あたり100円で買い占め。ところが,買い占めたくじを含めてゲーム機内にあった計180個すべてが空くじだったらしい。腹を立てた3人は,呼び出したゲーム部門の責任者に対して「この落とし前をどうするとか!」(九州弁や~)などと脅迫した疑いとか。

 めっちゃ笑えるニュースですね。ゲーム機内のくじをすべて買うほどの熱心さと財力の暴力団には感心しましたが,すべてが空くじだったとは笑えます。まるで駄菓子屋のくじみたいですね。しょせん「お遊び」とはいえ,こんな理不尽なゲームが許されるんでしょうか。腹を立てる人の気持ちも理解できますね。でも,正しくは公正取引委員会などを通して告発するべき問題であり,店を脅すのは犯罪行為。どっちもどっちと言えるニュースでした。

 もう一つは,少年野球チームの丸刈りをめぐるトラブルで監督を殴ったとして,神奈川県警と旭署が,暴力団組長と組員の2人を暴力行為等処罰法違反容疑で逮捕したというニュース。警察によると,組長の息子が所属していた少年野球チームの選手全員が丸刈りにすることになっていたが,組長が監督に「時代遅れだからやめよう!」と言い,了解が得られたと思って保護者や選手たちに伝えたものの,その後,監督が「許可していない」と言ったことからトラブルになり,組長が監督の顔を殴るなどの暴行を加え「恥をかかせやがって。ぶっ殺すぞ!」などと脅迫したとか。

 丸刈りを「時代遅れだからやめよう!」とは,なかなかナイスなセンスの暴力団ですね。同感です。ていうか,髪型というのは個人の価値観で自由に決めるべきもの。丸刈りが悪いということではなく,丸刈りでもスポーツ刈りでも長髪でも七三分けでも,髪型を全員に強制すること自体が時代遅れでナンセンスだと思いますよ。

 ということで,これらのニュースは,世の中の不条理なことには抗議するという,暴力団員なりの「正義感」が現われたニュースとでも言うべきでしょうか。それでもやっぱり,暴力団の脅しというのは一般人にとってはコワイものです。くわばらくわばら。

 過去の関連記事:髪の毛(2006年9月2日)

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2009年5月19日 (火)

修学旅行中止

 豚インフルエンザの普及により,大阪市は18日の朝,全市立学校の1週間の休校と,24日までに出発予定だった修学旅行をすべて中止することを決定。これにより,関東方面への修学旅行に出かけるためにJR新大阪駅に集まった某市立中学校の3年生は,午前8時半ごろ校長から「このまま引き返します」と告げられたらしい↓

Photo
(asahi.comより転載)

 「大阪市内から外に出る行事は中止」との趣旨に基づき,校長が大阪市教育委員会から修学旅行の中止決定連絡を受けたのはこの日の朝7時すぎとか。校長は「むごい。何でもっと早く決定できなかったのか」「キャンセル料がかかる上,また費用がかかるので,改めて修学旅行を実施するかは白紙の状態」とのコメント。

 この中学校の修学旅行は2泊3日で,東京ディズニーランドや国会議事堂などを巡る予定だったとか。中学校生活最大の思い出となるはずの修学旅行の中止とは,ほんとに生徒が気の毒だと思いますが,「大阪市内から外に出るな」ということは,自分たちへの感染を防止するのが目的ではなく,市外の人への感染を防止するのが目的ということですよね。インフルエンザの感染拡大防止措置とはいえ,本当にここまでする必要があるのか,大いに疑問です。

 ところで,このWebニュースには,中学生のコメントや写真まで載っていましたが,記者がこの光景に偶然出くわしたわけではなく,教育委員会の決定を受けて,記者がJR新大阪駅までわざわざ出向いて(待ちかまえて?)現場取材したということですよね。メディアのすることって,ほんとイジワルだなーと思います。

 そして,この写真には「修学旅行の中止を告げられ,ぼうぜんとする大阪市立中学校の3年生ら」との説明。ひとこと言わしてもらえれば,この写真を見ても,僕には中学生が「ぼうぜん」としているようには見えませんよ。この例に限らず,テレビのニュースや新聞などを見ていつも思うのは,メディアが書く修飾語や比喩的表現というのは,客観性が低く,取材者の創作で書かれたものが大半。たとえば,満員の帰省ラッシュで帰省した人に対するインタビュー記事だと,たとえ当人が元気な声で話しても,「・・・と,疲れた表情で話していた」みたいな陳腐な表現になるのがお決まり。マスコミって,ほんとお気楽な仕事だと思います。

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2009年5月18日 (月)

感染拡大防止

 大阪府と兵庫県を中心に新型の豚インフルエンザ感染が確認された人が増え続けているため,関西地区ではマスクが極めて入手困難になっているらしいです。関西在住の人から「マスクがあったら送って!」という連絡があり,自宅近くの店舗を探してみましたが,いつの間にか関東地区でも相当な品薄になっているらしく,なかなか手に入りませんでした。やれやれ。

 今は関西地区で感染者が増えているようですが,考えてみたら,東海道新幹線の場合,1,000人以上乗車できる列車が毎日100本以上も東京へ向かっているわけで,新幹線だけでも毎日10万人が大阪から東京へ移動していることになります。インフルエンザが関西地区から東へ西へと広まっていくのは,時間の問題かも知れませんね。

