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2008年5月11日 (日)

JR運賃節約術

 仕事に行く前にちらっと見ただけですが,5月11日の朝のTBSテレビで,JRの運賃などを節約する「セコ技」が紹介されていました。以下のような内容でした。

(1)往復割引運賃の利用
 東京~新大阪の運賃は,往復で17,020円。ところが,片道601km以上だと往復割引運賃(10%引き)が適用されるので,東京から西明石までの往復乗車券16,820円を買った方が200円お得!

(2)乗車券の払い戻し手数料の節約
 乗車券を払い戻す場合は210円の手数料が必要。これを節約する方法として,「同じ種類の切符への初回の『変更』なら手数料不要」というルールを利用し,最低運賃の乗車券(たとえば東京から有楽町までの130円の乗車券)に「変更」するというもの。これにより,払い戻す場合より80円お得!

(3)「山手線内」を避ける
 「山手線内を発着する片道101km~200kmの乗車券は東京駅発着の運賃を適用」のルールがあるため,新幹線で静岡から品川へ行く場合,品川より遠い東京までの運賃3,260円が適用される。このため,山手線発着を外して「静岡~品川~大井町」の乗車券にすると,2,940円となり320円安くなる。往復で640円お得!

 なるほどね~。(1)は実施している人も多いと思われる有名な方法ですね。東京~新神戸だと片道589.5kmなので,西明石まで延長して往復にするだけで1,240円も安くなります。片道の距離が541km~600kmの場合には,601km以上の駅まで延長した方がお得というわけです。ただし,往復乗車券の有効日数以内に戻ってくる必要があります。

 (2)の払戻手数料の話も,僕は気づいてました。でも,130円の切符に変更するなんてまだまだ甘い! 東京地区は最低運賃が130円ですが,大阪地区の場合は最低運賃が120円。したがって,大阪地区の3km以内の乗車券に変更した方がさらに10円浮きますよ(大阪の切符でも,全国どこでも買えるはず)。たとえば,大阪駅から隣の福島駅まで。ただし,間違って東北本線の福島までの切符を買ったりしないように(笑)

 でも,これでもまだまだ甘い! ここは「最低運賃の子どもの切符」に変更しましょう。そうすれば,東京地区でも大阪地区でも最低運賃は60円。正規に払い戻すよりも150円もお得!

 ということで,この際なので,これ以外に僕が考えた「安くする裏技」を一挙に公開します。いずれも回数券などの割引切符を利用しない「正規運賃」でいかに安くするかという合法的な方法で,不正乗車には該当しませんので,念のため。

(4)乗り継ぎ割引の利用
 新幹線と在来線特急を乗り継ぐ場合,在来線の特急料金が半額になるというルールがあります(ただし,適用される乗り継ぎ駅には制約があり,東京駅や上野駅などは対象外)。そこで,このルールを利用して,在来線だけを利用する時の特急料金を半額にしてしまおうという方法です。
 たとえば,函館~八戸の在来線特急を利用する場合,八戸~二戸の新幹線特急券をセットで買うと,在来線特急料金2,400円が1,200円になり,不要な八戸~二戸の新幹線特急券840円を捨てても360円安くなります。往復で720円お得です。同様に,長岡~金沢間だと往復で1140円お得,岡山~高知間だと往復で720円お得,京都~倉吉間だと往復で1,420円お得,・・・などなど。在来線の特急料金の半額よりも新幹線の1駅分の特急料金の方が安い場合に適用できます。

(5)乗車券の分割購入
 JRの運賃というのは,距離が長くなると割安になる反面,距離が長くなると料金の繰り上がる額が大きくなります。このため,料金が繰り上がった直後の駅まで行く場合には,その1駅手前の乗車券まで買い,1駅分の乗車券は別に買った方が安くなる場合があります。
 たとえば,東京から三島まで(120.7km)の場合,通しで買うと運賃は2,210円ですが,1駅手前の函南まで(1,890円)と函南~三島の乗車券(190円)を分けて買うと,トータル2,080円。往復で260円お得です。この他にも該当するケースは無数にある筈です。

