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2008年4月24日 (木)

説明できない

 衆院山口2区補選の大きな争点に浮上した後期高齢者医療制度をめぐり,自民党総務会で加藤紘一元幹事長が「医療費の改革は小泉改革の延長線にある問題。小泉さんに補選で説明してもらったらいい」と提起。他の議員もこれに賛同したとか。

 なにかと不評の後期高齢者医療制度ですが,この制度を創設した張本人の小泉氏を選挙に引っ張り出すのは,自民党にとってはかえって逆効果でしょう。「小泉氏が説明」なんて,冗談としか思えない発想だと思います。それに,小泉氏お得意のケムに巻いたような演説をされたら,高齢者はますます混乱するかも知れませんよ。

 そもそも,自分たちが賛成して成立させた法律を自分自身で説明できない議員なんてサイテーだと思いますが,この制度に賛成した与党議員でも「こんな制度とは知らなかった」みたいな無責任な発言をしている人がいるのには驚きです。国会議員って,自分の頭で理解して自分の判断で賛成や反対の意思表示をするのではなく,党から言われるままに賛成したりするものなんですね。

 でもまあ,党の方針に従って賛成か反対の投票をする「頭数」となることが,国会議員の最も大事な仕事なのかも知れません。多くの有権者が議員を選ぶ判断材料は第一が所属政党でしょう。党の方針とは無関係に,それぞれの議員が勝手に判断して賛成や反対を決めたりしたら,有権者は何のためにその議員を選んだのかわからないし,危なっかしくてそんな人には投票できない。議員個人の判断能力に有権者がどこまで期待してどこまで期待しないのがいいかというのは,けっこう難しい問題だと思います。

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