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2009年2月11日 (水)

分社化

 麻生総理は「郵政選挙の時,4分社化を知っている人はほとんどいなかった。あの選挙で国民に問うたのは郵政の民営化であって,4分社化ではなかった」と発言。

 僕の記憶では,たしかに,あの時の選挙で騒いでいたのは「郵政民営化」であり,分社化はほとんど話題になっていなかったし,僕には「4分社化」の認識はなかったです。ていうか,郵政民営化そのものに僕は興味なかったです。郵政を民営化して,いったいなにがどう良くなる(悪くなる)かは理解できなかったし,「郵政民営化だけを選挙の争点に掲げる小泉氏っていったい何?」という感覚でした。他の有権者の方がどういう判断基準で投票されたのかは知りませんが,少なくとも僕は郵政民営化云々ではなく,まったく別の判断基準で投票したと記憶しています。

 でも,この「郵政選挙」で与党が圧勝したため,その「争点」であった郵政民営化は結果的に多くの有権者に支持されたということになっています。もっとも,これには選挙制度の問題もあり,有権者の絶対得票数では,郵政民営化賛成候補の得票は半数以下という説もありましたが。

 話を「分社化」に戻して,郵政に限らず,旧電電公社にしても旧国鉄にしても,公営事業を民営化する場合,なんで必ず分社化するんでしょうね。郵政の場合は,日本郵政・日本郵便・郵便局・ゆうちょ銀行・かんぽ生命 のように,業務内容毎に分社しているわけで,これはこれで機能的で正解のように思えますが,NTT東西やJR各社などの場合は,単純に営業地域で分割しただけ。地域分割することのメリットが,僕にはまったく理解できません。

 特にJRの場合,地域分割で民営化したことにより,利用者にとってはさまざまな不都合が生じていると感じています。たとえば下記。
(1)ネットで購入したチケットについて,他社の窓口では受け取れない。
(2)切符をクレジットで購入した場合,他社の窓口では払い戻しや変更ができない。これ,僕にとってはけっこう重要で,他社エリアへ行く際に帰りの特急券をあらかじめ購入する場合は,カードでなく現金で購入しておくなどの対応が必要となります。
(3)特急回数券の座席指定のみを取る場合,他社の窓口では発券を拒否されることがある。
(4)車内検札廃止や特急車両禁煙化などのサービスに,会社間のばらつきがある。
(5)別会社にまたがる列車の便が極めて悪くなった。(例:東海道本線の場合,熱海駅や米原駅をまたがる普通列車は皆無で,乗り換えが必要)
(6)本州3社(JR東・東海・西)と,JR北海道・四国・九州の3社の運賃に格差が生じ,運賃計算が超複雑になってしまった。

 あと,僕にとって超重要なのが,電子マネーの利便性。JR東のSuica・JR東海のTOICA・JR西のICOCAについては相互利用が可能となり,便利にはなりましたが,そもそも分社化されてなくてJRが1社だけだったら,最初から統一の電子マネーになっていたはずでしょう。JRの都合で分社化してそれぞれ独自に開発しておきながら,あとで「相互利用できるようになりました」と言われても,なんだかなあと思います。それに,「SuicaとPASMO」「ICOCAとPiTaPa」は相互利用できるのに,「SuicaとPiTaPa」や「ICOCAとPASMO」の組み合わせになると相互利用ができないというのも,素人には理解できない奇々怪々なシステムだと感じています。

 過去の関連記事:JRのサービス(2006年1月19日)

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