(6)「東京近郊区間」の特別ルール
 Suicaが使える東京近郊区間の場合(大阪近郊区間なども同様),どのルートを通っても最短ルートで運賃を計算するというルールがあります↓

Photo

 たとえば常磐線の水戸から上越線の高崎まで行く場合,最短ルートのローカル線には特急が運行されていないので,通常は特急に乗って上野経由で行くと思います。この場合,上野経由の距離に相当する運賃は3,570円ですが,「東京近郊区間」のルールによって,在来線を使う限り運賃は2,520円とかなり安くなります(ただし,新幹線を使った場合は適用外)。
 この特別ルールを利用して,「東京近郊区間」以外で乗降する場合にも運賃を安くしようというものです。たとえば,常磐線いわき から上野経由で高崎へ行く場合,通しで買うと5,520円ですが,「いわき~水戸」「水戸~高崎」に分けて買うとトータル4,140円となり,往復で2,220円お得です。水戸から上越線水上までの場合には,同様に往復で2,300円お得となります。

 (5)(6)のように,乗車券をわざわざ分けて買うのって,面倒だし駅の窓口も嫌がるでしょう。でも,JR東の指定券自動券売機を使えば,どの発着駅の乗車券でも自由に買えるので超便利です。ぜひお試し下さい。

(7)指定券の払い戻し手数料の節約【2008.5.12追記】
 指定席特急券などの指定券を払い戻す場合,乗車日の2日前までなら手数料は320円ですが,前日から出発時刻までだと手数料は料金の30%になります。たとえば,東京~新大阪の新幹線指定席特急券の場合,特急料金が5,240円なので,払い戻すと手数料は1,570円にもなります。これを節約するには,指定券の1回目の変更は手数料不要なので,なるべく安い指定席特急券にいったん変更し,その後で変更後の指定席特急券を払い戻すのがお得です。なお,乗車予定日の前日以降にいったん変更した指定券は,乗車何日前でも払戻手数料は30%になってしまうので,変更後の乗車日はいつにしても同じです。無理に何日も先にする必要はありません。
 日本全国のJR特急で,一番安いのはJR北海道のA特急料金。最短距離だと810円なので,子どもの料金だと400円。これに変更すればいいのです。もっとも,指定券の払い戻し手数料は「最低でも320円」というルールがあるので,無理にここまで安い特急券に変更する必要はありません。1,090円以下の特急券ならどれでも払い戻し手数料は320円となります。たとえば,JR東の最短距離のB特急券だと1,010円。これに変更すれば十分です。このようにすれば,東京~新大阪の新幹線指定席特急券をそのまま払い戻す場合に比べ,1,250円お得!

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コメント

すごい!かばさん、すごすぎます。めっちゃ勉強になりました。
(5)について、確かに前の会社で、わざわざ2枚の定期券を使っている人がいました。ちょっとやらしいなーとも思いましたが(会社から定期券額分満額きっちりと支給されているので)まあ、ここまでやれば、個人の「営業努力」ですよね。
払い戻し手数料の件、子どもの運賃で変更してもらうなんて、まったく気付いていませんでした。これって結構抜け穴的なところですね。
とにかく感動しましたっ!

投稿: kate* | 2008年5月12日 (月) 01時33分

 変更は「同じ種類の切符ならOK」とあり,乗車券から乗車券なら何にでも変更できるので,子どもの乗車券への変更でもOKと解釈しています。ただし現実には,窓口でこんな変更をお願いするのは超恥ずかしいので,実際には僕はやったことがありません。kate*さん,ぜひ試してレポートお願いします(笑)
 なお,指定券の払い戻しについて書き忘れていたので,本文の(7)に追記しました。

投稿: かば | 2008年5月12日 (月) 18時59分

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