 インフルエンザの感染予防には,マスクをする以外に,「手洗い」「うがい」などが効果的と言われていますが,インフルエンザ予防に限らず,外出先から帰った時や食事前に「手洗い」「うがい」をするというのは常識だと思いますよ。ところが,僕の会社では,昼休みになった時,食事前に「手洗い」「うがい」をしている人なんてほとんど見かけません(もちろん僕は欠かさずしています)。そればかりか,トイレに行って手を洗わないオヤジさえいます。こういう人の衛生感覚はいったいどうなっているんでしょうね。

 そして,この際なので,指にツバをつける行為も厚労省通達などで禁止して欲しいものです。指にツバをつけることは感染拡大とはあまり関係ないかも知れませんが,僕にとってこの行為はめちゃくちゃ不愉快。手すりやエレベーターのボタンなど,どこに触れたかわからない指を舐めること自体が不衛生ですが,これはまあ自分自身が不衛生になるだけなので,本人の勝手でしょう。また,その指で自分の所有物である本に触れてページをめくるのも,個人の自由でしょう。でも,ホテルのロビーにある新聞のように,他の人が触れる公共物にツバをつける行為は非常識だと思うし,そこからウィルスが広がらないとも限りません。

 同じように,切手や印紙を貼る時にツバで濡らしたり,手が塞がっている時にチケット類を口に挟んだりなど,他人が触れる可能性のある物に自分のツバをつける行為は非常識だと思います。また,お札を数えるときに指を舐める人を見てびっくりしたことがありますが,お札なんて超不衛生で病原菌の巣です。お札を数えるときに指を舐める人の衛生感覚が僕には信じられませんね。

 会社の中でも,書類をめくる時やプリンターに印刷された紙を取る時に,必ず指を舐める人がいますが,ホントやめて欲しいものです。僕は指にツバをつける行為は絶対しないので,書類のページをめくる時の「滑り止め」には必ず指サックを利用しています。ちなみに,僕のオススメの指サックはこれ↓

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 PLUS製の「メクリッコ」という商品です。適度な摩擦力でしっかりめくれるし,指にはめてもあまり違和感なく,ムレないのがいいですね。

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2009年5月17日 (日)

よくわからん報道

 西松建設の小沢一郎氏への政治献金問題に関して,小沢氏の公設秘書が政治資金規正法違反の容疑で逮捕・起訴された事件は,容疑は「政治資金収支報告書への虚偽記載」という書類記載上の問題。これ自体はそんなに大きな罪とは思えませんが,小沢氏が長年同一企業から間接的に企業献金を受けてきたのは事実。政治家への企業献金というのは根深く,昔から問題視されているものの,これまで政治家の多くは法に触れないように上手くすり抜けてきただけではないでしょうか。

 小沢氏の秘書がたまたまドジを踏んだということなのか,これが小沢氏側の言う「国策捜査」ということなのか,僕にはよくわかりません。ただ,秘書は容疑を完全に否認しているにもかかわらず,「秘書が起訴内容を認めた」との報道がなされるなど,この事件に関するメディアの動きが怪しかったのは事実ですね。メディアは,企業献金に関する本質的な問題はスルーしておきながら,結果的に代表を辞任に追い込むほどに,この秘書の容疑だけを重大視したかのような報道をしているわけで,イマイチすっきりしません。

 話は変わって,鴻池官房副長官がJRパスをプライベートで利用したことが大々的に報じられています。国鉄時代から,国会議員にはJR(旧国鉄)の全線グリーン車フリーパスが支給されているのは有名な話ですが,僕にとって意外だったのは,これの使用目的が公務に限定されていたという点。議員活動のための交通費補助という意味だけでなく,JR社員向けのフリーパスと同様に,議員に対する福利厚生の一環みたいな意味もあって,公私にかかわらず自由に使用できるものと,僕は漠然と思っていました。

 国会議員のJRフリーパスが公務限定というのは意外でしたが,これを聞いてふと思ったのは,民間企業の社員や公務員に支給される通勤定期はどういう扱いなんでしょうね。本来,通勤定期は通勤目的に支給されているものですが,休日に私用で定期券を使うことは許されるんでしょうか。このあたりのルールは会社によって異なるのかも知れませんね。ちなみに,僕はマイカー通勤なので該当しませんが,僕の会社の規則にはこの点は明文化されていなかったように思います。

 ところで,鴻池氏が官房副長官を辞任したのは「健康上の理由」だとか。「健康面まで任命責任はない」みたいな麻生総理のナイスなコメントには笑えましたが,それにしても,職務を続けられないほどの重病なのに,なんで官房副長官だけ辞任して国会議員は辞職しないのか,なかなか理解に苦しみます。官房副長官を勤められないほどの病気でも,国会議員の職務には影響ないぐらい国会議員というのはラクな仕事ということなんでしょうか。

 それとも,「健康上の理由」は表向きで,JRフリーパスを不正利用したことが辞任の本当の理由なんでしょうか。でも,JRパスは官房副長官という職務に対して与えられたものでなく国会議員という職務に対して与えられたものですよね。辞任理由がJRパスの不正利用なら,これまた国会議員を辞職しないと辻褄が合わないですよね。ホントわけわからん辞任です。いずれにしても,JRパスの私的利用が辞任するほど重大な問題だということなら,他の国会議員さんについても,私的利用がないか,ぜひきちんと調べて欲しいものですね。

