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2008年3月21日 (金)

モバイルSuica特急券(後編)

 昨日の続編で,実際にモバイルSuica特急券を利用してみた結果の報告です。僕が利用したのは,浜松町→(JR在来線)→東京→(JR東北新幹線)→郡山→(JR在来線)→会津若松 というルート。

 まずは携帯を使って特急券を購入。パソコンでも購入できるけど,機動性を考えるとやはり携帯が便利です。駅設置の特急券自動券売機と同様に,シートマップを見ながら座席を選ぶこともできます↓

Suica1

 かつての(国鉄時代?)座席指定券というのは,座席を自由に選ぶことができず,車両の端から順番に自動で埋めていく方式で,ガラガラでも車両の端に人が集まってしまうという,超不親切なシステムでした。乗客が自由に座席を選べるのって,当時を思えば夢のようですね。

 ちなみに,僕には列車の座席に こだわり があって,必ず揺れの少ない車両の中央付近を選びます。窓側を選ぶか通路側を選ぶかはケースバイケースですが,窓側を選ぶ場合には,偶数番席か奇数番席かも重要。2席毎に1つの窓が設置されている車両の場合,下の写真を見ればわかるように,偶数席か奇数席かで,車窓からの眺めが格段に違います。どちらも同じ料金なんて許せないぐらいです。

Photo

 ということで,シートマップを見て座席が選べるのは超便利ですが,列車の発車時刻間際で座席がどんどん埋まっていくタイミングの場合は,選んだ座席が結果的に確保できない場合もあり,そうなると操作を最初からやり直す必要があり不便です。「おまかせ」でもいいけど,A~E席を選んだり「車両の端以外」を指定したりすることもできます。両側を人に挟まれる「B席」をわざわざ選ぶ人なんかいないとは思いますが↓

Suica2

Suica3

 たとえば東京近辺から乗車する場合,通常の乗車券だと,片道101km以上の場合は山手線内,片道201km以上の場合は東京都区内のどの駅から乗車しても東京駅起点の運賃となります。つまり,浜松町駅で乗車して東京駅で新幹線に乗り換えても浜松町~東京間の運賃は不要。でもモバイルSuica特急券の場合は,乗車券と特急券がセットで定額になっているので,浜松町~東京間の運賃が別に必要となり,ちょっと損した気分。Suicaで乗車した場合には,新幹線改札でその分の運賃を徴収しないような仕組みを導入して欲しいものです。今の仕組みだと,東京駅の在来線改札からSuicaで入場してそのまま新幹線改札を通過した場合,乗車していないのに最低運賃130円がSuicaで徴収されてしまうような気がします(試したわけではありませんが)。もしそうだとしたら,ちょっと理不尽ですね。

 そして,新幹線改札に入ってから悩んだのは,購入した指定席の座席番号の確認方法がわからなかったこと。購入後は下のような携帯画面で座席番号を確認できますが,この画面は新幹線改札に入ってしまうと見ることができなくなります↓

Suica4

 購入時点で座席番号を知らせるメールも来ません。これはシステムの致命的欠陥なのか,単に僕が使い方を知らなかっただけなのか,よくわかりません。とりあえず座席番号はメモってあったので,着席はできましたが。

 新幹線を降車した郡山駅は,首都圏や仙台とは違ってSuica非対応駅。モバイルSuicaでは在来線への乗り換え改札を通過できないと思ってましたが,試しに通過したらエラーにならずに通過できてしまいました。つまり,在来線の駅構内に,乗車券がない状態で入ってしまうという状態に。これはマズイと思って駅員に確認したら,新幹線改札を出る前に在来線の乗車券を購入し,紙の乗車券とモバイルの両方を改札機に通す必要があるらしい。このため,モバイルSuica乗客用の券売機も改札付近に設置されているそうです。いずれにしても,エラーにならずに改札を通過できてしまうというのはシステムの欠陥だと思います。

 そして,無事目的地の会津若松駅に到着。気になる運賃・料金ですが,モバイルを利用したことにより,浜松町~東京の運賃が余計に発生したのと,郡山~会津若松が東京からの「通し運賃」にならず割高になりましたが,それでもトータル額では560円の節約となり,ちょっぴり満足。

 ということで,色々問題がありましたが,総合的な使用感としては,ケータイ一つで東京モノレール(Suica対応済)~在来線~新幹線 のすべての改札を簡単に通過できるのは,やはりキモチいいですね。ただし,モバイルが故障したような場合に,駅窓口では払い戻しや変更などの処理が一切できないというのが,ちょっと心配ですが。

 過去の関連記事:「座席」へのこだわり(2005年12月30日)

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コメント

こんにちは! 私も最近は携帯でモバイルスイカ使ってます。都内の通勤に、だけですけど。
新幹線に乗る時はエクスプレスカードっていうのを使ってるんですが、パソコン、携帯で予約、変更(何回でも無料)可能はありがたいのですが、カードの使用記録と領収書が兼用の一枚しかもらえないのが不便なんですよね。領収書は会社への経費請求に必要なんだけど、提出してしまうとカードの使用記録のチェックができなくなってしまうんです。Kabaさんも移動は仕事なんだと思うのですが、経費請求ってどーなってるんですか?このあたりの使いやすさが向上するといいなあと個人的には思います。ではでは

投稿: Chikirin | 2008年3月21日 (金) 02時00分

 こんにちは。
 モバイルSuicaは,3/29からJR東海の新幹線にも対応するらしいですね(EX-ICサービス)。1つの携帯が首都圏でも関西圏でも東海道新幹線でも使えるというのは便利になったものです。
 僕の会社は,JR運賃・料金は領収証不要で自己申告制なので問題ありません。モバイルだと紙の領収証は発行されないので,精算に必要な人はさらに困りますね。この点は改善要だと思います。

投稿: かば | 2008年3月21日 (金) 02時17分

未だに、人が入鋏しているところに住む人にとっては、超未来的なシステムですね(笑)

投稿: kate* | 2008年3月22日 (土) 22時51分

 「入鋏」って死語ですよね。今やパソコンの日本語変換では出ません。
 でもまあ,磁気式以前の,駅員にちらっと見せるだけで改札を通過できる旧式の定期券というのは,乗客の利便性とスピード面で,最新のシステムよりも優っていると思いますよ。

投稿: かば | 2008年3月22日 (土) 23時24分

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