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2007年12月 2日 (日)

マイルストーン賞

 世界最大の技術者団体「電気電子学会(IEEE)」は,1960年代に世界で初めて実用化された自動改札機を開発した近鉄,阪急電鉄,大阪大学,オムロンに「マイルストーン賞」を贈ったそうです。

 僕が関西に住んでいた頃,たとえば阪急の場合,1970年代には全駅に自動改札機が完備し,定期券・乗車券ともにすべて磁気式となっていました。その後さらに駅名が無記入の回数券までが磁気化され,自動改札機に回数券を通すと瞬時に乗車駅が印刷されるシステムを見て,当時は感嘆したものです。

 このように,1970年代には関西の私鉄は自動改札が当たり前でした(関東の私鉄に導入されたのは1990年以降らしいですが)。でも,当時は国鉄/JRは自動改札の導入がゼロで,遠距離列車があるため自動化は永久的に不可能なのかなと,漠然と思っていました。近年の自動化と非接触式電子マネーの導入は,当時は想像できなかったすごい進歩だと,改めて感心します。

 ところで,1960年代に導入された自動改札機の受賞は「なんで今さら?」と感じますが,この賞は「電気・電子技術やその関連分野における歴史的偉業に対して認定する賞で,これに認定されるためには25年以上に渡って世の中で高く評価を受けてきた必要がある」とのことで,これまで75件が認定。このうち日本から認められたものは以下の7件だそうです(Wikiより)。

  1995年 八木・宇田アンテナ(東北大学)
  2000年 富士山頂レーダー(気象庁)
  2000年 東海道新幹線(JR東海)
  2004年 セイコークォーツ(セイコー)
  2005年 電子式卓上計算機(シャープ)
  2006年 VHS(日本ビクター)
  2007年 鉄道自動改札システム開発(前述)

 たしかに,どれも凄い技術ですが,富士山頂レーダーって1964年に設置されたらしいので受賞はその36年後。しかもこの時点では既に撤去されています。そして2000年以降に新幹線・クォーツ時計・電卓・VHSって・・・う~~ん,受賞までには気が遠くなるような長い年月が必要ということなんですね。参りました。

 さて,今週は北の方へ出張。ブログの更新は滞るかも知れません。ではでは。

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コメント

こんちは。
でもこんな小さな国で、7件も受賞していること自体に感動します。日本の技術って本当、すごい!

投稿: Chikirin | 2007年12月 5日 (水) 00時31分

 こんにちは。
 たしかに,75件のうち7件というのは立派ですね。日本は「製造技術は優れているが発明力は乏しい」みたいに見られがちですが,そんなことはないと思いますね。
 それに,2004年以降毎年受賞しているので,今後も「懐かしの技術」が続けて受賞するのかなと期待できます。

投稿: かば | 2007年12月 5日 (水) 00時39分

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