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2009年4月29日 (水)

昭和の日

 僕の世代にとって,4月29日というのは長年「天皇誕生日」でした。平成以降は「みどりの日」になりましたが,2年前から「昭和の日」に変わっています。「昭和の日」といっても今はピンと来ませんが,そのうち慣れてくるんでしょうか。

 僕にとって「昭和」というのは生まれて育った時代なので,いろんな思い出があり一言では言い表わせませんが,歴史的な意味では,戦争の時代であり,そして戦後の新憲法によって国家体制が大きく転換した時代であったといえるでしょう。

 さて,昨日の朝日新聞に,「昭和って,どんな薫り?」という記事がありました。巣鴨・新橋・渋谷・原宿の4ヶ所で,「『昭和』で想起するできごとは?」「『昭和』で思い浮かべる人物は?」を調査したという,どうってことのない記事ですが,集計結果がこれ↓

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 (asahi.comより転載)

 「昭和のできごと」の1位はやはり「太平洋戦争」で,2位が「東京オリンピック」。そして人物の1位は「田中角栄」と「思い浮かばない」が同数の4人・・・って,どうでもいいけど,サンプルが少なすぎじゃん! と突っ込みたくなります。この程度の調査数では,順位をつけて表にする意味はまったくありませんよね。毎度のことながら,朝日の記事は手抜き感いっぱいで笑わせてくれます。

 笑ったついでに,本日の新聞に載っていた面白い写真がこれ↓

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 (asahi.comより転載)

 メキシコの空港で,マスクを着けたまま別れのキスをする男女だそうです。めっちゃ滑稽ですね。でも,笑ってる場合じゃない,深刻な問題なんですが。

 もう一つ。「マスクを着けながらタコスを食べる男性」なんてのも載ってましたよ↓

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 (朝日新聞より転載)

 やれやれ,大変ですね。ゴールデンウィークに渡航される方は,ぜひお気をつけ下さい。

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2009年4月26日 (日)

定額給付金の申請

 定額給付金に関連した詐欺事件が発生しているみたいですね。たとえば,大阪府堺市の一人暮らしの80歳代の女性宅に「市役所のものです」と名乗る男が訪れ,「5万円もらえればすぐに給付の手続きができます」などと言ってその場で現金5万円を受け取って立ち去ったという詐欺事件がありました。2万円の給付金支給に対して5万円の費用を請求するという詐欺には笑えますが,こんなバカバカしい詐欺でも,現実には被害に遭ってしまう人がいるんですね。

 また,同じく大阪府の吹田市内の80歳代の男性宅に「定額給付金申請書」と題した用紙が入った封筒が投函され,中に「手数料3千円が必要」という注意書きがあり,翌日集金に来た女性に現金3千円を渡してしまったなんていう詐欺事件もありました。詐欺に遭った男性は,ちょうど給付手続きを済ませた直後だったので,手数料が必要だと錯誤してしまったとか。それにしても,手の込んだ詐欺なのに犯人が取得したのはわずか3千円。罪を犯してそんな手間かけて実入りがたった3千円なら,きちんとしたアルバイトでもした方がいいのでは? って思います。

 いずれのケースも,被害に遭ったのは80歳代の人。制度の内容を熟知していない老人を狙った犯行というのは,本当に卑劣で許せません。僕にも80歳の母親が健在ですが,先日実家(京都)に帰った時,ちょうど定額給付金の申請書類が来ていて,「これ,なんのことやらよーわからん。アンタ手続きしてっ!」と言われ,代わりに手続きしました。「給付金を受け取るか辞退するかのチェック欄があるけど?」と聞くと,「何が嬉しくて辞退なんかせんならんねん!」との弁。ごもっともです。

 手続きといっても,住所・氏名と振込先の口座番号を記入して郵送するだけですが,ご丁寧にも,受取人の身分証明書(保険証など)のコピーと振込先口座の通帳のコピーも必要とのこと。コンビニでコピーなんかしたことのない母親には,この手続きはちょっと無理ですね。口座から引き落とされるというのならともかく,振り込んでもらうのになんで通帳のコピーが必要なのか,理解に苦しむところですが(誤記入チェックのため?),それにしても,なんでこんな複雑な手続きになっているんでしょうね。そもそも給付対象者に書類が郵送されてくるので,その際に,最初から対象者に現金で郵送するとか,もし現金送付が危険ということなら,受取人指定の郵便為替を郵送するなど,もっと簡単な方法が他にいくらでもあると思いますよ。

 聞いたところ,受取人の身分証明書と通帳のコピーが要るかどうかに関しては,自治体によって多少違うらしいですが,居住地によって手続きの複雑さが異なるというのも,なんだかすっきりしませんね。

 ちなみに,僕自身も先日手続きを済ませました。「さもしい」自分としては,誰に何と言われようと,辞退なんか絶対しません。ていうか,辞退する・しないを選択する記入欄なんかなかったし,辞退する場合にどうすればいいかの説明文もなかったです。このあたりの対応が自治体によって異なるというのも,ちょっと気になるところです。なお,僕の場合は,定額給付金を受け取ったからといって,次回総選挙での投票先にはなんら関係ありませんよ(笑)

