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2008年10月26日 (日)

株価の乱高下

 国内外で株価が乱高下していることが連日報じられていますが,これが一般人の生活にどう影響してくるのかは,はっきり言って経済オンチの僕にはよくわかりません。今でこそ当たり前のように日々の株価がニュース等で報じられていますが,その昔は,日々の株価なんて,普通のテレビのニュースではほとんど報道されていませんでした。

 僕の記憶では,ニュースで株価の動きが報じられるようになったのは,1980年代後半のバブルの頃以降。マネーゲームが一種のブームとなり,マスコミによって「一般人も株価に興味を持つのが普通ですよ」というのを植え付けられたのではないかと思っています。当時僕は,株価の変動なんてメディアが騒いでいるだけであり,投資ビジネスに関係する専門家や投資家が心配すればいいだけで,一般人にはどうでもいいじゃん! と思っていました。

 最近の株価の急激な下落により,ネット証券会社のサービスセンターには個人投資家から株価の動きに関する問い合せが増えているとか。これも笑える現象で,いったい証券会社に聞いて何がわかるねん? って思います。株式売買を自分の判断でできなくてどうするんでしょうか。

 それにしても,一素人としては,株価がなんでこれだけ急激に変動するのかは不思議で,なかなか理解できない世界です。そもそも株価というのは,「今後株価が上がると予想するのでこの価格で買いたい」と考える人と,「今後株価が下がると予想するのでこの価格で売りたい」と考える人の価格が一致した時に売買が成立するというもの。つまり,株価というのは,企業の業績とか景気の状況などを反映して決まると言うよりも,売買する人の思惑だけで決まると言ってもいいでしょう。

 いくら株価が上がっても下がっても,当然のことながら売買が成立した価格なわけで,たとえ「こんな価格で?」と思えるような価格でも,同じ株数の買う人と売る人が,まったく正反対の思惑で行動しているということ。ところが,ニュースの株式市況コメントなどを見ると,株価は人それぞれの思惑の結果であるにもかかわらず,投資家全員が同じ考えで行動しているかのようなもっともらしいコメントになっていて笑えます。

 たとえば,先週の10月21日から24日までのWebニュース上の株価に関するコメントは以下のとおりです。(asahi.comより抜粋)

10月21日(日経平均終値の前日比:300円66銭↑)
 前日の米国市場で株価が急反発した流れを受け継ぎ,金融不安がいったん遠のいたとの見方が強まり,米国の景気対策を追加する期待感から幅広い銘柄が買われ,3営業日連続での上昇となった。

10月22日(日経平均終値の前日比:631円56銭↓)
 前日の米国市場で株価が下落した流れを受け,米国をはじめとする世界経済の先行き不安に加え,日経平均が前日まで3営業日続けて値上がりしたため,当面の利益を確定する売り注文も集まった。

10月23日(日経平均終値の前日比:213円71銭↓)
 前日の米国株価の大幅下落を受けて株価が急落。米国に続く欧州の景気減速懸念でユーロが売られ,対ユーロで円高が急速に進行。景気減速による需要減で企業の売り上げが減るだけでなく,円高で利益が目減りすることへの懸念も広がり,再び株安が加速し始めた。

10月24日(日経平均終値の前日比:811円90銭↓)
 為替相場で急速に円高が進み,国内の企業業績の悪化懸念がいっそう高まったことから,全面安となった。

 こういうコメントを考えるのがいったい誰なのかは知りませんが,単に結果を見て理由をこじつけているだけのようにも思えます。面白いものです。

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コメント

はじめまして、面白く読ませてもらいました。

『雨に降る日は天気が悪い』
みたいなコメントだと今気づきました。

投稿: harhar | 2008年10月29日 (水) 04時05分

 はじめまして。
 まあ,結果を見てコメントしているだけですから簡単。なんとでも言えるってことですよね。

投稿: かば | 2008年10月29日 (水) 07時23分

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