« 特別扱い | トップページ | CO2排出量 »

2008年8月 2日 (土)

連帯責任

 日本高校野球連盟は,第90回全国高校野球選手権大会に出場を決めている桐生第一高校の野球部員が強制わいせつ容疑で逮捕された事件に関し,同校の出場を認めることを決定。近年,日本高野連は不祥事に関して連帯責任に問う目安を緩和していて,不祥事が部全体の体質であると判断された場合にのみ出場停止処分を科し,その目安は「5人」とか。

 この決定には賛否両論あるのかも知れませんが,連帯責任なんて今どき時代錯誤でナンセンス。「部全体の体質」と判断するという「5人」の根拠も理解できません。僕は連帯責任を問うかどうかを審議すること自体が不要だと思うので,これが議題になるとは,高校野球というのはなんとも「特殊な世界」だと感じます。

 犯した罪が強制わいせつ罪であれ,道交法違反であれ,窃盗罪であれ,殺人罪であれ,法に則った裁判によって当人は処罰されればいいし,民事上の責任も追うべきですが,チームの活動とは全然別の私的な犯罪である限り,チームが連帯責任を負うべき合理的理由は何もないと思います。

 百歩譲って連帯責任が必要なものだと仮定して,たまたま野球部に所属していたというだけで,なんでその責任が野球部に及ぶという発想になるのかが理解できません。同じクラスの人の連帯責任はどうなる? 指導者たち(教官)全員にも責任がある? 極端なことを言えば,同じ町内会に所属している地域住民にまで責任が及ぶ? ということになり,キリがないですよね。

 過去の関連記事:出場辞退(2006年3月7日)

|

« 特別扱い | トップページ | CO2排出量 »

コメント

ニュースを聞いたとき、出場辞退するのかと思いましたが、出られてよかったですね。これでせっかくの甲子園に行けなくなれば、選手はもちろん後援会やブラスバンド部、応援団も可哀相すぎます(特訓しただろうし)。旅館のキャンセルとかで大損害にもなるしね。
私も在学中に(出場したので)貸し切りバスで応援に行きましたが、すごくお金が動くのわかりました。直前の辞退だと後始末がホントに大変だと思います。
それにしてもこの事態、以前辞退した駒大苫小牧の選手は悔しいでしょうね。

投稿: dashi | 2008年8月 2日 (土) 23時07分

 こんにちは。
 この件に関しては,「学校にも指導責任があり出場辞退すべき」みたいな声もありますが,学外での個人の犯罪に対してまで学校側が指導責任を負う必要はないと考えるのが自然だと,僕は思います。
 「部員に対して『強制わいせつなどの犯罪行為はダメだ』ときちんと指導するのが野球部指導者の義務」とか,「野球部指導者は24時間部員の行動を監督すべき」というのは,ちょっと無理があると思いますよ。

投稿: かば | 2008年8月 2日 (土) 23時30分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/149573/42039279

この記事へのトラックバック一覧です: 連帯責任:

» 全国高校野球選手権大会 - blog-news [全国高校野球選手権大会 - blog-news]
全国高校野球選手権大会 - blog-news [続きを読む]

受信: 2008年8月10日 (日) 22時30分

« 特別扱い | トップページ | CO2排出量 »