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2009年4月25日 (土)

ニュースの価値

 SMAPの草なぎ剛さんが酔っぱらって逮捕されたニュースは,NHKをはじめとするテレビや全国紙が大々的に取り上げていますが,それほどニュース価値がある事件なんでしょうか。あまりに騒がれすぎて,なんだか本人や関係者が気の毒にさえ思えます。

 本人が全裸だったために逮捕容疑は「公然わいせつ」となりましたが,白昼に公衆の前で露出したわけではなく,人のいない深夜ということで,わいせつ性は極めて低かったと想像します。むしろ,酔っぱらって深夜の公園で騒いで近隣に迷惑をかけたという点で,「軽犯罪法違反」などが妥当でしょう。また,連行しようとした警察官に抵抗したという点で,警察お得意の「公務執行妨害」というのもアリだったでしょう。その意味で,ニュースとして極めてインパクトの大きい「公然わいせつ」で逮捕されたというのは,本人にとって「ついてなかった」と言えるかも知れませんね。

軽犯罪法第1条第14項:
 
公務員の制止をきかずに,人声,楽器,ラジオなどの音を異常に大きく出して静穏を害し近隣に迷惑をかけた場合

 深夜に騒いだ酔っぱらいが逮捕されたということであれば,本来であればニュース価値はゼロでしょう。このニュースを聞いて,そもそも「ニュース価値」って,いったい何だろうなと考えさせられました。

 どうでもいい事件なのに「ニュース価値あり」として扱われるケースの一つは,罪を犯した人の「意外性」でしょうか。よく言われる「犬が人を噛んでもニュースにならないが,人が犬を噛んだらニュースになる」というやつですね。今回の場合,犯したのが草なぎ剛さんでなく,同じSMAPでも中居正広さんだったらニュースにならなかった・・・みたいな(笑) あ,あくまで「たとえ」ですので,誤解ないようにお願いします。

 微罪なのに「ニュース性あり」と扱われるもう一つのケースは,やはり,有名人や公務員や有名大企業社員が犯した場合でしょう。公務員の中でも,特に政治家・教員・警察官・裁判官・自衛官などの場合には「法律を厳格に守るべき人」というイメージがあるからか,ちょっとした事件でも大々的に報道される傾向にありますね。その意味では大変な職業だと思います。

 ということで,今回の草なぎ剛さんの件は,聞く方が恥ずかしくなるようなニュースで不愉快ではありますが,僕としては「放っておけばいいじゃん!」という感想です。また,鳩山総務相は「国民に負担をかけてアナログを停波するためのキャラクターに選んだ人が,公然わいせつなどというのはみっともない!」と激怒し,地デジ推進のCM中止やポスター撤去を決めたとか。でも,多額の税金をかけて作ったCMやポスターなんだし,そこまでやらなくてもいいのではないでしょうか。地デジ推進キャラクターがいったいなんぼのもんやねん! って僕は思いますが。

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2009年4月21日 (火)

モスラ

 以前のブログで書いたゴジラ・シリーズに続き,3月にCSで放送されていたモスラ・シリーズ4作品の感想です。僕にとって映画の原体験とも言える東宝特撮映画シリーズはこれで完結です。なお,例によって,思いっきりネタバレがあります。

1.モスラ(1961年版)
 監督:本多猪四郎
 出演:フランキー堺,小泉博,香川京子,田山雅充,ザ・ピーナッツ 他

 かつて「ロリシカ国」が核実験を行ったために「放射能の墓場」となった南洋の「インファント島」に座礁した乗組員が,ザ・ピーナッツ演じる双子の「小美人」を発見。ロリシカ人の隊長ネルソンは,この小美人を無理やり連れ帰り,日本国内で見せ物にして売り出したところ,小美人を助けるために東京にやってきたモスラが町を破壊するというストーリー。

 この映画は,子どもの頃に白黒テレビで見た記憶があり,僕の記憶の中ではずっとモノクロ映画でしたが,実際の映画はもちろんカラー。この時代のカラー映画というのは,色が渋くて味わいがあって,今見ても美しいと感じます。

 真っ二つに折れた東京タワーでモスラが繭を作るシーンは圧巻です。モスラの繭の美しさも見事でしたが,1958年に完成したばかりで東京を代表するシンボルであった東京タワーの破壊というのは,当時の人にとっては,たぶん衝撃的だったでしょうね。

 ということで,なかなかよくできた特撮映画だと思いますが,それでも突っ込みどころは満載。ロリシカ人の隊長が小美人を連れ帰って金儲けする場所が,なんでロリシカ国でなく日本なのかがはっきりしないし,そもそも,無理やり連れて来られた小美人の2人が,なんでショーに協力的なのかも不可解です。また,女性カメラマンがライター型の小型カメラで隠し撮りするシーンは,明らかに「ローマの休日」のパクリですね。

