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2008年9月22日 (月)

闇の子供たち

 タイを舞台に子どもの人身売買や渡航移植の問題を描いた映画「闇の子供たち」(監督:阪本順治,出演:江口洋介,宮崎あおい,妻夫木聡 ほか)が,「内容が不適切」とするタイ政府観光庁などの判断により,9月23日開始のバンコク国際映画祭で上映中止となり,タイ国内の映画館での上映も困難になったという話題がありました。

 この映画は,日本国内では8月から公開中で,僕も最近見ました。ストーリーは,臓器密売にタイの貧困家庭の子どもが巻き込まれていることを突き止めた日本人記者の取材活動と,人身売買で捕われた子どもたちをNGOメンバーが救出しようとする話。内容はもちろんフィクションですが,描写がなかなかリアルなため,とても切なくて悲しくて重苦しい映画です。

 人身売買,臓器提供,外国人への売春,そしてエイズ感染によりゴミ同然に捨てる・・・同じ人間が,幼い子どもにこんなひどい仕打ちをするというのはショックで,ホラー映画なんかよりもよほど怖い映画だと感じました。いくらフィクションとはいえ,タイ政府が「国民に見せたくない映画」と判断したのも,なんだか納得できます。

 ちょっと「ありえない」というシーンが多かったのと,「こんな結末でいいの?」という点が少し気になりましたが,買春する外国人の醜さ・気持ち悪さが上手く描けていたし,テーマがテーマだけに極めてマジメに作られていて好感の持てる映画だったというのが僕の感想です。

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コメント

これ、ご覧になったんですね。
私は何かの映画の際の予告上映だけでアウトでした。
悲しくてせつなくてやりきれない気持ちになって、絶対観ないぞ!と思いました。
現実から目を背けたらダメなんでしょうけど・・
観た後で気持ちがブルーになる映画は、どんな超大作・話題作・秀作であっても、私はダメなんです。
今週、「アイアンマン」を観に行きます。
観終わった後、ヒーロー気分になってる事でしょう(^^)

投稿: alice | 2008年9月25日 (木) 19時12分

 たしかに,ちょっと残酷で直視できないシーンが多かったです。
 いくらマジメに作られた映画でも,自分の子どもにはなるべく見せたくない映画です。その意味で,タイ政府が国民に見せられないと判断したのもわかるような気がしました。
 「アイアンマン」見に行かれたら,ぜひ感想を聞かせて下さい。

投稿: かば | 2008年9月25日 (木) 23時24分

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