 それにしても,メディアがそれほど深く考えて鴨池氏のJRパス不正利用を問題視しているとは思えないし,まして不倫問題を大々的に報じるなんて,メディアは「いったい何様?」と思います。一個人が不倫しようが風俗に行こうが何をしようが,違法行為をしない限りはプライベートな問題であり,マスコミに個人の行動を暴き立てる権利はないと思いますけどね。

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2009年5月16日 (土)

漢字の表記

 代表選の結果,民主党の幹事長の鳩山氏が新代表に。自民党の漢字長じゃない総裁の麻生氏や他の政党の党首ともきっちり政策論争をして,次回総選挙で有権者がきちんと判断できるようにして欲しいものです。

 さて,本日は漢字に関する雑談など。

 2日ほど前のWebニュース(asahi.com)のタイトルに「1億1千万円を詐取の疑い 社長ら5人逮捕」というのがありました。もし耳で「しゃちょうら ごにんたいほ」と聞いたら,どうしても「社長ら誤認逮捕」と聞こえてしまいますよね。このニュースのタイトルは「社長5人逮捕」として欲しかった気もしますが,それはともかく,英語などに比べて同音異義語がめちゃくちゃ多い日本語を,漢字を見ずに耳で聞き分けて内容を瞬時に理解できる日本人ってすごいなあと,今さらながら感心します。

 話は変わって,深夜に酔っぱらって逮捕された草なぎ剛さんは,結局不起訴処分になったらしいですが,朝日Webニュースの場合,この人の名前が出るたびに「草なぎ(弓へんに剪)剛さん」みたいな律儀な表記がされていてウザイです。活字の新聞等ではもちろん「なぎ」は漢字で表記されますが,電子化文書の世界では,この文字はいわゆる「機種依存文字」なので,ホームページ上では使えないということですね。

 機種依存文字といえば丸数字などが有名ですが,漢字の場合も「JIS X 0208」に規定されていない文字はすべて機種依存文字です。「草剛」と入力した場合,僕のブログはWindowsパソコンで作成しているので,Windowsパソコンの標準ブラウザ(IE)で見る限りは正しく表示されていると思いますが,一部のブラウザやWindows以外のOSではこの文字はきちんと表示されないみたいです。この「草剛」は,たとえばMacではどのように見えているんでしょうか。ちなみに,携帯(Au)でこのブログを見ると,この文字の部分は空白になっていました。

 この「なぎ」以外には,たとえば,「崎」という漢字に似た「さき」(山へんに「立」の下に「可」がくっついた字)という字がありますね。たとえば「宮あおいさん」の表記がこれです。この字も機種依存文字ですが,ネット上では「宮崎」のように置き換えて表記しているケースが多いです。名前が出るたびに「宮ざき(山へんに「立」の下に「可」がくっついた字)あおいさん」みたいな表記をしている記事はまず見かけませんよね。

 代替できる別の近い文字があるのは便利ですが,やはり人名などに対しては,たとえネット上でも正しい表記をしたいものです。2010年秋の内閣告示をめざして文部科学省文化審議会が「新常用漢字表」を色々検討しているみたいですが,漢字は自由に使えた方が便利なので,常用漢字表をどうするかということよりも,JISを改訂するとかWeb上で自動変換する技術を開発するなどして,文書電子化の障害となっている機種依存文字の問題を解消する方が重要な気がしますが,どうでしょうか。

 過去の関連記事:新常用漢字表(2008年7月28日)

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2009年5月15日 (金)

どっちでもいいけど

 かつて辞任表明して辞意撤回するなどの「お騒がせ」があった民主党の小沢代表ですが,今度の辞任はホンモノだったようですね。辞任の理由は要するに「総選挙に勝つため」ということらしいですが,これって昨年の福田総理の突然の辞任理由と結局同じなんですよね。やれやれ。もっとも,福田氏の場合は,公職である総理大臣の辞任であり,内閣交代に伴う国政への影響や臨時で発生する諸費用が税負担であることなどを考えると,一政党の代表辞任に比べてはるかに罪深かったと言えますが。

 民主党の新代表を決める選挙は,明日16日に告示および投開票される予定で,立候補表明しているのは鳩山由紀夫幹事長と岡田克也副代表という,相変わらずの新鮮みのない顔ぶれ。僕としては,超右寄りの前原氏だけはちょっと怖くてカンベンして欲しかったので,鳩山氏と岡田氏ならどちらでもいいというか,どっちもイヤというか,まあどうぞ勝手にやって下さい・・・と,従来ならそんな感想でしたが,今回の場合は,代表になった人が次期の総理大臣になる可能性もあるので,民主党代表選といっても,これまでほどは無関心ではいられないですね。

 ちなみに両候補を簡単に比較すると,岡田氏は小泉元総理の政策に近い市場経済主義者と言われているらしく,近い将来の消費税増税派とか。一方の鳩山氏は官僚政治からの脱却を目指した小沢一郎氏の路線を継承するとともに,無駄遣いを削減することで増税には慎重な考えとか。それにしても,岡田氏は前回の総選挙で大敗して代表を引責辞任したのに,総選挙を直前に控えたこのタイミングで,またまた代表選に立候補するというセンスはなかなかのものです。

 僕は自民党政治には愛想を尽かしているものの,かといって,仮に民主党政権が誕生しても大きく変わることはほとんど期待していないわけですが,それでも,「官僚政治からの脱却」とか「予算の抜本的な組み替え」というのは,やれるものならやってみて欲しいという思いはあります。その意味で,この二人のどちらがいいかと聞かれれば,鳩山氏の方がマシかな~というところです。ま,官僚抜きでは予算も法律も作れないはずなので,「官僚政治からの脱却」というのは結局無理だと思いますけどね。