 そして,ロリシカ国行きの飛行機のロゴが「PAN AMERICAN」だったり,「ニューカーク市」という町が舞台になったり,ロリシカ人が話すのが英語だったりするなど,仮想の国「ロリシカ」は,明らかにアメリカを指しているといえます。つまり,徹底的に悪者扱いされているロリシカ人は,明らかにアメリカ人ですね。そういえば,かつての「巨泉のクイズダービー」というクイズ番組で,「アメリカで最も評判悪かった日本の怪獣映画は?」という出題がありましたが,これの正解は「モスラ」でした。なるほど納得です。たしか篠沢教授がこの問題に正解したのを覚えています(ちょっと古すぎ)。

2.モスラ(1996年版)
 監督:米田興弘
 出演:小林恵,山口紗弥加,羽野晶紀,梨本謙次郎,高橋ひとみ 他

 北海道の森林開発現場で発見された遺跡の一部を,現場監督が剥がして持ち帰ったことにより,6500万年前に地球にやってきて岩に閉じこめられていた宇宙怪獣「デスギドラ」の封印が解けて暴れ出し,これをモスラがやっつけるというストーリー。

 旧作1961年版のモスラは明らかに「虫」で,武器をほとんど持たない巨大な「蛾」でしたが,この映画以降の3作品のモスラは,よりカラフルになり,光線を出して相手を攻撃するなど,もはや虫ではありません。そして小美人の2人(小林恵と山口紗弥加)も,ザ・ピーナッツが演じた頃のおとなしい女性とは別人で,超小型モスラの「フェアリー」という虫にまたがって自由に飛び回るなど,めっちゃ行動的になっています。また,モスラを呼ぶか呼ばないかで2人の意見が対立するなど,必ず同じセリフをハモってしゃべっていたザ・ピーナッツ作品と比べると隔世の感があります。

 モスラが登場するシーンは,突っ込みどころがいっぱいです。卵から生まれるシーンは毎度おなじみで新鮮みがないし,生まれたての幼虫が親を助けに行くという親子愛はなんだかクサイし,幼虫が生まれて短時間で繭になるのもヘンだし,それに,わざわざ世界遺産の屋久島まで行って,繭を作るために自然破壊するなよって思います。ちなみに,モスラが卵から生まれるシーンとしては,やはり「モスラ対ゴジラ」(1964年版)が僕にとっては最高でした。

 いずれにしても,この作品以降のモスラの成虫は,破壊光線などの武器をいっぱい身につけてめちゃくちゃ強くなってしまいます。それぐらい強くしないとデスギドラとの戦闘が成立しないし,ハッピーエンドにならないということなんでしょうね。

 また,これ以降の作品で特徴的なのは,かつては怪獣をやっつけるときに必ず登場しながら失敗に終わっていた,あの自衛隊が一切出てこなくなったことです。モスラが強くなったので自衛隊が必要じゃなくなったのか,出てきても役に立たずに恥をかくのは逆宣伝効果だと自衛隊が判断したのか,理由はよくわかりませんが(笑)

3.モスラ2 海底の大決戦(1997年公開)
 監督:三好邦夫
 出演:山口紗弥加,小林恵,紺野美沙子,細川ふみえ,羽野晶紀 他

 この作品は前回作品の続編の位置づけで,最初から最後までモスラは成虫です。モスラの登場する映画で,幼虫も繭も出てこない映画はこれが初めてかも知れません。

 映画の舞台は石垣島。突然海に出現した巨大ピラミッドの内部へ,主人公の子どもたちが怪獣ダガーラを倒すための秘宝を探しに行くという,ファンタジックな冒険物語となっています。CGのオンパレードで動きの激しいシーンが多いですが,しょせん「お子さま向き映画」の域を脱していない映画といえます。海が割れて海上のピラミッドから脱出するシーンは,映画「十戒」の有名なシーンを彷彿させましたが,こんなシーンが簡単に作れるCGって便利なものですね。

 モスラが「水中バージョン」に変身して海底でダガーラと決闘するなど,全般的に荒唐無稽でリアリティーに欠けます。やっぱり,昔ながらの「蛾」に徹したモスラが懐かしいです。

4.モスラ3 キングギドラ来襲(1998年公開)
 監督:米田興弘
 出演:吉澤拓真,篠崎杏兵,小林恵,建みさと,羽野晶紀,大仁田厚 他

 モスラ・シリーズの最終作品。今回は,宇宙怪獣の大御所で最強のキングギドラが登場します。やっぱり強いです。モスラでは全然歯が立ちません。このため,モスラは小美人の反対を押し切って,1億3000年前の過去に戻り,恐竜を絶滅させたとされるキングギドラを倒しに行きます。

 1億3000年前のキングギドラを倒せば現代のキングギドラが消えるということらしいですが,タイムパラドックス的に問題ないんでしょうか。モスラさんはそこまで深く考えたのかな? ていうか,恐竜を絶滅させたキングギドラを倒してしまったら,現代に恐竜がよみがえってしまうんじゃない? そもそも,現代のキングギドラは倒せないのに,なんで1億3000年前のキングギドラなら倒せるとモスラは判断したんでしょうね。

