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2008年8月19日 (火)

横尾忠則展

 兵庫県立美術館で開催中の「冒険王・横尾忠則」展を帰省中に見てきました↓
http://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/index.html

 僕が若い頃に買った「江戸川乱歩全集」に,横尾忠則氏の挿絵が使われていた記憶が今でも鮮明に残っています。グロテスクな江戸川乱歩の小説には横尾氏の絵がぴったり。僕はそれ以来の横尾ファンですが,氏の個展を見たのは今回が初めて。神戸市にある兵庫県立美術館は2002年開館と新しく,広くて見やすい美術館で,しかも館内は空いていて「人の背中しか見えない」なんてこともなく,ゆったり見られて大変満足できた展覧会です。

 ところで,横尾氏の絵は,その「健全性」に関して何かと物議をかもしています。たとえば,文部科学省の07年度教科書検定では,高校用の「美術3」に収録しようとした横尾忠則氏のポスターが「健全な情操の育成に必要な配慮を欠いている」と検定意見がついて差し替えられたという話題がありました。

 また,この個展は4月から6月まで東京の世田谷美術館で開催されていましたが,世田谷区の22校の小学4年を対象にした美術鑑賞教室が,「小4には理解が難しい」との区教委の判断により直前に中止になったという話題もありました。これに対して横尾氏は,「前近代的な意見だ。僕自身はエロチックなものをブラックユーモアとして還元させてきた。子供は敏感に感じ取ってくれる。僕が冒険小説に夢中になった年齢の子供たちに同じ経験をして欲しかった」とのコメント。

 この話題がニュースで取り上げられたおかげで,僕はこの展覧会の存在を知ることができたのでラッキーでしたが,僕が見た限り,小学生に見せても全然問題ない内容だと思います。ぜひ親子でお出かけ下さい。なお,兵庫での開催は8月24日までです。

Photo
 横尾忠則作「ジュール・ヴェルヌの海」

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