 それはともかく,自民党総裁選の場合は,長期間派手に実施し,メディアをフルに活用して政策を宣伝していたのに対し,民主党代表選は超短期間でしかも投票資格が国会議員だけとは,党の政策を宣伝する絶好のチャンスなのに,もったいないことをするものです。党の宣伝という点に関しては,やはり自民党と比べるとセンスが悪すぎますね。

 過去の関連記事:
  民主党の代表選(2006年9月1日)
  民主党代表選挙(2008年8月24日)
  総裁選の報道(2008年9月7日)

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2009年5月14日 (木)

文学作品

 文学作品のうち,純文学と大衆文学の違いって,いったい何なんでしょう。「芸術性に重きを置いたものが純文学で,商業性に重きを置いたものが大衆文学」のように言われていますが,純文学だからといって売れないわけではないし,大衆文学だからといっても,小説である限り当然芸術性はあるわけで,考えれば考えるほどわかりません。小説のジャンルを純文学と大衆文学に分けるのって,相当無理があると思えます。

 文藝春秋社が年2回発表する芥川賞と直木賞の場合,純文学を対象としたのが芥川賞で,大衆文学を対象としたのが直木賞ということになっていますが,現実には,小説の形態よりも,新人向けの賞が芥川賞でベテラン向けの賞が直木賞みたいになっているらしいですね。ちなみに僕の場合,芥川龍之介の小説というのは何作も読んでいるし,小説のタイトルはいくつも思い浮かびますが,直木三十五の小説といってもタイトルが全然思い浮かびません。それぐらい,芥川龍之介の方が有名で大衆的であり,「永遠のベストセラー」になっていると言えるのではないでしょうか。皮肉なものです。

 ということで,ある小説を純文学か大衆小説かに色分けするのはまったく無意味だと思いますが,いずれにしても,過去の「名著」と言われる長編小説というのは,毎日が忙しい今となっては,なかなか気軽に読むことができず,読み進むのはけっこう苦痛で,睡魔との戦いになったりします。こんな時に便利なのが映画ですね。もちろん,小説と映画というのはまったく異なる表現形態であり別物ですが,過去の有名な文学作品の多くは映画化されており,たった2時間で小説のダイジェストをつかむことのできる映画というのは,手っ取り早くて便利なものです。

 そこで,前々から読みたいと思っていて読めなかった文学作品の映画版を一気に3作品見ました。いずれもDVD化されていて,TSUTAYAの宅配レンタルを利用すればいつでも気軽に見ることができますよ。

1.破戒(1962年公開)
  原作:島崎藤村
  監督:市川崑
  出演:市川雷蔵,長門裕之,船越英二,藤村志保,三国連太郎 ほか

 島崎藤村が1905年(明治38年)に発表した長編小説。「破壊」ではなく「破戒」で,「戒めを破る」ということです。どんな「戒め」かというと,主人公である小学校教師が被差別部落の出身であることを絶対に公言してはならないという,父親からの「戒め」です。
 当時の部落差別がいかにひどい物であったかや,自分の出身の秘密を隠すというのがいかに苦しいことであったかが,上手く表現されています。学校長役を演じていた脇役の宮口精二さんが,憎々しくっていい味を出していたのが印象的でした。
 それにしても,明治の時代にこんな小説を発表した島崎藤村って凄いなあと思います。当時としては,新しい時代に向けて世の中が変わっていくことを予感させた衝撃的な作品だったんでしょうね。

2.野火(1959年公開)
  原作:大岡昇平
  監督:市川崑
  出演:船越英二,ミッキー・カーティス,滝沢修,浜口喜博 ほか

 実体験に基づく戦争文学でおなじみの大岡昇平が原作。もっとも,氏の他の作品とは異なり,本作のストーリーは多くの部分がフィクションと言われています。
 舞台は太平洋戦争末期のフィリピンのレイテ島。戦地といっても,まともな攻撃ができるわけではなく,米軍の襲撃からひたすら逃げることと,そして毎日が食料あさり。とても軍隊の体をなしていない集団といえます。月並みな感想ですが,こういう映画を見ると,戦争なんてするもんじゃないと,つくづく思いますね。
 戦地では食料探しに明け暮れ,飢餓という極限状態での人間の行動がいかに常軌を逸しているかというのがこの小説のテーマ。そして,何よりもショッキングなのが,兵士が人肉を食べるという恐ろしいシーン。う~~ん,このテーマ,重すぎます。

3.真空地帯(1952年公開)
  原作:野間宏
  監督:山本薩夫
  出演:木村功,利根はる恵,神田隆,加藤嘉 ほか

 戦争の悲惨さの表現方法は色々あると思いますが,この作品には戦闘シーンは一切無く,旧陸軍内務班の非人間性をひたすら表現することによって戦争の悲惨さを表現した作品。原作は,戦時中に思想犯として服役し,戦後日本共産党に入党した野間宏。それだけに,軍隊生活の不条理さを表現するのは「お手の物」ってところでしょうか。
 映画では,刑務所生活と軍隊生活が対比的に描かれていますが,「どっちもどっち」と思わせるぐらい,軍隊というのはホントむちゃくちゃな所だったと痛感します。

