青春18きっぷの旅
27日から京都へ帰省中です。僕が関東から関西方面へ移動する場合,ビジネスならもちろん新幹線ですが,プライベートの場合は,時間がもったいない時は夜行の高速バスを利用することが多いです。茨城から京都まで移動すると,いくら新幹線が速いといっても半日ぐらいは潰れてしまいますが,高速バスだと夜遅く出発して早朝に到着するため,時間にまったくムダがなく,帰省先での時間が十分確保できます。しかも交通費は新幹線よりも格安と,ありがたいです。
今回は時間に余裕があったのとバスの指定が取れなかったこともあり,ひさびさに(10年以上ぶりに)「青春18きっぷ」を利用してみました。僕は電車に乗るのは好きだし,電車ならいくら長時間乗っても苦痛じゃないし楽しいです。そんな人間には「18きっぷ」はうってつけですね。
まず,首都圏の中距離列車の場合(今回の場合は常磐線と東海道本線熱海まで),各駅停車や快速列車にもグリーン車が備えられていて,18きっぷ利用時でも750円払えばグリーン車に乗れます(ホリデー料金でかつモバイルSuica利用の場合)。普通列車のグリーン車というのはJR東日本にしかない車両ですが,座席は特急の普通車並みのリクライニングシートで快適です。もっとも,JR東海・西日本エリアの豊橋から姫路あたりまでの新快速は,転換式のクロスシート車両で快適ですが特別料金は不要。言い換えれば,JR東の普通列車というのは,座席のクオリティが中部圏・関西圏より劣る代わりに特別料金の必要なグリーン車を設けいているというワケで,ちょっと理不尽な気もします。
そして,熱海から浜松あたりまでのJR東海エリアは,列車ダイヤが細切れで,連結車両数が少なくて混雑したりトイレがなかったりするなどイマイチですが,車窓からの風景を眺めながらゆっくり旅の気分が味わえるというのは,新幹線では味わえない,いいものですよ。
ところで,この日は天候に恵まれ,冠雪した富士山が超キレイで,東は茨城県南部から西は浜松あたりまで,広範囲にわたって富士山を見ることができました。条件のいい日にいったいどの範囲で富士山が見えるものなのかは知りませんが,山の形の美しさだけでなく,周囲に高い山がなくて広い範囲で多くの人が目にすることができるという点が,富士山が多くの人を魅了している大きな理由なんでしょうね。
ただ,個人的には,僕は富士山のよく見える地域に住みたいとは全然思いませんね。昔,修学旅行で富士箱根方面に行った時とか,山梨県の親戚に行った時などの経験で,富士山がよく見える地域にいると,毎日が「今日は富士山がよく見える」とか「今日は見えない」とか,そういった話題ばかりで,とても重苦しく感じたものです。富士山というのはたまに見るのはいいけど,毎日見ていたら僕はあの威圧感にまいってしまうかも知れません。そういえば,太宰治の「富岳百景」で,バスガイドさんが案内する富士山の風景にそっぽ向いていた老婆のシーンがありましたが,僕もあの老婆にはなんとなく共感を覚えます。
話はそれましたが,結局約12時間かけて茨城から京都に到着。所要時間は新幹線利用時の3倍弱ですが,マイカー利用時とほぼ同じくらいの所要時間なので,この時間が苦になるということはありません。しかも,電車だといつでも眠れるので,自分でクルマを運転するよりははるかに楽です。また,交通費は2,300円と格安で,グリーン料金を含めても3,800円。新幹線を利用した場合と比べて約4分の1です。「青春18きっぷ」は春休み・夏休み・冬休みの期間限定商品ですが,僕としては年中発売して欲しいと思っています。
過去の関連記事:
グリーン車(2006年12月11日)
青春18きっぷ(2007年2月20日)
| 固定リンク

コメント