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2008年7月29日 (火)

毒物カレー事件

 1998年7月25日に和歌山市で起こった毒物カレー事件は,犠牲者4人の命日を迎え,26日に地元の自治会主催の慰霊祭が現場近くで行われたというニュースがありました。この事件からすでに10年も経つんですね。

 この事件の被告は,一審・二審ともに死刑判決を受けて最高裁へ上告中ですが,被告は一貫して容疑を全面否認。このため,20日には被告を支援する集会が開かれ,弁護団や支援者ら約80人が参加したというニュースもありました。どんな凶悪犯罪でも,被告が否認している限りは「支援者」なる人が集まって支援してくれるものなんですね。すごいです。

 事件の真相については,僕はもちろん知らないし,被告が真犯人なのか無実なのかはわかりません。でも,一審・二審ともに死刑判決ということなので,最高裁でも死刑判決が出る可能性が高いでしょう。でも,たとえ死刑が確定したとしても,被告が一貫して否認し,かつ物的証拠がなく状況証拠しかないというケースは,典型的な冤罪事件のパターンのようにも見えます。

 最近では東京高裁が再審開始を支持した「布川事件」が話題になりましたが,真相がどうなのかはともかく,過去に確定した判決を裁判所が覆すということは,裁判の結果が必ずしも真相ではないということを,裁判所自らが認めているということ。判決は,その時の検察・弁護団の技量や裁判官の一存でどっちにでも転ぶ可能性があるということですね。裁判というのは,ホント恐ろしいものです。毒入りカレー以上に。

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