« マックの突っ込みどころ | トップページ | 新婚さん いらっしゃい! »

2008年5月 1日 (木)

暫定税率復活

 ガソリン税などの暫定税率を復活させる税制改正関連法が,4月30日の衆院本会議で「3分の2以上」の賛成により再可決して成立しました。

 このニュースの中で,河野衆院議長が衆院本会議場に入るのを民主党議員が阻止しようとして与野党議員がもみあう光景が,大々的に報道されていました。民主党は,抗議の意思を表わすのはいいとしても,実力行使で本会議の開始を阻止するようなことが本当に成功すると思っているんでしょうか。単なるパフォーマンスでやっているとしか思えません。野党による この手の実力行使が成功したことは,過去に一度もなかったと思います。反対に,与党議員による委員会での強行採決などは「お手の物」で,ほぼ100%成功しています。この手の「理不尽な実力行使」というのは,自民党が最も得意とするところ。民主党はイマイチ「実力行使の使いどころ」がわかっていないようです。

 衆院本会議での再議決は,民主党・社民党・国民新党が欠席し,共産党と一部の無所属議員は出席して反対。その結果,ガソリン税の暫定税率分の投票結果は「賛成337票,反対12票」と,「3分の2」どころか約97%という圧倒的多数の賛成で成立。与党議員に造反者が出た場合は「3分の2」は危ないとも言われていたので,民主党は,成功する可能性がない実力行使ではなく,造反しそうな与党議員との連携を画策するなどの努力をした上で,あくまで本会議には出席して反対の意思表示をすべきだったと思います。

 ところで,暫定税率の復活については,マスコミや野党などは「民意に反している」とコメントしていますが,そもそも前回の総選挙(小泉内閣の時代)でも,昨年の参院選でも,この件は与野党とも争点にはしていなかったと記憶しています。「民意」ということばの正確な定義はよくわかりませんが,今の国会勢力そのものが「民意」であり,選挙でこういう人たちを選んだという点で,国会の決定内容はすべて間接的に「民意の現われ」と言えるでしょう。その意味で,選挙の際,一人一人の有権者は,マスコミの報道や雰囲気などに流されることなく慎重に判断し,自分の投票行動に対してきちんと責任を持って欲しいものだと思います。自分で判断できない人は,投票せずにぜひ棄権していただきたいと僕は思っています。

 過去の関連記事:投票率はどうなる?(2007年7月29日)

|

« マックの突っ込みどころ | トップページ | 新婚さん いらっしゃい! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/149573/41055610

この記事へのトラックバック一覧です: 暫定税率復活:

» 岸本がずなお [岸本かがずなお ご紹介]
政治に関するRSS情報を定期的に集めているため、トラックバックをさせていただきました。 宜しくお願いします。 [続きを読む]

受信: 2008年5月 1日 (木) 18時11分

« マックの突っ込みどころ | トップページ | 新婚さん いらっしゃい! »