« 何歳? | トップページ | なんだか滑稽 »

2007年11月12日 (月)

インクカートリッジ

 プリンタのインクカートリッジ販売・・・プリンタ本体は安く売って,値段の高い純正のインクカートリッジの販売で収益を上げるという,消費者にとっては詐欺みたいなビジネスモデルですが,このインクカートリッジのリサイクル品販売に関して,相次いで2件の最高裁判断が出ました。

 1件は,インクカートリッジの特許を持つキヤノンがリサイクル品の販売停止などを求めた訴訟の上告審で,キャノン側が勝訴して判決が確定。特許を使った製品を販売すると特許権は消えるのが原則ですが,この判決は「リサイクルでその製品に対して加工や部材交換され,特許製品が新たに製造されたと認められる」との判断。

 もう1件は,セイコーエプソンが,特許を侵害されたとしてリサイクル品の販売停止などを求めた訴訟で,エプソン側が主張の根拠とした特許権自体を「無効」と判断した一,二審判決を支持し,エプソン側の敗訴が確定したというもの。

 この裁判では,エプソンが「特許」と主張していた発明は,特許出願する前に刊行物で公にされていたため新規性がなく,特許自体が無効と判断されたもので,リサイクル品の販売には言及していません。たとえ独自の発明であっても,公表した時点で「公知」となり特許化できないのは当然。エプソンの場合は特許出願のタイミングが「お粗末」だったということですね。

 もっとも,エプソンの場合は,カートリッジにICチップを付け,このICチップに印刷したドット数を記録し,その記録によってプリンター本体が「インク切れ」を認識して作動しなくなる仕組みを開発し,リサイクル品を使えなくしているらしい。このため,実際のインク残量との不一致を考慮して余裕を持たせているためか,普通に使っているとインク切れの警告が出ても2割~3割以上のインクが残っていることがあるそうです。実際のインク残量でなくカートリッジに記録した数値で「インク切れ」にして使用不能にするなんて,これまた詐欺みたいなやり方ですよね。

 ちなみに,僕が使っているプリンターは(メーカ名は伏せますが),カラーのインクカートリッジは3色別々のカートリッジで,独立して交換できてムダがない筈なのに,1色がインク切れになると必ず他の2色も続けてインク切れになり,毎回3色を同時に交換しないと作動しなくなります。3色ともまんべんなく使用しているとはとても思えないのに,毎回必ず同時にインク切れになるというのは,なんだか機械に騙されているようです。どうもプリンタメーカーの製品って信用できないです。

|

« 何歳? | トップページ | なんだか滑稽 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/149573/17048870

この記事へのトラックバック一覧です: インクカートリッジ:

« 何歳? | トップページ | なんだか滑稽 »