 ということで,映画を通して過去の文学作品に触れるという「手抜き」をしたわけですが,結局は,どの作品もやっぱり原作を読みたくなってしまいました。いずれ時間があれば読んでみようと思います。

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2009年5月12日 (火)

ねんきん定期便

 約1年前に「ねんきん特別便」が社会保険庁から郵送されてきましたが,その内容は,いつからいつまでどこに勤めていたかという加入履歴の記録だけ。転職や改姓の経験がない僕にとっては,記録漏れがあるわけでもなく,何の変哲もない素っ気ないものでした。

 そして最近,「ねんきん定期便」なるものが送られてきました。これには,「ねんきん特別便」と同様の加入履歴のほかに,年金加入以降のすべての標準報酬と納付額が月毎に記録されています。年金を納付した加入者に納付記録を発行するというのは,本来であれば当然のサービスだと思いますが,こうして月々の記録が漏れなくきちんと送られて来たのには感心しました。昔と比べたら信じられないくらいのサービス向上ですね。社会保険庁,なかなかやるじゃん! というのが率直な感想です。

 入社以来の給与の変遷が一覧できるというのは,ちょっぴり感慨深いものがありますが,それにしても,よく働き,よくまあこれだけの年金を毎月納めてきたものだと,われながら感心します。

 さらに,この「ねんきん定期便」が素晴らしいのは,これまでの保険料納付額(累計額)とともに,受け取れる年金の見込額が記載されている点。将来公的年金がどれぐらい受け取れるかなんて,これまであまり気にしたことがなかったですが,実際の給付見込額がしっかりわかるというのはありがたいものです。ていうか,どっちかと言えば,給付額を見て愕然! ですかね。これっぽっちの年金で,将来いったいどうやって生活していけるのかと,暗澹たる思いになります。加入者の給付見込額がわかってしまうと保険料支払いのモチベーションが下がってしまうために,これまでは給付見込額をあまりオープンにしていなかったのかなと,勘ぐりたくなりますよ。

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2009年5月 7日 (木)

JRもフリーパスを!

 高速道路料金の大幅値下げの影響か,ゴールデンウィークの高速道路は渋滞がひどかったみたいで,一般道の方が到着地に早く着くというケースがあったかも知れませんね。相変わらずETC機器は品薄で,なかなか手に入らないみたいですが,今後ETCが普及するにつれて,高速の渋滞はますますひどくなるということなんでしょうか。やれやれ。

 ちなみに,今や「ETC」といえば高速道路のノンストップ料金システムとわかりますが,調べたところ,ETCというのは「Electronic Toll Collection System」の略だそうです。直訳すれば「電子料金収集システム」で,自動車という意味も高速道路という意味も含まれていないんですね。意外でした。

 ところで,ETC搭載車の場合,高速入口でETCレーンを通過した場合でも,高速出口は一般レーンを使用することが可能で,係員にETCカードを提示すればETC割引料金が適用されると言われています。同様に,高速入口で一般レーンを使用して通行券を受け取り,高速出口で一般レーンを使用して通行券とETCカードを提示した場合でも,ETC料金適用で精算可能なはず(と認識しています)。つまり,苦労してETC機器を手に入れなくても,ETCカードさえあれば後者の方法でETC割引が適用できるということなんでしょうか。僕もよくわかっていないので,もし間違っていたらすみません。

 それはともかく,高速道路の渋滞というのは一般道の渋滞以上にストレスがたまりますね。「高速料金を払っているのになんで進まない?」というイライラだけでなく,高速でトイレに行きたくなった時の処置も困ります。一般道だったら最悪どこでも停まれるし,近くの店舗に入って用を足すことも可能。高速走行中だとそうはいきませんね。

 ところで,高速が渋滞している時,自分の走っていない側の車線だけが車が進むと「あ,失敗した!」と思うことがあるように,いったいどっちの車線が早く進むのか,けっこう気をもむことが多いですね。ケースバイケースかと思いますが,経験的には,渋滞が激しくなりつつある時は,左からの合流車が増えているので右車線を走った方がスムーズに進むような気がします。

 高速に限らず,2車線から1車線に車線が減少するような場合,渋滞している場合には,経験上,なくなる側の車線(下の絵の右側車線)の方がスムーズに流れますね。これは,合流地点の先頭(下図のA車の地点)では,渋滞している場合は交互に入るのがマナーですが,それより手前の地点(たとえば下図のB車の地点)で早めに合流するクルマが何台もあるため,結果的に図の右側車線ばかりが進んで左側車線はどんどん待たされるという傾向があるのではないでしょうか。

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 また,下の絵のように,高速道路で2車線どうしが一気に合流するような場合,本線でない方(図の左側の2車線)を走っているドライバーの心理としては,右側車線の方が合流しやすいと感じるため,つい右側車線を走ってしまいますが,本線が渋滞しているような場合には,上の例と同じ原理で,明らかに左側車線から合流した方がスムーズに進みますね。

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 いずれにしても,ETC限定の高速料金大幅値下げは理不尽だし,地球温暖化防止にも逆行していると言えるでしょう。この際なので,鉄道も「土日はどこまで行っても1,000円!」みたいな大幅値下げをぜひやって欲しいものです。ちょうど春・夏・冬の期間限定商品の「青春18きっぷ」の土日版みたいなのをね。

