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2009年2月 2日 (月)

ガッツポーズ

 大相撲初場所の千秋楽で,朝青龍関が優勝決定戦で勝利後に土俵上でガッツポーズを見せたことに対して,横綱審議委員会で複数の委員から「品格を欠く」などの批判が出たため,日本相撲協会の武蔵川理事長は高砂親方を通じて朝青龍関に注意。これに対して朝青龍関は「優勝のチャンスが少なくなっていたのでガッツポーズをするくらいうれしかった。深く反省している」とコメントしたとか。

Photo
土俵上でガッツポーズをする朝青龍関
 (毎日jpより転載)

 相撲界のルールやしきたりがどうなっているのか知りませんが,ルールといえば,剣道の場合はさらに厳しくて,試合に勝ってもガッツポーズをしたら反則負けになる場合があるらしいですね。たとえ勝ってもそれを誇示するような行為は武道の精神に反するということなんでしょうか。

 スポーツをする限り,試合に勝って喜ぶのは当然だし,喜びの感情を表現するのは自然な姿だと思います。喜ぶのが禁止なら「何のために試合なんかしてるの?」と,個人的には思いますが,でもまあ,スポーツはそれぞれその種目に応じて独自にルールを決めているわけで,それはそれで尊重するし,ルールにケチをつけるつもりは毛頭ありません。

 大相撲の場合,ガッツポーズが「品格を欠く行為」と指摘されたみたいですが,もしその指摘が正しいのなら,もっと厳格にルール化すればいいのにと思います。「深く反省している」という,いつになく低姿勢な朝青龍関はちょっと気味悪いですが,本人は「単に勝って喜んだだけだのに,何が悪いねん?」と思っていることでしょう。

 一方,柔道の場合は,剣道や相撲とは異なり,勝った選手が万歳したりコーチと抱き合って喜んだりするのはオリンピックなどでおなじみの光景。国際ルールだからなのかどうかは知りませんが,同じ武道でも,柔道だけは「なんでもあり」というところが面白いです。

 ところで,かのイチロー選手は,チームが優勝した時などは別として,ホームランを打った時などの個人プレーでは,どんな場合でも絶対にガッツポーズはしないと言われています。これだけでなく,国民栄誉賞の受賞を断わるなど,常に独自の価値観とこだわりを持っているイチロー選手ってすごいなーと,いつもながら感心して見ています。

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