 結局,このあたりのロジックはすっきりしないまま,モスラは1億3000年前に戻ってキングギドラと戦いますが,やっぱり歯が立ちません。それでも,なんとか最後は火山の噴火口にキングギドラを放り込みます。これでハッピーエンドとなるのか?・・・結末は省略しますが,結局はなんだかすっきりしない映画でした。

 過去の関連記事:
  初代ゴジラ(2008年12月17日)
  復活ゴジラ(2009年1月25日)
  最後のゴジラ(2009年2月3日)
  東宝の特撮映画(2008年12月19日)

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2009年4月19日 (日)

続・マックの突っ込みどころ

 今日の昼食はマクドナルドのドライブスルーでした。ドライブスルーなどのテイクアウトの場合,マックは温かい商品と冷たいドリンクを同じ手提げ袋に入れることがあるので,これはやめてほしいなあといつも思いますが,それはともかく,マックのドライブスルーは手際がよくて待ち時間が少なく,いつも感心します。テンポのいい店舗に感心!・・・なんて。

 ところが,考えながら注文したり,同乗者の子どもと相談しながら注文したりするなど,注文する手際が悪い人がたまにいて,後ろの車列で待たされることがあります。そうならないように,僕は車列に並ぶ前に注文内容を決めておき,注文時は「クーポン××番2個,ポテトのセットでドリンクはオレンジとジンジャ,単品でチーズバーガー1個とナゲット1個,ソースはマスタード!」みたいに一気に注文するので,店員さんに「的確なご注文ありがとうございます!」なんて褒められたことがありますよ~。

 さて,今マックでは,「ENJOY! ¥100 BACK」キャンペーンをやってると,あるテレビ番組で紹介されていました↓

Enjoy100back

 このキャンペーンは,セット商品に加えて単品のバーガー類を1個買うと100円がキャッシュバックされるというもの。つまり,100円のハンバーガーやマックポークであれば,セットにタダでついてくるということなんですね。ただ,クーポンを使用した時にもこれが適用されるのかどうかがわからず,ネットで確認したところ,なんのことはない,このキャッシュバックは17時から閉店までの時間限定(24時間営業店では朝5時まで)で,クーポンとの併用も不可とのことでした。

 要するに,夕食や夜食でマックを利用した時の割引サービスということなんですね。でも,僕の場合は夕食にマックなんてありえない。オヤジにとっては,やはり夕食は「ギョーザにビール!」の方が断然いいですね。

 ところで,携帯で配信されるマックのクーポンはけっこう割安で,節約志向の僕にはありがたく,時々利用しています。ていうか,クーポンを使わない正規料金でマックを利用することはほとんどないです。ちなみに,本日利用したクーポンは,「えびフィレオセット390円也」。「えびフィレオ」は,マックの中では僕が比較的よく買う商品で,えびのプリプリ感がけっこう好きですね。

 この「えびフィレオセット」は,正規料金は630円(茨城の場合)。つまり,この日はクーポンを使えば240円のディスカウントということ。こうなると,なおさら夜にマックを食べて100円分のバーガーをゲットしようとは絶対思いませんね。以前のブログでも書いたように,マックの価格体系というのは,相変わらず不明朗だと思います。

 ついでに,マックの割引クーポンに関する突っ込みどころを一つ。店頭で購入する場合には,紙のクーポンは店員が回収するし,携帯のクーポン画面も必ず店員さんが確認しますが,ドライブスルーではほとんどノーチェックで回収もしませんね(店舗によっては,たまにチェックすることがありますが)。このため,本来なら1回限りの紙クーポンが,ドライブスルーだと何回も使えてしまいます。また,携帯のクーポン画面は「1回の提示で商品2個まで割引き」みたいなことが書かれていますが,1回の購入で2回見せたら4個まで買えるということなんでしょうか。一度試してみようと思っています(笑)

 過去の関連記事:マックの突っ込みどころ(2008年4月28日)

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2009年4月18日 (土)

追加経済対策

 政府・与党は,追加経済対策として,15兆円規模の09年度補正予算案を提出するとのことで,当初予算と合わせた09年度の一般会計総額は100兆円を突破する見通しとか。追加経済対策の財源は主として建設国債と赤字国債の発行で,両国債の09年度の発行額は,当初予算と合わせて40兆円を大きく突破することになるらしいです。

 報道によると,この補正予算案に盛り込まれる主な施策は以下のとおり。
(1)贈与税減税(対象は住宅取得。上限500万円。2年間)
(2)子どもと家族応援手当を創設(09年度限り)
(3)がん検診費用の助成(09年度限り)
(4)失業者に住宅手当を最大6ヶ月間支給
(5)中小企業などへの緊急保証枠の拡大
(6)エコカー・省エネ家電への買い替え補助
(7)公共施設への太陽光発電設備の設置促進
(8)介護職員の賃金アップ(1人 月15,000円)
(9)医師不足対策に地域医療再生基金を創設
(10)つながっていない高速道路などの整備促進
(11)公共事業の地方負担分を補助するためなどの交付金(2.4兆円)

