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2009年3月 4日 (水)

タクシー運賃

 本日の朝日新聞に「福岡発のタクシー割安運賃ピンチ・・・メーター承認に国の壁」という記事が出ていました。これは,福岡県のタクシー会社「遠賀タクシー」が,2kmを超えると周辺の他のタクシー運賃より割安になる新運賃を取り入れ,先月末に新運賃で営業を始めたものの,運賃認可から専用メーターの承認を得るまでに11ヶ月もかかったため,1年限りの運賃認可の有効期限がすぐに迫って頓挫しかけているというもの。

 民間企業が新しいアイデアを取り入れようとしても,お役所の許認可に時間がかかってタイムリーなビジネスができないというのはよくありそうな話で,ほんと腹立たしいものですが,それはそれとして,この「割安運賃」はなかなか突っ込みどころが満載です。下の絵が,そのタクシー運賃↓

Photo
 (asahi.comより転載)

 交通が不便な地方都市に住む僕にとって,近場を移動する手段は主としてマイカー。そして,都会へ帰省した時などは,電車を使えばほとんどの所へ安く早く移動できます。このため,プライベートでタクシーを使う機会は少なく,タクシーを使うのはほとんどが出張に行った時などのビジネス用途。つまり,僕の場合,タクシー代はほとんどが会社持ちで,自腹でタクシー代を支払う機会は滅多にないわけですが,それでも,小心者の僕は,目的地に着く直前にタクシーのメーターがアップしたりすると,思わず「あっ」と声を上げそうになります。段階的に80円ずつ上がるタクシー運賃というのは精神衛生上よくないです。僕としては,もっと小刻みに,10円ずつ上がるような運賃体系にして欲しいぐらいの勢いですね。

 ところが,この福岡県のタクシー会社の新運賃は,なんと800円刻み。目的地に着く直前に一気に800円も上がったら,僕だったら「うわ~~!」とか「どひぇ~!」とか叫んでしまうかも。その対策のためか,この新運賃用のメーターがこれ↓

Photo_2
 (asahi.comより転載)

 今表示されている金額で乗ることのできる残り距離や残り時間がメーターに表示されるもので,残り距離が100メートルを割ると電子音が鳴って注意喚起してくれるらしいです。たしかに,あと少しで目的地という時に,表示金額の残り距離が少しだったら「ここで停めて!」というのには使えそうだけど,そんなケースは希でしょう。そして,目的地から離れているのに「メーターが上がりそうなのでここで停めて!」と言ったり,メーターが上がった直後に目的地へ着いたら「もったいないからもう少し走って!」なんて言ったりする人は,まさかいないでしょう。そんな乗り方でタクシーを利用する人はいないのに,料金のステップを大きくした代わりに残り距離(時間)を小刻みに表示するという発想は,なんかおかしいと思います。

 この新メーターが監督官庁に承認されるのにかなり長期間かかったらしいですが,苦労して承認を受けた割にはあんまり役に立たないメーターのように思えます。やはり800円刻みに上がるという運賃体系そのものに無理があると思うので,もっと他のアイデアで勝負した方がいいような気がしました。たとえば,渋滞情報を活用して効率よく迂回し,迂回しても通常ルートと料金を同じにするサービスとか,GPSを使った位置情報から各場所の客待ちタクシー台数が平準化されるように効率的に配車するシステムとか,あとは,一般人向けの「居酒屋タクシー」なんてのも面白いかも(笑)

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