 「青春18きっぷ」は,僕も帰省時に何度か利用したことがあり,いかにもこれを利用していると思える,各停を始発駅から終点まで乗って乗り継いでいく人をよく見かけますが,還暦越えと思える年配者の人がほとんどですね。この切符を使うのは,やはり時間に余裕のある年配者の独擅場でしょうか。利用実態に合わせて,「青春18きっぷ」という商品名も,そろそろ変えた方がいいと思いますよ。

 JR全線の乗り放題切符といえば,古ムーン,じゃない,「フルムーン夫婦グリーンパス」なんてのもあります。こちらはグリーン車乗り放題ということで,5日間用が80,500円と高めの設定。お金持ちの高齢者向けの商品かと思いますが,対象年齢は「夫婦2人合わせて88歳以上」,つまり同年齢だったら44歳以上ということなので,僕も十分すぎるぐらい有資格者です。

 この商品が利用できるのは夫婦限定らしいですが,切符を買う時や乗車中に夫婦であることを証明する書類がいるんでしょうか。JR東のホームページを見たけど,特にそういう記載はありませんでした。ということで,いっそのこと,利用資格を「夫婦に限らずペアで合計年令88歳以上」みたいにした方が利用者は増えると思いますよ。商品名は「グリーンパス」あらため「フリンパス」とか(笑)

 過去の渋滞関連記事:帰省してきました(2008年8月17日)

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2009年5月 5日 (火)

5月6日は何の日?

 ゴールデンウィークもあと1日ですが,今年は5月6日がなんで休日なのか,実はよくわかってなかったので,念のためにきちんと調べました。

 「国民の祝日に関する法律」の第3条第2項によると,「『国民の祝日』が日曜日にあたる場合,その直後の『国民の祝日でない日』を休日とする」という規定があり,この日は一般に「振替休日」と呼ばれています。つまり,5月3日の日曜日が「憲法記念日」と重なり,翌日の4日は「みどりの日」,翌々日の5日が「こどもの日」のため,その次の6日が「5月3日の振替休日」になるというもの。

 ちなみに,2006年までは「重なった翌日の月曜日が休日」という規定だったため,もし2007年の法改正がなかったら今年の5月6日は休日にならなかったというわけです。さらに,「国民の祝日に関する法律」の第3条第3項には「『国民の祝日』と次の『国民の祝日』の間が1日しかなく,その日が『国民の祝日』でない場合,その日を休日とする」との規定があり,この日は一般に「国民の休日」と呼ばれているそうです。2006年までは毎年5月4日が自動的に「国民の休日」となっていましたが,2007年以降の5月4日は「みどりの日」という祝日になっています。

 ところで,今年の9月は,21日(月曜)が「敬老の日」で23日(水曜)が「秋分の日」のため,この第3項が適用されて22日(火曜)が「国民の休日」となります。このため,週休2日の事業所の場合,9月19日から23日まで5連休になるんですね。非常に珍しいケースですが,こうなるのは,21日が第3月曜日になるケースだけなので7年に1度の確率。さらに,秋分の日は9月23日の場合と24日の場合があるので,さらに確率は低いということですね。ちなみに,僕の会社の場合,今年度はワークシェアリング適用とかで勤務時間が減り,毎月第3金曜日が休みなんです。このため,9/18(金)から9/23(水)まで6連休になります。ばんざ~~い!・・・って,何歳になっても休みが増えるというのは嬉しいものです。

 土日や祝日に休めない職業の人には大変申し訳ないですが,僕の会社の場合は個人意志で大型連休を取得するのが難しい環境のため,国民全体の休日が増えるというのはありがたいものです。公的機関の週休2日が定着したため,カレンダー上も土曜日を赤色にして,土曜日と祝日が重なった場合には翌月曜日を振替休日にするように法改正してほしいぐらいの勢いですね。

 それと,年末年始の12月31日から1月3日までは,役所も銀行も休みで実質的に祝日扱いなのに,法律上は元日の1月1日だけが祝日というのもすっきりしません。このため,1月1日が日曜日の場合には,1月2日が振替休日になるという,全然意味ないことになってしまいます。この際法律を変えて,12月31日から1月3日までの4日間をすべて正式な祝日にすればいいのにと思います。そうすれば,来年(2010年)は1月4日も振替休日になるんですけどね。

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2009年5月 4日 (月)

昼下りの情事

 今日は古い映画の感想などを。「昼下りの情事」(1957年アメリカ,監督/制作/脚本:ビリー・ワイルダー,出演:オードリー・ヘプバーン,ゲイリー・クーパー,モーリス・シュヴァリエ ほか)です。若い時にこの映画をテレビで見た時,ラストシーンでめっちゃ泣けたのを思い出します。今日の夕方,BSでやっていたのをたまたま発見。見たのは途中からですが,つい夢中になって,最後まで見てしまいました。

 ストーリーは,私立探偵の娘(オードリー・ヘプバーン)がプレイボーイの大富豪(ゲイリー・クーパー)に恋してしまい,娘は相手とバランスを取るためにプレイガールのフリをしながら「昼下り」限定のデートを楽しむという,コメディータッチのラブ・ロマンスです。

 オードリー・ヘプバーン(1993年没)は1929年5月4日生まれ。ちょうど今日が誕生日だったんですね。1929年生まれということは,この映画の公開当時は28歳。対するゲイリー・クーパーは当時56歳でオードリーとはダブルカウント。28歳の生娘がなんで28歳も年上のオヤジに恋してしまうのかというところの描写はすっきりしませんでしたが,そんなのは許せるぐらいに完成度の高い映画です。