 なんだか,どれもこれも突っ込みどころ満載ですが,僕にとって一番腹立たしいのは「子どもと家族応援手当」でしょうか。これは,09年度限定で子ども1人あたり年間36,000円を支給するというもので,高額所得者にも一律支給という点がイマイチなのはさておき,なんで対象が3~6歳(小学校入学前3年間の幼児全員)なのかという点が疑問です。

 僕がこれまで子どもを不要,じゃない,扶養してきた経験からすると,子どもというのは大きくなればなるほどカネがかかるものです。小学校入学前の子どもって,教育に必要な費用は幼稚園などの保育費ぐらいでしょう。そして,小遣いはほとんど要らないし,携帯も必要ないし,大食いするわけでもない。3~6歳というのは一番カネのかからない時期のような気がします。なんでこの年代の子どもを手厚く支援しようという発想になるんでしょうか。

 片や民主党も,「次の内閣」の経済対策関係閣僚会議で,09年から2年間で20兆円規模の緊急経済対策を固めたなんていうニュースがありましたが,その中にも,「月26,000円の子ども手当(中学卒業まで)」というのがありました。これまた,義務教育で比較的カネがかからない時期に限定した支援策です。なんで与党案も民主党案もこうなってしまうのか,政治家のセンスが僕には全然理解できませんね。

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2009年4月17日 (金)

またまた九州へ

 出張でまた九州へ行って来ました。空港でちょっと気になったのは,出発地の空港で預けた手荷物を到着地で受け取る際,昔は引換証の番号と手荷物の番号を係員が一つ一つ照合していたんですが,最近は係員は照合せず旅客まかせで,係員は引換証を受け取るだけになったんですね(ANAの場合)。こんなんで,紛失事故や盗難事件が本当に発生しないのか,ちょっと気になるところです。日本の空港も,そのうちどこかの国みたいに手荷物紛失が頻発するようになるんじゃないかと,ちょっと心配ですね。

 ところで,JR九州の車両で見つけた面白いマークがこれ↓

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 「床に座らないでください」マークです。こんなマーク,他のJRや私鉄では見たことないです。九州では床に座るヘンな人が多いんでしょうか。

 それはともかく,下の写真はJR日豊本線の車窓から撮った写真。走っている列車からの写真なので,あまりキレイに撮れませんでしたが,日豊本線は,宮崎県付近では海岸沿いを走るため,車窓から間近に海の景色が楽しめます。

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 そして,下の写真は宮崎県都農(つの)町のリニアモーターカー実験線の跡。使われなくなった高架が何年も残ったままです。このまま風化して廃墟となって行くんでしょうか。

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 さて,リニアモーターカーつながりで,千葉県知事に当選した森田健作氏は,成田空港と羽田空港の間にリニアを通すことを公約に掲げていたらしいですね。リニアというのは,いまだに実験線を延長するとかいう話ばかりで,実用化の見通しがさっぱりわかりません。こんなリニアを公約にしていたというのには笑えますが,そもそも,羽田と成田を短時間で直結するというのは,関東以外の地方から羽田経由で国際線に乗り継ぐ旅客の利便性のためでしょう。千葉県民には何もメリットないと思われますが,なんでこれが千葉県知事の公約になるのか,僕にはさっぱり理解できません。

 それはともかく,この知事選をめぐり,市民団体が森田知事を刑事告発したというニュースがありました。自民党に所属しながら「無所属」で選挙活動をしたことは公職選挙法違反(虚偽事項の公表)の疑いがあるとのことで,あわせて,2005年・2006年に献金が禁じられていた外国人や外国法人の持ち株比率が50%を超える企業から寄付を受けていたことが政治資金規正法違反にあたるとの主張らしいです。

 県外の人間にとっては千葉県知事選のことはあまり興味がなかったし,そもそも県外の知事選のことはほとんど報道されていなかったので,あの森田健作氏が「完全無所属」で立候補していたとは知りませんでした。この人は,1992年の参議院議員選挙では社会党や民社党(当時)などの推薦を受けて立候補し,「昔は自民党支持でした!」としきりに叫んでいたのを覚えています。そしてその後,民社党と会派を組み,民社党解党前の1994年には自民党に移ったらしい。この時に「やっぱり自民党支持でした!」と叫んだかどうかは知りませんが(笑)

 なかなか理解に苦しむ行動をとる政治家ですが,いずれにしても,今はどう見ても「ゴチゴチの自民党」ですよね。今回告発した市民団体の人というのは,マジで森田氏が無所属だと思っていて「騙された」とでも言うんでしょうか。よくわかりません。ていうか,森田氏なんかに絶対投票していない人が告発しているように思えるので,この刑事告発は,選挙に負けた陣営の単なる「腹いせ」のようにも見えます。そもそも,たとえどこかの政党の党員であっても,党の公認がなければ形式上は「無所属」と見なすのが慣例でしょう。政治資金規正法違反の件はよくわかりませんが,公職選挙法違反に関しては,市民団体側に分が悪いような気がします。

