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2009年1月 4日 (日)

年賀状泥棒

 静岡県で,郵便受けから年賀状を盗んだ容疑で男が逮捕されたというニュースがありました。警察発表によると,容疑者は「独り身で寂しかった。年賀状の家族の写真が見たかった」と供述しているとか。

 かつては,お年玉付き年賀はがきの景品の「切手シート」が非売品で入手困難なために年賀状泥棒が多発したという時代もありましたが,さすがに今は切手シート目当てに窃盗する人なんかいないでしょう。この容疑者の言う「家族の写真が見たかった」が本当かどうかはわかりませんが,考えてみたら家族全員の実名や顔写真が載っている年賀状が盗難に遭うというのは恐ろしいものです。

 わが家の郵便受けも何年か前に年賀状の盗難に遭ったことがあり,年賀状を送ってくれた人に返事が出せずに困ったことがありましたが,それ以上に,個人情報が満載された年賀状がどこへ行ってしまったのかと思うと,薄気味悪いものです。

 お年玉付き年賀はがきの景品目当ての窃盗という可能性もありますが,ちなみに2009年の場合,年賀はがきの景品の当選確率は以下のとおりです(Wikiより)。
 1等(国内旅行,マッサージチェアなどから1点):100万枚中1枚
 2等(体重計,電子辞書,Wiiなどから1点):100万枚中3枚
 3等(有名ブランド食材から1点):1万枚中1枚
 4等(お年玉切手シート):100枚中2枚

 どう考えても,危険を冒して窃盗するには当選確率が低すぎます。もし景品目当てに年賀状を盗んでいる人がいたら,絶対にやめて欲しいものです。

 郵便物泥棒に対しては,郵便受けに鍵をかけるなどの自衛策で防げるかと思いますが,それでも,ポストに投函してから相手に届くまでの間に多数の人間の目にさらされる郵便物には,個人情報漏洩のリスクがあるでしょう。郵便局職員やアルバイト員を信用しないわけではありませんが,特に個人情報や写真などが丸見えとなる「はがき」という媒体は,もはや時代遅れのような気がします。

 メールの普及などにより,年賀状を出す習慣は減りつつあるものの,将来的にも完全になくなることはないでしょう。僕の場合も,こちらから積極的に年賀状を出す相手は少なくなりましたが,来た相手には必ず返信するわけで,返信し続ける限りは翌年も必ず出していただけるので,完全になくなることはありません。

 年賀状という習慣がなくならない限りは,時代の変化に合わせて,より個人情報保護に配慮したシステムへ移行して欲しいものです。たとえば,年賀状は簡易な封書にして文面や差出し人名は外からは見えないようにし,宛先不明時にのみ郵便局による開封を認めるといった方法などがあると思いますよ。

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