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2008年3月27日 (木)

ガソリンは下がる?

 ガソリン税などの暫定税率の期限切れ間際に首相から新提案が出るなど,いよいよ大詰めの段階ですね。ただ,この首相提案では与野党が合意できそうにないので,たぶんまとまらないでしょう。ひょっとすると「与党案を民主党が丸呑みで可決。その代わりに衆院解散して総選挙」ぐらいの「どんでん返し」が3月末にあるかも知れませんね。

 でも,このまま3月末には期限切れとなることが濃厚。このため,暫定税率廃止を見越して,3月中はガソリンを買い控える動きがあると報じられており,マスコミは買い控えを煽るような報道をしています。でも,たとえば50リットルで満タンになるクルマの場合,苦労してタンク内をカラに近い10リットル程度に抑えたとしても,たかだか浮くのは25円×40リットル=1,000円。4月にガソリンが品薄になって手に入らなくなる可能性を考えると,たった1,000円を浮かすために給油を控えるようなリスクを僕は冒したくないです。このため,僕は3月末には満タンにしておこうと思っています。

 そんな折,日本通運は,軽油の品薄で配達できなくなる事態を避けるため,3月末に全車を満タンにするということが報じられていました。やっぱりそういう行動に出るのが自然でしょうね。

 ところで,暫定税率が廃止された場合を想定し,新潟県は新年度の道路建設予算など約20億円分の土木事業費を凍結したと報じられていました。現時点の判断としては,それはそれで正しいかも知れませんが,考えてみたら,そもそも暫定税率維持を前提とした予算を組んでしまったこと自体が失敗と言うべきでしょう。

 期限付きの「暫定」税率は期限が来たら廃止されるというのが常識的な解釈。いったい誰がどういう根拠で,税率維持が延長されると勝手に判断したのか知りたいものです。昨年夏の参院選で与党が負けたから言うのではなく,たとえ与党が勝っていたとしても,暫定税率が延長されると地方が勝手に判断するのは行き過ぎであり,それを前提とした予算を組んだことは失政に値すると思います。

 「地方の住民はみんなガソリン値下げよりも道路の整備を望んでいる」と言わんばかりの主張をする知事は論外として,暫定税率延長を前提とした予算を勝手に組んでおきながら歳入不足の危機を政府や野党に訴える知事って,税制に対する根本的な考え方がおかしいことに気づいてないんでしょうか。

 それにしても,参院での与野党逆転がなかったら,この件は何の話題にもならずに,人知れず暫定税率は延長されていたと思うし,カラオケセットやミュージカルに代表される一連の「無駄遣い」も,話題にすらならなかったことでしょうね。

 過去の関連記事:道路特定財源(2008年2月23日)

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