 ということで,今回刑事告発した市民団体というのは,なんとなく「怪しげ」な気もしますが,それはそれとして,やっぱり僕は,森田氏のようにハチャメチャで一貫性のない人はそれ以上に怪しく,政治家としてどうも好きになれません。まあ,千葉県の有権者が選んだ結果なので,外野がとやかく言う問題ではありませんが。

 過去の関連記事:リニアモーターカー(2006年6月30日)

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2009年4月13日 (月)

高速1000円に挑戦!

 先週末も所要で京都へ行って来ました。2週連続の京都行きですが,今回は荷物を運ぶ都合があったので,マイカーで移動。そして,ちょうど高速料金の大幅値下げも始まったので,「どこまで行っても高速1000円!」に挑戦してみました。

 さて,わが茨城県から京都へクルマで行く場合,常磐道を通って東京へ行き,首都高速を経由して東名→伊勢湾岸道路→新名神と行くのがオーソドックスなルートです。が,このルートだと,首都高を挟んでいるため,「1000円均一」が2回カウントされてしまい(この点は近く改善されるらしいですが),かつ首都高や東京近郊は別料金。このため,トータルで3,500円程度かかってしまいます。東名のくせに,ほんと不透明な料金体系です(笑)

 ところが,首都高を経由せずに,新潟を経由する迂回ルート(常磐道→磐越道→北陸道→名神)を通ると,トータル1000円で行けてしまうんです↓

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 この場合,距離は200kmほど余計にかかりますが,燃料費を考慮してもこの迂回ルートの方がトクという計算。また,このルートはガラガラで,首都高や東名のような渋滞はまずありません。渋滞がないドライブは超快適だし,当然燃費も向上します。ということで今回は,「高速料金片道1000円(往復2000円)!」に挑戦してみました。

 金曜の夕方に出発して一気に目的地まで行き,土曜日の0時を過ぎてから高速を出ようという試み。新潟までは快調に飛ばしていましたが,長岡ジャンクションで,北陸道に左折して入るべきところをうっかり直進し,なんと関越道に侵入! これ大ショックです。新潟を通過して北陸道に入ってからは,「あとは真っ直ぐ北陸道を南下すればいいだけ」という先入観があったため,ナビの案内も気にせずひたすら直進してしまったのが敗因です。北陸道をそのまま直進すると関越道に入ってしまい,北陸道に行く場合には左折する必要があるという長岡ジャンクションの変則的な構造が,うらめしく思いました。

 長年クルマを運転していますが,高速で曲がるべきところを通り過ぎたなんて経験は初めて。先日の記事で「高速道路の逆走なんて信じられない」みたいなことを書きましたが,こんな場合に逆走して戻りたくなるドライバーの心理がちょっぴり理解できたような気がします。って,もちろん僕は逆走なんかしてませんが。

 このまま関越道を南下すると東京へ逆戻りしてしまいます。かといって,いったん高速を出ると,時刻がまだ金曜日の午後7時半頃だったため「1000円均一」の適用外で,数万円の高速料金が余分にかかってしまいます。で,しかたなく,土曜日0時になるまでパーキングで時間をつぶしてから,いったん高速を出て,再度入り直しました。ほんとアホですねー。

 ということで,行きは高速代が2000円となり,当初のもくろみは外れてしまいました。でも,帰路は無事1000円で戻ることができましたよ。なお,京都~大津間は別料金なので50円が必要です。

 そして,おまけの写真がこれ↓ じゃ~~ん!

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 クルマの走行距離メーターに「7」が5つ並ぶ写真をゲット! だからどうってことはありませんが,なんだかちょっぴり嬉しいです。

 過去の関連記事:
  どっちが得?(2006年8月17日)
  わかりにくい高速料金(2009年3月29日)

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2009年4月10日 (金)

新広島市民球場

 プロ野球・広島東洋カープの本拠となる新広島市民球場(マツダズームズームスタジアム広島)が完成し,本日4月10日に地元開幕戦を迎えるそうです。プロ野球の本拠としての新球場誕生は1997年に開場したナゴヤドーム以来12年ぶりで,レフト側観客席が極端に狭く,ライト側観客席が広くなった左右非対称の「大リーグ様式」だそうです↓

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 (写真はいずれもasahi.comより転載)

 国内のほとんどの野球場は左右対称なので,左右非対称のスタジアムというのは,日本人の美的感覚からすると,たしかにちょっと気色悪いですね。でも,非対称なのは観客席のみで,グランド内はほぼ左右対称。大リーグの場合はグランドそのものが左右非対称という球場が多く,左右対称の球場の方が珍しいらしいですよ。

