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2007年11月28日 (水)

過大請求

 石破防衛相は25日のテレビ番組で,軍需専門商社「山田洋行」による防衛装備品の過大請求について,「見積書を偽造しており,基本的に詐欺事件であり,有印私文書偽造だ」と指摘し,事実関係が確認されれば刑事告発する意向を明らかにしたらしい。

 メーカーの見積りに対して商社の「上乗せ」がどこまで許されるものなのか,詳しいことはわかりませんが,このケースに限らず,「見積り」というのはもともと「水増し」のオンパレードで,それがフツーとも思えます。受注者が本当に必要な金額(最低コスト)が100の場合,100ぎりぎりの見積書を出す人はいないでしょう。値切られるのを覚悟で120とか130とかの見積りを出して,最終的に決まる価格が110とかになったような場合に,120や130の見積りを「水増し」「詐欺」のように言っていいものなのか,大いに疑問です。もちろん,「私文書偽造」に該当する行為があった場合には責められるべきですが。

 「山田洋行」の過大請求で問題なのは,むしろ,それを見抜けなかった発注側(防衛省/防衛庁)の査定能力の低さと,競争入札にすべきケースでそれをきちんと実施してこなかった「ずさんな発注処理」が問題だと思います。ということで,石破防衛相の「山田洋行を刑事告発」という発言にはちょっと違和感を覚えました。

 ついでに言えば,政府・与党が必死に再開しようとしている米艦船への給油にしても,その油は防衛省が内外の業者から競争入札で購入したものではなく,アメリカの言い値で買った,かなり「割高」な油だと言われています。これも調べれば「過大請求」に該当する可能性が充分あると思いますよ。

 ただ,石破茂防衛相は「過大請求は許されないが,見抜けなかったことも問題。だまされた側がどうだったかも問われるべきだ」とも述べて,防衛省側にも問題があるとの認識。この点は救いかも。

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