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2008年11月21日 (金)

最近公開の日本映画

 最近公開された日本映画の感想をいくつか。

1.GSワンダーランド(11/15公開)
  監督:本田隆一
  出演:栗山千明,石田卓也,水嶋ヒロ,浅利陽介 ほか

 日本中をグループ・サウンズ(GS)が席巻していた1968年から1970年を舞台に,あるグループの結成から解散までを描いた物語。できれば当時の本物のGSをモデルに出して欲しかったところですが,この映画は架空のグループのお話です。

 セパレートステレオやオープンデッキのテープレコーダーや白黒テレビなどの懐かしい家具と当時のヘアスタイルなど,60年代後半のノスタルジックな雰囲気が満載の映画です。それと,ほんの一瞬でしたが,当時の日劇のCGはなかなか良くできていました。ただ,当時の若者にしては しゃべり方が今風だった点が,ちょっと気になりました。

 それにしても,今こうして冷静に見てみると,GSメンバーのマッシュルームカットやタイツ姿は相当キモイですが,それ以上に,GSを取り巻く社会というのは,不思議で気味悪い世界だったと思います。見ていてなんだか恥ずかしくなるような世界でした。

 懐かしくて僕にはけっこうウケた映画ですが,これが面白いと感じる世代ってほんの一部でしょうね。ちょっとマニアックで一般受けしない映画だと思います。僕がこの映画を見に行ったのは平日の夜でしたが,公開直後にもかかわらず,108席ある客席に観客はなんと僕1人だけ。究極の「貸切状態」なのは嬉しかったけど,1人というのはちょっと薄気味悪かったし,「この映画を見に来る僕は変人?」かと,ちょと心配になりました。

 ということで,この映画は興行的には大失敗の可能性が高く,公開は短期間で打切られると思うので,もし興味ある方はぜひお急ぎ下さい。

 それにしても,この時にもし僕が行かなかったら,この上映は観客ゼロだったわけで,このように,シネコンの場合は映画によっては「観客ゼロ」ということも多々あるんでしょうね。そのような場合,観客がいなくても最後まで映写を続けるんでしょうか。それとも,入場券販売を打切った時点で映写を中止するんでしょうか。ちょっと気になりました。

2.ハッピーフライト(11/15公開)
  監督:矢口史靖
  出演:田辺誠一,時任三郎,綾瀬はるか,吹石一恵 ほか

 ホノルル行き国際便の運航とトラブル克服などを通して,飛行機の運航に携わるスタッフの活躍ぶりを描いたコメディードラマです。

 本物の全日空ジャンボ機を撮影に使ったり,深夜の羽田空港で本物の全日空社員がエキストラに参加してロケしたり,本物と同じ制服を俳優に合わせて新調するなど,映画の撮影には全日空(ANA)が全面協力したそうで,細かい点がさすがにリアルに描けています。

 また,パイロットやCAやグランドスタッフだけでなく,整備士や管制官やOCC(オペレーション・コントロール・センター)やバード・パトロールなどの裏方にもスポットが当てられ,航空機の運航をいかに多くの人が支えているかというのもよくわかりました。ただ,多くの人物を登場させた分,ちょっと散漫になりすぎた感もありましたが。

 専門的な知識を必要とする部分はよくわかりませんでしたが,一般人が見ることのできない舞台裏を見るというのは面白く,けっこう興味があります。そして,ちょっとしたアクシデントがあって,航空機パニック映画を思わせるような展開もあり,適度にハラハラさせてくれました。ということで,僕はけっこう楽しめた映画でした。また,どこまでがCGでどこまでが実写なのかがはっきりわからないぐらい,映像的にもよくできていたと思います。

 ただ,この映画は「マヌケな主役が頑張る」というサクセスストーリーでもありますが,その主役のマヌケっぷりはちょっと誇張しすぎかなという気がしました。いくらなんでも,あんなドジなパイロットやCAはいないと思いますよ。また,「ドジな人」と「厳しすぎる上司」のように,出演者のキャラが両極端すぎるのも,ちょっと「作りすぎ」だと感じました。

3.ハンサム★スーツ(11/1公開)
  監督:英勉
  出演:谷原章介,塚地武雅,北川景子,佐田真由美 ほか

 身に着けるとハンサムになれるというスーツを手に入れた男の喜びと,その顛末を描いたコメディ映画です。

 「洋服の青山」が協賛とのことで,このハンサムスーツの開発は青山という設定。青山の白木氏という人物を演じたのは中条きよしさん(62歳)ですが,あの容姿で「私のようにハンサムになりたいか?」みたいに迫って来られたのはちょっとコワかったです。この役は,実際に青山のCMに出ている三浦友和さんの方がパロディーっぽくって良かったかも。

 ということで,本物の青山が出てきた点はリアルでしたが,着るだけでハンサムになるというのはもちろん夢物語。心のキレイな人がハンサムになるとちょっぴりやな男になるなど,「顔じゃないよ,中身だよ」というテーマは超ベタですが,映画の結末はなんとなく嬉しく,容姿に自信のない自分でも「頑張ろう!」という気にさせてくれます。

 ところで,この映画のテーマ曲は,渡辺美里さんが歌う「My Revolution」。この曲を作曲したのは,あの小室哲哉氏ですが,当時は無名に近かった小室氏がこの曲で日本レコード大賞「金賞」を受賞してから世に認められるようになったらしいです。なんともタイムリーな映画でしたね。

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