 観客席が左右非対称のスタジアムとして思い出すのは,僕が昔よく通った,今はなき「阪急西宮スタジアム」。下の写真は,昨年オープンした「阪急西宮ガーデンズ」に展示されていた阪急西宮スタジアムのジオラマ。懐かしいです↓

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 (阪急西宮スタジアムのジオラマ)

 この新広島市民球場は,国内の球場では数少ない,内外野ともに天然芝の野球場。現在のプロ野球の本拠球場で,内外野総天然芝というのは唯一ここだけになるそうです。ドーム球場が全盛となった今,美しい総天然芝の屋外野球場というだけで,メジャーの雰囲気が味わえるかも知れませんね。機会があれば,ぜひ一度行ってみたいものです。

 過去の関連記事:阪急西宮ガーデンズ(2008年12月2日)

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2009年4月 7日 (火)

京都の桜

 先週末(4月4日~5日)は,ちょっと用事があって京都へ行って来ました。京都はちょうど桜が満開だったので,写真をいくつかアップしておきます。

 まずは,桜で有名な醍醐寺。JR東海の「そうだ 京都,行こう」の今春のポスターが醍醐寺なんです↓

http://recommend.jr-central.co.jp/others/museum/kyoto/spring_2009_02.html

 醍醐寺はこれまで行ったことがなかったけど,こんなポスターを見たらやはり行きたくなってしまいます。JR東海さん,宣伝うまい! この醍醐寺は,山全体が寺の敷地だそうで,山と一体化した風景が見事なんですが,この日はあいにくの天気で,風景はイマイチぱっとしませんでした。それでもすごい人出でしたよ↓

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 五重塔(国宝)は京都市最古の建造物とか。やはり五重塔には桜が似合います↓

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 4日は,午後から本格的な雨になってしまったので,結局桜見物は断念し,翌5日に出直しました。まずは,枝垂れ桜で有名な円山公園↓

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 そして,その隣の知恩院。

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 知恩院は,「行く年来る年」でよく放映される巨大な「除夜の鐘」が有名ですが,釣り鐘や三門など,建造物すべてのスケールが大きく,壮大な寺院です。そして,三門をくぐった所の石段が見える風景は,僕の大好きな風景です↓

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 境内の桜も満開でした↓

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 桜はないけれど,下の写真は知恩院の近くを流れる白川。映画のロケによく使われる場所ですね。

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 そして,岡崎の疎水とインクライン(鉄道跡)も桜の名所です↓

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 そして,紅葉で有名な南禅寺にも,桜がちらほら↓

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 南禅寺から北へ行って,銀閣寺へ抜ける道は,デートコースで有名な「哲学の道」です。残念ながら,僕は1人で歩きましたが。もっとも,この日は年配者のグループが多く,カップルはあんまり見なかったですね。

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 京都という町の地形は,北が高くて南が低いため,鴨川などの川はすべて北から南へ流れていますが,「哲学の道」に沿った川(疎水分流)は,面白いことに南から北へ流れているんです。このため,京都人としては,この川の流れはちょっと不思議な感じがします。

 最後に,時間が余ったので,西へ足を延ばして,嵐山まで行って来ました↓

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 この日は,京都市内はどこもすごい人出でしたが,特に嵐山の人出は凄かったですね。そして,女性用トイレはどこも長蛇の列。男に生まれてホントよかったです(笑)

 さて,以下は番外編。

 僕は「電車大好き人間」なので,バスはめったに乗らないんですが,この日にたまたま乗った京都市バスが,最近流行のノンステップバス。床を極端に低くして車いすなどの乗降をしやすくしたわけですが,車内の写真がこれ↓

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 最前列の座席が,床から1メートルもあろうかというぐらいの高い位置に設けられていて,めっちゃ奇妙です。こんな所によじ登って座る人いるの? って思いました。少なくとも,ミニスカートの女性はここには座らない方がいいでしょうねー。それにしても,こんな高い位置に無理して座席を設けなくてもいいのにと思います。全国にあるノンステップバスって,どれもこんな構造なんでしょうか。笑えました。

 余談ですが,僕が京都に行った時に必ず立ち寄る,大好きなお店がこれ↓

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 JR京都駅の2・3番ホームにある「立ち食いうどん」のお店です。何が嬉しいかって,なんとモバイルSuicaで食券が買えるんです!・・・って,それはこの際どーでもいいとして,関西風うどんは,やはり最高! しかも,値段が「かけうどん 220円」「きつねうどん310円」と格安。同じ味のうどんを市内の観光地や繁華街で食べたら,値段は軽くこの2倍はするでしょうね。なんの変哲もない普通の関西風うどんですが,関東ではなかなか食べられない味のうどんが,駅の立ち食いで安く手軽に食べられる関西在住の人が,ほんと羨ましいです。

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2009年4月 4日 (土)

