WBC開幕
Wikiによると,「WBC」と略されることばには以下のものがあるそうです。
(1)白血球(White Blood Cell)
(2)世界ボクシング評議会(World Boxing Council)
(3)ワールド・ベースボール・クラシック(World Baseball Classic)
(4)ワールド・バリスタ・チャンピオンシップ(World Barista Championship)
(5)セガの競馬ゲーム「STARHORSE」に登場する架空レース「WORLD BREEDER'S CUP(World Breeder's Cup)」
(6)和歌山放送の初期の略称(現在はWBS)
なるほど,白血球は「WBC」なんですね。でも,今の時期は,僕にとって「WBC」と言えばやはり「ワールド・ベースボール・クラシック」です。そのWBCは,第2回大会が3月5日に開幕し,1次ラウンドA組の日本は4-0で中国に勝利し,韓国対台湾の試合は韓国が9-0で大勝。この結果,2次ラウンド進出をかけて日本と韓国が7日に対戦することが決定したそうです。
ということで,アジア地区で最大のライバルの日本と韓国がいよいよ決戦! と思いきや,1次ラウンドA組の組合わせは下のようになっているんです↓
(asahi.comより転載)
A組の参加チームは,アジアではおなじみの顔ぶれの日本・韓国・台湾・中国の4チーム。たった4チームなので,1,2位を決めるには,単純トーナメントなら3試合やれば十分ですが,敗者復活戦が念入りに組まれていて合計6試合,つまりリーグ戦をやった場合と同じだけの試合数なんです。
そして,7日の日本対韓国の試合でたとえ負けたとしても,中国対台湾戦の勝者と8日に対戦して勝てば2次ラウンドへの進出が可能。この4チームの顔ぶれだと日本と韓国が圧倒的に強いと思えるので,結局は,7日の日本対韓国戦で勝っても負けてもあんまり関係なく2次ラウンドへ進出できそうなので,結局は9日の決定戦で勝った方が1位ということですね。言ってみれば7日の日韓戦は「消化試合」みたいのものでしょうか。ていうか,そもそも,各地区の上位2チームがアメリカで行われる2次リーグに進出できるので,9日の1位決定戦でさえ「消化試合」みたいなものかも。
そして,アメリカで行われる2次リーグは,各組の上位2チームの計8チームが4チームずつの2つのリーグに分かれて戦い,それぞれのリーグの上位2チームが決勝トーナメントに進出し,その4チームで準決勝・決勝を行って優勝を決めるというシステム。このようなシステムのため,少々負けても敗者復活のチャンスが何度もあるということですね。
こんな奇々怪々のシステムになっているのは,要するに参加チームが少なすぎるからでしょう。とにかく,WBCの参加チームはたった16なので,全世界レベルの大会としてはちょっと寂しすぎます。たった16チームしかないのなら,各地区での1次リーグなんかやらずに,最初から4チーム×4組で予選リーグをやればいいのにと思います。
そういえば,昨年の北京オリンピックでは,日本チームはたくさん負けた印象がありましたが,それでも最終順位は堂々の4位。いかに参加チームが少なかったかということですね。
ということで,日本チームは,圧倒的に強そうな韓国にはなかなか勝てない気がしますが,第1回大会のように「タナボタ」から優勝した実績もあるので,いい結果が残せることを期待したいものです。
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