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2009年2月10日 (火)

河童の話

 最初にちょっぴり宣伝。ニフティが開設している「ココログニュース」というニュースサイトがあります。いくつかのブログを引用しながらニュースを解説している,どうってことのないサイトですが,2月10日配信の「天下り・渡り廃止は可能か」というニュースに,ちょこっとだけ拙ブログが引用されてました。こんな記事でも引用されると,なんだか嬉しいものです。

 さて,僕はめったに見ない番組ですが,「鶴瓶の家族に乾杯」というNHKの番組がありますね。笑福亭鶴瓶氏が予告無しに地方を訪ね歩いて,地元のいろんな人と交流するという番組です。NHKはこの番組を「ぶっつけ本番の旅番組!」と銘打っていますが,ホントにぶっつけ本番なんでしょうか。スタッフによる「お膳立て」はある程度ありそうだし,そもそも生中継じゃないので,仮に撮影時は「ぶっつけ本番」だったとしても,番組としては結果的に面白い絵だけを集めて編集すればいいわけで,生中継でもない番組を「ぶっつけ本番」って呼ぶのは誇大広告のような気もします。

 それはともかく,たまたま見ていた今週の放送は,鶴瓶さんとレスラーの浜口京子さんが岩手県の遠野市を訪れるという設定。僕は遠野には行ったことがありませんが(ていうか,岩手県へは駅通過以外に行ったことがない),遠野と言えば柳田國男の「遠野物語」が有名。そして,「河童の町」としても有名ですね。この日の放送によると,この町で河童を捕獲するには役所が発行した許可証が必要とかで,あたかも河童が実在するかのような町の取り組みには笑えました。

 河童と言えば,芥川龍之介の同名小説を思い出すものの,どんなストーリーだったか今は全然思い出せません。そして思い出すのは,2007年公開の「河童のクゥと夏休み」というアニメ映画。【以下,ネタバレあり】

 この映画のストーリーは,小学生が学校帰りに拾った石を水で洗ったところ,江戸時代から石の中に閉じこめられていた河童の子どもが出現。家族はその河童を「クゥ」と名付け,周囲に気づかれないようにして一緒に暮らし始めます。そしてある日,少年はクゥを河童の仲間に会わせようと,クゥを連れて河童が住むという伝説の町「遠野」へ旅に出るというお話。

 このアニメは以前DVDで見ましたが,めっちゃ面白くて,僕はずっと笑い転げてました。映画の中のなにげない会話が面白く,小学生どうしの意地悪とか,両親との微妙な距離感とか,いっつもケンカしてる兄妹関係といった,微妙な人間関係の描写が秀逸でした。特に,兄弟(兄妹)のある人なら誰でも経験ありそうな,「適度な兄妹の仲の悪さ」の描写がリアルで面白かったです。

 もちろん,人間だけでなく,河童のクゥや飼い犬(名前が「おっさん」だって)もいい味を出していました。また,クゥといっしょにテレビに出ることになってはしゃぐ家族とか,放送コードにひっかからないように河童にパンツをはかせるテレビ局とかにも笑えました。クゥがテレビ局から逃げ出して東京タワーに登るシーンがあり,これは,かのキングコングが高層ビルに逃げた最後のシーンを連想させ,このシーンがラストのクライマックスかと思わせましたが,そこから先も延々と話が続きます。映画の後半はちょっと冗長だと感じましたが,いっぱい笑える上に適度な泣かせどころもあり,なかなかよくできたアニメだったと思います。

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