« 偽計業務妨害 | トップページ | ネット宅配レンタル »

2008年9月 1日 (月)

また総理辞任

 9月1日夜,福田首相は緊急に記者会見し,総理大臣を辞任する考えを表明。このテレビ中継を見ていましたが,会見の時間は質問時間を入れてもわずか15分ほど。結局,辞任の理由は僕にはイマイチわからなかったです。

 福田総理は,「自分が総理を続けている限りは民主党が反対するので前へ進まない。態勢を整えて臨時国会に臨み,事態を打開したい」みたいなことを言っていました。民主党のせいにするかのようなグチっぽい発言は,なんだか安倍前総理の辞任会見を彷彿させます。

 「安倍総理の突然の辞任と同じで無責任では?」との記者の質問に対しては,安倍前総理の辞任は健康上の問題であり,自分は違う」との回答。そうはいっても,安倍さんは辞任表明の時には健康上の問題であることを一言も言ってなかったので,今回の福田総理の辞任会見もなんとなく同じに見えてしまいます。

 それに,1ヶ月前に内閣改造した時はこの体制で臨時国会を乗り切ろうとしていたはずなのに,その時と何がどう変わって辞任が必要と判断するに至ったのかも,この会見だけでははっきりしませんでした。総理が代われば野党の対応が変わるとは思えないし,なんで内閣が交代するだけで事態が打開できると考えたのか,結局よくわかりません。

 いずれにしても,総理大臣が何度交代しても,解散総選挙がない限りは国会勢力は変わらないわけで,政局に大きな変化は出ないと思いますが,与党は,今の国会勢力を維持するために,当面は解散総選挙をするつもりはないようです。

 でも,解散がなくても来年9月には任期満了で総選挙を迎えます。となると,与党にとっては,内閣が交代する今のタイミングが総選挙のベストの時期だと思いますよ。というのは,誰が総理大臣になっても,内閣の支持率というのは,総理大臣の交代直後がピークで徐々に下がっていくのが通例。今新しい総理大臣を選んでも,1年後には今より支持率が下がっているのは確実。「失政」が何も指摘されない交代直後に解散総選挙をするのが与党にとっては一番有利なはずです。しかも,形上は「新内閣の信を問う選挙」ということになり,争点が明確となり,このタイミングでの総選挙は有権者にとっても受け入れやすいと思います。この当たり前のことが,与党は全然わかってないようです。逆に言えば,今このタイミングでの解散総選挙は野党にとっては最も不利。なのに,総理辞任後も相変わらず解散総選挙を要求している野党もイマイチわかってないなーと感じます。

 それにしても,今年の元日の記事で,僕は「今年も1回ぐらい総理大臣の交代がある」と予想しましたが,幸か不幸かそのとおりになってしまいました。

 過去の関連記事:新年を迎えて(2008年1月1日)

|

« 偽計業務妨害 | トップページ | ネット宅配レンタル »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/149573/42351411

この記事へのトラックバック一覧です: また総理辞任:

« 偽計業務妨害 | トップページ | ネット宅配レンタル »