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2008年8月25日 (月)

日本以外全部沈没

 CSで放送されていた映画「日本以外全部沈没」(2006年公開,監督:河崎実,出演:小橋賢児,村野武範,寺田農 他)を見ました。内容は,日本列島以外の陸地すべてが沈没してしまった世界を舞台に,日本へ殺到した外国の元首や著名人などの悲惨な境遇と,排他的な日本人の醜い姿を描いたSF映画です。原作は筒井康隆氏が1973年に発表したSF短編小説で,当時ベストセラーとなった小松左京氏の「日本沈没」のパロディ。「日本沈没」のヒットを祝うSF作家の集まりで,星新一氏がタイトルを考案し,小松左京氏の許可を得て筒井康隆氏が執筆したそうです。

 ばかばかしくって笑える映画ですが,ブラックユーモアがきつくて,笑うに笑えない場面も多く,何より,諸外国の人には絶対見せられない映画ですね。突然世界を征服することになった日本の「安泉純二郎」総理に対して,中国の元国家主席や韓国の元大統領が,神社参拝してこびへつらうシーンがあったり,天気予報ならぬ「外人予報」なる番組で,外国人が増える地域を予想して日本人に注意を促したりするなど,いくら映画とはいえ,下手したら国際問題になるんじゃないかとドキドキしました。

 でも,アメリカ大統領が脱出する時の,自国民に対する言い訳の演説は,いかにもアメリカらしくて笑えたし,「日本が本当に難民を受け入れることが可能なのか?」という難民問題を真剣に訴えているようにも見えました。

 それにしても,ばかばかしいストーリーです。森見登美彦氏の小説「四畳半神話大系」の中で,主人公が映画サークルで作ったばかばかしい映画に対して,明石さんという女性が「また阿呆なものを作りましたねえ」というセリフがとても印象に残っています(と書いても,読んだ人にしかわからんでしょうが)。まさにこの表現がピッタリの映画でした。ほんと阿呆な映画を作りましたねえ。笑えます。

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コメント

お~、おもしろそうですね~!!
是非見てみたいです。CSで調べてみます!
ちきりんは筒井康隆氏のセンス大好きなので、楽しめそうな気がします。

投稿: Chikirin | 2008年8月26日 (火) 20時24分

 ちょっと恐いけど,ばかばかしくって笑える映画です。ぜひご覧下さい。
 お金を払ってまで劇場で見ようとは思わないので,こういう映画がタダで気楽に見られるBS/CSってありがたいものです。

投稿: かば | 2008年8月26日 (火) 21時30分

こんにちは。さっきこの映画観ました。むっちゃおもしろかったです。めちゃくちゃ笑えました。かばさんおっしゃるとおり、これはちょっと外国人には見せられないかも!(もったいなくて)
教えていただいて感謝です。どうもありがとうございました。

投稿: Chikirin | 2008年8月30日 (土) 14時23分

 おお~,ご覧になりましたか!
 出てくる政治家が実在していそうな感じで,それっぽい描写なのも笑えました。
 描写はちょっと過激ですが,実は真剣なテーマなのかも。笑ってる場合じゃないかも知れませんね。

投稿: かば | 2008年8月30日 (土) 16時54分

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