 すべての描写が何かの伏線になっていて,あらゆるシーンにムダがありません。そして,ユーモアがあってめいっぱい笑わせながら,最後には泣かせるという,超オシャレで素敵な映画です。一度見てストーリーがわかっていても,ラストではやっぱり泣けました。感動です。

 それにしても,この頃のオードリーは超キレイでしたね。僕が過去に見たオードリーの作品の中では,この「昼下りの情事」が一番好きです。そして,ビリー・ワイルダー作品の中でも,僕はこの映画がイチオシですね。最近は,こういうオシャレな映画になかなかお目にかかれないのが残念です。

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2009年5月 3日 (日)

憲法記念日

 本日は憲法記念日ということで,ここぞとばかりに各新聞は憲法に対する持論を展開しているようです。朝日新聞の社説は「こんな時代だからこそ平和憲法をよりどころにしたい」といった論調。片や読売新聞の社説は,2年前に憲法改正の手続きを定めた国民投票法が成立したにもかかわらず,その後改憲作業が進んでいないことに対して苦言を呈する内容。特に民主党に対して批判的な論調となっています。また,「機能不全に陥りがちな『ねじれ国会』の現実は,衆参両院の機能の見直しを迫っている」と述べているのは,憲法を改めて「一院制にせよ」という主張みたいです。

 新聞の社説は各社それぞれの考えなので,それはそれでいいとして,一般記事の扱いにも差があるのは面白いものです。朝日の場合,4月に実施した全国世論調査の結果を5月1日に公表し,それによると,憲法9条を「変えない方がよい」の64%に対して「変える方がよい」は26%にとどまったとのこと。憲法改正を「必要」とする人は53%いるものの,9条の改定は少数派との調査結果です。

 3日のWebニュースでも,大江健三郎さんらが呼びかけた「九条の会」アピールに賛同して全国にできた草の根組織に関する記事や,憲法9条や平和について考える「5.2憲法集会in京都」で,ノーベル物理学賞を受賞した益川敏英教授のスピーチなど,朝日の記事は護憲一色です。さらに,「9条全国投票の会」が呼びかけて全国各地で行われているという,市民がボードにシールを貼って9条を守るか変えるかの意思を示す運動に関して,「長崎県諫早市のアーケード街での投票の結果,1時間で166人が参加し,『守る』が138人を占めたと」いうのも紹介されていました↓

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 (asahi.comより転載)

 子どもが「守る」を指さしているシーンがヤラセっぽくていやらしい気がしますが,そもそも,こういうアンケートって,質問のしかた次第で結果は何とでもなるでしょう。この写真のように「9条を守る会」みたいな垂れ幕があって「守る」「変える」という選択肢がある場合と,「憲法を改正する会」みたいな垂れ幕があって「変えるべき」「今のままでいい」みたいな選択肢がある場合とでは,かなり違った結果になるでしょうね。ていうか,それ以前に,地方都市のアーケード街でのわずか166人の投票結果を全国紙で公表して,いったい何の意味があるの? と突っ込みたくなります。

 片や読売の場合は,護憲運動に関する記事はほとんどなく,日本青年会議所(JC)が全国で開いている憲法タウンミーティングに関して報道し,このうち大分では,戦争に関して政府見解と異なる論文を発表して航空幕僚長をクビになった田母神氏が「憲法9条に『陸海空軍はこれを保持する』と書いたらいい」などと独自の改憲論を展開したとの記事。

 どちらの新聞も,記事の内容は真実であり,ウソは報じられていないと思いますが,何を記事に選んだかという時点で,各紙はかなりの独自色を出していると言えます。これはほんの一例ですが,新聞の読者は常にそれを意識して,真実を見極めて正しい判断をして欲しいものだとつくづく思います。

 ちなみに,僕の憲法に対する考えは,いわゆる保守勢力が主張する改憲(自衛隊の諸活動の合憲化と軍拡)には反対であり,その意味では「護憲派」ということになるのかも知れませんが,今の憲法に対して変えて欲しいと思っている点は多々あります。詳細は過去のブログに書いているので省略します。下記は一例↓
(1)天皇の国事行為に関して:2008年1月8日
(2)大統領制に関して:2006年4月2日

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2009年5月 2日 (土)

トイレの混雑

 西日本高速道路は,ゴールデンウィーク後半にパーキングエリアなどでトイレが混雑することが予想されるため,例年トイレの混雑が激しい草津・龍野西など計10ヶ所のパーキングエリアなどで,状況にあわせて男性用トイレの入り口に間仕切りを設け,男性用の半分を臨時の女性用トイレとして転用する対策を5月2日から実施しているそうです。

 男性用トイレはガラガラなのに女性用トイレが長蛇の列というのは,高速道路のパーキングエリアに限らず,駅やデパートや観光地などでよく見かける光景ですね。これまでの僕の経験では,男性用トイレの場合,飛行機が到着した時に到着ロビーのトイレが混雑するぐらいで,それ以外は男性用が行列になるようなことはほとんどありませんでした。女性用トイレが混雑している光景を見ると,男性に生まれてつくづく良かったと思うとともに,女性に対してマジで申し訳ない気持ちがします。

 ということで,高速道路のパーキングエリアで女性用トイレを増やすというのは,なかなか気が利いた対策だと思いますが,考えてみたら,女性用トイレと男性用トイレの数がそもそもアンバランスなのが問題なんですよね。

