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2008年3月13日 (木)

靖国映画

 靖国神社を題材にしたドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」の国会議員向け試写会が開かれたらしい。この映画は4月公開予定ですが,映画の内容を「反日的」と聞いた一部の自民党議員が文化庁を通じて試写を求めたものの,配給会社側は「特定議員のみを対象にした不自然な試写には応じられない」として,全国会議員を対象とする試写会を開いたというもの。

 映画の内容をどう捉えるかは個人の自由ですが,「反日的」という噂だけで試写を迫るという国会議員の節度の無さにはあきれます。この自民党議員は,政府出資の基金からこの映画に助成金が出ていたことを問題視し,「助成が適切だったかどうかを検証したい」として,公開前の「検閲」を意図したものでないと述べています。だったら,別に公開前に無理やり試写を要求しなくても,公開後に勝手にじっくり検証すればいいのにと思うし,配給会社側はこんな要求は拒否すべきだったでしょう。

 それにしても,政府出資の基金から助成金が出ていたとはいえ,映画の内容に目くじらを立てていちいちイチャモンをつける国会議員って,いったい何様なんでしょうね。こういう行動を起こす議員は自民党議員というのがオキマリみたいですが,政府出資=自分たちのカネ とでも思っているんでしょうか。

 そもそも「誰から見ても公正中立な映画」なんて存在しないと思うので,出資者には,映画の内容には頓着しない「おおらかさ」が欲しいものです。そんなに心配なら,そんな基金は廃止すべきだと思います。世の中にはもっと怪しげな政府出資基金がいっぱいあると思いますよ。

 ちなみに,この映画を見た議員の感想は,「靖国神社が侵略戦争に国民を駆り立てたというイデオロギー的メッセージを感じた(自民党議員)」「自虐的な歴史観に観客を無理やり引っ張り込むものではなかった(自民党議員)」「戦争の悲惨さを考えさせる映画だが,靖国賛美6割,批判4割という印象(民主党議員)」など,感じ方は人それぞれ。それでいいと思います。

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