どうなる弾道ミサイル

 北朝鮮の弾道ミサイルの話題は,ほんと笑わせてくれますねー。

 3月30日には,弾道ミサイル対策として配備中の地対空誘導弾パトリオット3(PAC3)部隊の発射機を載せた大型特殊車両が,道を間違えて秋田市の野球場入り口にある照明灯の土台ブロックと接触し,ブロックに挟まったまま抜け出せなくなり,約3時間半立ち往生したというニュースがありました。高性能の捜索・探知・追跡機能を備えた最新鋭の迎撃装置を運搬するのに道に迷ったなんてケッサクですね。車両に最新鋭のカーナビぐらい装備しておけよって思います。

 そして本日は,ミサイル発射の誤報が2回出たというニュースで騒いでますね。首相官邸連絡室は「このような誤情報を出したことは誠に遺憾」とのコメント。ほんと,いかんですねー。このニュースを見て,これまでマトモに機能したことのない緊急地震速報の誤報のニュースを思い出しました。先日のブログで,僕は「迎撃できないんじゃないか」と書きましたが,とんでもない,それ以前に,ミサイル発射自体が正しく探知できない可能性があるってことなんですね。

 そもそも,ミサイル迎撃に備えた今回の配備というのは,北朝鮮がミサイル発射に失敗して弾頭が日本国内に墜落してきた場合に,それを撃ち落とすためのものであり,日本国内に落下する可能性の最も高い,ロケットから切り離された落下物を破壊するためのものではないということです。つまり,迎撃措置が必要となる確率は極めて低いということでしょう。そして,万一迎撃措置が必要となっても迎撃できる確率が低そうだし,そもそもミサイル発射が正しく探知できる確率も低いということが今回明るみに出たわけで,カネと時間をかけて大騒ぎして,いったい何のために何をやってるのかという気がします。この際,何もせずに放っておいてもいいんじゃないかとさえ思えてきました。

 ということで,先日のブログの「迎撃できない」という僕の予想は訂正し,「ミサイル発射を誤探知し,ミサイルではない別の目標を誤迎撃し,かつその目標の迎撃に失敗して,めでたしめでたし」なんていうオチを予測しました。

 過去の関連記事:
  地震の話題(2008年5月17日)
  破壊措置命令(2009年3月28日)

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2009年4月 1日 (水)

最新のロボット技術

 ホンダは,島津製作所などと共同で,人間が脳の中で動作を思い浮かべるだけでロボットを操作できる技術を開発。これは,人がものを考える時,脳では微弱な電流や血流の変化が起きるという原理を利用したもので,人間がセンサーのついたヘルメットを装着し,たとえば「右手を動かそう」と考えると,センサーが脳の血流と頭皮の電流の変化を計測し,二足歩行ロボット「ASIMO」に解析データを伝達。命令を受け取ったアシモは,あらかじめプログラムされたとおりに右手を振るというもので,今のところ,右手のほか,左手,足,舌の4つの部位の単純な動作に対応できるそうです。

 今は基礎研究段階で,装置の重量が約300kgもあり,人間が脳の中で動作を思い浮かべてからロボットが動くまで約7秒もかかるらしいですが,正答率は90%以上で,将来は家事の手伝いや福祉などに活用できる可能性があるとのことです。

 心の中で思っただけで装置を動かすというのは,SFの世界に出てきそうな,夢のような話ですが,こんな研究をしている人がいるということは,いずれは実用になるのかも知れませんね。でも,赤外線リモコンや音声応答などで装置を動かす技術はすでに実用化されているので,手足が動かせず声も出せない人のための装置ということならともかく,普通に考えれば「念じただけで装置を動かす」というのは,それほど実用的な研究とは思えませんね。

 それよりも何よりも,人間が頭の中で考えたことが電気的に解析されて具現化されるということ自体に,僕はある種の恐怖を感じます。将来的には,小型のセンサーを相手に向けると,その人が考えていることが瞬時に解析されてディスプレイに表示されるようなことが可能になるのかも知れませんね。そうなると,美女と対面した僕がちょっとエッチな妄想などしようものなら,瞬時にそれが相手のディスプレイに表示されるってことになり,超恥ずかしいです(笑)

 人間というのは,話している内容や書いている内容がいくらマトモでも,心の中では何を考えているかわからない,とんでもない動物だと思いますが(自分も含めて),逆に言えば「思ったことを外に出さない」という自制心を持つ,素晴らしい生き物だとも言えます。これができるからこそ,健全な人間関係や社会の秩序や平和な世界が保てていると言えるでしょう。

 かなり前に読んだ,「龍は眠る」という宮部みゆきさんのSF小説を思い出しました。この小説は,「人の心が読める」という超能力を持った少年が,その能力ゆえに人間の本音や醜さや知って苦悩するというストーリー。「人の心が読めたら」という人間の究極の願望がもし実現したら,マトモな人間関係を保つのは超困難で,特に恋愛というのは絶対に成立しないということを思い知らされました。

 ということで,人間社会の平和を保つためには,人間の脳波というのは絶対に侵してはいけない聖域であり,人間の思考を電気的に解析しようというのは,神をも恐れぬ行為ではないかと,このニュースを見て感じました。

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