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2008年2月 9日 (土)

候補者調整

 次期衆院選の岐阜1区の自民党候補者調整で,前回総選挙で落選したものの比例区で復活当選したS氏が東京5区へ転出し,前回無所属で当選後に復党したN氏が岐阜1区から立候補することを,自民党が正式決定。両氏は党本部でそろって記者会見し,笑顔で握手を交わしたとか。

 「聞くのも恥ずかしい」というのは,こういうニュースを言うのでしょうね。「郵政民営化反対」を掲げて当選したのに,復党したいが為に有権者の意思を無視して「郵政民営化賛成」に寝返ったN氏というのは相当ハレンチだと思いますが,でもまあ,そういう行動は個人の自由だし,そういう議員を支持するのも支持しないのも有権者の勝手でしょう。それ以上に呆れるのは,いやしくも政権を担う大政党が,政策よりも「勝てる候補」という基準で候補者を選定している点。選挙戦略としては「したたか」だとは思いますが,党の判断基準に一貫性が感じられません。前回の総選挙時とは党幹部の顔ぶれも代わっており,既に実現した「郵政民営化」なんて今やどうでもいいことだと,党幹部は考えているということか。

 それにしても,このニュースは,しょせん一政党の候補者調整の話題。全国ニュースに取り上げるような内容ではないでしょう。にもかかわらず,全国版のWebニュースには出ているし,夜のゴールデンタイムの報道番組でも大々的に取り上げられていました。

 選挙で投票する候補者を決める際に,候補者の知名度を一切判断基準にしない僕にはなかなか理解できませんが,候補者の知名度や話題性が投票結果を大きく左右するのは事実。これだけメディアに取り上げられたら,それだけで両者とも当選する確率はかなり高いことでしょう。その意味で,候補者の知名度アップに一役買っているマスコミって,罪深いものだとつくづく思います。実質的に特定候補者の宣伝をしているということに,たぶんマスコミはまったく気づいてないんでしょうね。

 選挙の候補者選定や選挙運動に関するニュースについては,実名報道を一切禁止するぐらいの法規制が必要だと僕は思います。ということで,このブログでも,今回の候補者の実名は伏せてみました。

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