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2008年9月26日 (金)

問題発言

 中山国土交通相が報道各社のインタビューに対して「問題発言」を連発したと報じられていました。タダの国会議員の時には何を発言しても責めずに「何でもアリ」なのに,大臣になったとたんに発言の一字一句を問題視するマスコミにはウンザリですが,それでも,中山大臣の「全国学力調査」の発言はちょっと許せません。以下,発言内容の抜粋↓

 「大分県の教育委員会のていたらくなんて日教組ですよ。日教組の子どもなんて成績が悪くても先生になる。だから大分県の学力は低いんだよ。私は(文科相時代に)なぜ全国学力テストを提唱したかと言えば,日教組の強いところは学力が低いのではないかと思ったから。現にそうだよ。調べてごらん。だから学力テストを実施する役目は終わったと思っている」(asahi.comより)

 要するに,「大分県教育委員会の問題は日教組が原因」「大分県の学力が低いのは日教組の問題」「日教組の強いところは学力が低い」というのが中山大臣の持論らしい。まあ,そう考えるのはご本人の自由ですが,「全国学力テストを実施した目的は,日教組の強いところは学力が低いということを証明したかったから」「それが証明できたから学力テストの役目は終わった」との発言には驚きです。

 あれだけ賛否両論あったにもかかわらず,多額の税金を使って実施した全国学力テストの目的が,こんな目的だったというのは信じられません。そういう目的なら,最初からそれをきちんと説明した上で実施を決定すべきでしょう。そして,仮にそれが「証明」されたとして,何をどのように政策に反映するつもりだったのでしょうね。よくわかりません。こんなテストに付き合わされた子どもたちも,いい迷惑だったと思いますよ。

 大阪府の吹田市教育委員会が「過当競争につながる」として全国学力調査の市町村ごとの結果を公表しないと決定したことに対して,大阪府の橋下知事は「吹田市長は教育に関して理解がない。吹田市の子どもたちがかわいそう」などと吹田市を批判したという話題が最近ありましたが,この学力調査の「目的」を考えると,こんな大阪府の論争もまったくトンチンカンだったということなんですね。笑えます。

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