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2007年12月17日 (月)

懲戒請求

 山口県光市で起きた母子殺害事件の被告弁護団の懲戒請求を橋下徹弁護士がテレビ番組で呼びかけたことに対して,「刑事弁護の正当性をおとしめたことは弁護士の品位を失うべき非行だ」として,京阪神を中心とした11都府県の会社員,主婦,大学教授,無罪確定した冤罪被害者などの計350人が,橋下氏の懲戒処分を所属先の大阪弁護士会に請求したとか。

 一気に350人もの人が懲戒請求をしたということは,偶然ではなく,これまた誰かの呼びかけなのか,どこかの団体が中心となって起こした行動なのかと想像できるので,「どっちもどっち」状態ですね。もっとも,懲戒請求を視聴者に呼びかけた橋下氏自身は懲戒請求を出していないと言われており,この点で橋下氏はちょっと無責任かなという気がしましたが。

 そして橋下弁護士は,懲戒請求を受けた弁護団からは損害賠償訴訟も受けているので,母子殺害事件関連ではいろいろ大忙しということでしょう。大阪府知事選に立候補して,もし当選しても知事の仕事がまともに務まる時間的余裕があるとはとても思えませんね。

 橋下氏が知事になりたいという理由はよくわかりませんが,もし法律の専門家として政治の世界に入りたいのなら,余計なお世話かも知れませんが,行政職の知事ではなく立法職(国会議員)を目指した方が才能を発揮できるような気がしますけどね。それに,橋下氏がもし知事になれば,多くのテレビ番組に出演したり弁護士の仕事をしたりしている(していない?)今より,遙かに収入は減って仕事も激しくなるでしょう。それを承知の上での知事選立候補というのは,一般人の理解を超えた行為に見えます。もし当選しても,かの青島都知事のように,長続きしないような予感さえします。

 それにしても,橋下氏を推薦しようとしている政党は,橋下氏と政策協議をしたのかどうかは知りませんが,「まずは知名度」みたいな方針で候補者を人選しているようで,なんとも情けないです。政策よりも知名度とは,有権者もなめられたものだと思います。でもまあ,大阪府の有権者が判断すればいいことなので,余計な口出しでしたね。自分の所の首長選挙が「オール与党」に近い,面白くない選挙なので,ついつい外野から口出ししたくなりました。

 過去の関連記事:いろんな弁護士(2007年9月12日)

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