 そこで,適切な男女トイレのスペースについて,ちょっと考えてみました。まず,男性の小用便器のスペースというのは,通常の個室の半分ぐらいのスペースしか必要ないので,たとえば,小用の便器が10ヶ所と個室が4ヶ所あるような男性用トイレの場合,女性用にも同数の個室を確保しようとすると,男性用トイレのスペースの約1.5倍のスペースが必要となります。

 さらに,女性用トイレ混雑の原因は,便器が足りないだけでなく,ちょっと生々しいですが,女性が用を足す時間が男性に比べて時間がかかるということもあるでしょう。時間を測定したことはないので(笑),あくまで僕のカンですが,男性に比べて女性は2倍ぐらい時間がかかっているんではないでしょうか。

 したがって,トイレの混雑度が男女公平になるようにするには,女性用トイレのスペースは男性用の1.5×2=3倍ぐらいにする必要があるということです。ところが,パーキングエリアでも駅でもデパートでも,ほとんどの公共トイレが,男性用と女性用のスペースが同じになっているように思えます。大半が男性社員というような会社のトイレならともかく,これらの公共トイレを利用するのは男女ほぼ同数だと思うので(デパートなどはむしろ女性の方が多いような気がします),女性用トイレのスペースは男性用の3倍ぐらいにすべきだと思いますよ。公共エリアのトイレが男女同スペースというのは,そもそも建築設計不良と言えるんではないでしょうかねー。

 過去の関連記事:トイレのこと(2007年5月15日)

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2009年5月 1日 (金)

巨大な蜘蛛

 横浜開港150周年の記念テーマイベント「開国博Y150」というのが開かれているそうです。このイベントで,高さ12メートルの機械仕掛けの巨大蜘蛛がフランスから来日しているとか↓

Photo
 (asahi.comより転載)

 横浜でのイベントなので,このイベント自体には興味なかったんですが,「巨大蜘蛛」と聞いて,子どもの頃にテレビで見た映画を突然思い出しました。タイトルもストーリーも全然覚えていませんが,大仏の体内に巨大な蜘蛛が棲んでいて,中に入った人間がその巨大蜘蛛と格闘するというシーン。そのシーンだけが強烈に印象に残っていて,どうしてもこの映画をもう一度見たくなりました。

 ネットで検索すると,映画のタイトルが簡単にわかりました。キーワードを入れるだけで何でも簡単に調べられるネットというのは,便利すぎて怖いぐらいです。で,この映画のタイトルは,1940年のイギリス映画「バグダッドの盗賊」なんです。大仏が出てきたのでてっきり日本映画だと思っていましたが,洋画だったんですね。なお,ネットで調べたところ,「バグダッドの盗賊」という名の映画は過去に4本あり(1920年,1940年,1961年,1978年),この1940年のイギリス版がけっこう評価が高いみたいです。ということで,さっそくDVDをレンタルして見ました。

 映画のストーリーは,ディズニー・アニメの「アラジン」(1992年)でもお馴染みの,ランプに閉じこめられた魔人ジニーが現われて3つの願いを叶えるという「アラビアン・ナイト」をベースにしたものです。せっかくなので,代表的なシーンをいくつか紹介します。

 まずは,魔人ジニーが現われるシーン。この映画のジニーはとにかく巨大。ジニーの左下に米粒のように見えるのが少年です↓

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 ディズニー版ジニーのキャラクターは優しくて人気者ですが,この映画のジニーはとっても怖いです。自分をランプから出してくれた少年を,踏みつぶそうとするんです↓

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 ところが,少年の機転で再びランプ(というか瓶)の中に閉じこめられてしまいます↓

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 ジニーは瓶から出して欲しいと懇願し,どんな願いでも3つ叶えるという約束をします。このあたりもディズニー版とは大違い。どちらが原作に近いんでしょうね。

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 で,結局,再び瓶から出してもらったジニーは少年にひれ伏して感謝感謝↓

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 そして,少年の願いを叶えるべく,少年の親友を探すために,「万物の目」があるという世界の頂上の寺へ行きます。その寺の大仏が下の写真。千手観音風の大仏です↓

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 この大仏の額に光っているのが「万物の目」。これを盗もうということです↓

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 それにしても,子どもの時にこの映画を見た記憶では「東大寺の大仏」でしたが,今回見ると全然違いました。ちなみに,東大寺の大仏はこれ(2008年12月撮影)。ちょっとピンボケですみません↓

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 そして少年は大仏の中に侵入し,巨大な蜘蛛の巣をよじ登っていきます↓

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 そこへ現われた巨大蜘蛛との格闘シーン。子どもの頃に見て強烈に印象に残っていたシーンがこれなんです↓

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 そして,巨大蜘蛛をやっつけ,大仏の口から外へ脱出します。口ではなく眼から出てきたというのが僕の記憶でしたが,それはまあいいでしょう。

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 そして,無事に「万物の目」をゲットし,親友を探しに行きます。

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 子どもの時にこの映画を見てからは,大仏の体内は空洞になっていて巨大蜘蛛のような生物が棲んでいるこわ~い場所なんだと,子供心に思ったものです。実際に大仏の中というのはどうなっているんでしょうね。興味あります。

 それにしても,1940年にこんな特撮映画がイギリスで作られていたというのは驚きです。しかもカラー映画。当時の日本は太平洋戦争突入直前の時期なので,こんな娯楽映画を見ることは叶わない時代だったんでしょうね。

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