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2008年2月19日 (火)

わいせつ写真集

 「男性器のアップの写真などが含まれており,わいせつ物にあたる」と判断して米国の写真家メイプルソープ氏の写真集の輸入を禁じたのは違法だとして,出版元の社長が輸入禁止処分の取り消しなどを国に求めた訴訟で,最高裁は「写真集は芸術的観点で構成されており,全体としてみれば社会通念に照らして風俗を害さない」とわいせつ性を否定し,輸入禁止処分を取り消す判決。

 これは,東京都内の映画配給会社社長が写真集を持って米国から帰国した際,関税定率法で輸入が禁じられた「風俗を害すべき書籍・図画」にあたるとして税関が没収したもので,写真集には男性ヌード・花・肖像など計261作品が収録されており,このうち男性の性器を強調した18作品が「わいせつ」と判断されたというもの。

 関税定率法というのは関税の税率を定めた法律であり,この写真集の輸入が「関税定率法違反」というのはピンと来ませんが,それにしても,芸術かわいせつかを判断するのが税関職員や裁判官だなんて,あまりにも滑稽でばかばかしい。今回の裁判でも裁判官によって判断が分かれたそうで,「男女を問わず性器が大きく配置されていればわいせつ物だ」との少数意見もあったとか。裁判官の主観を多数決で決めた判決なんて,ナンセンス。こんな裁判は時間とカネのムダだと思います。

 この手の写真集は,見たい人はお金を払って勝手に見ればいいし,見たくない人は見なきゃいいだけ。税関職員や裁判官が「社会通念」を決めるという問題ではないでしょう。それに,今やインターネットを使えば,どこでも誰でも,どんな画像でも簡単に入手できる時代。税関で写真集の内容をチェックするなんていう時代遅れのことをいつまでやっているのかと,悲しくなります。

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