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2007年11月 8日 (木)

あいまいな記憶

 先週の土曜日は,CSの「日本映画専門チャンネル」で,昭和30年代の懐かしい映画の特集をやってました。その中の1本「ミスター・ジャイアンツ 勝利の旗」(1964年,東宝)を紹介。

 タイトルのとおり,長嶋茂雄氏の現役時代の,長嶋氏本人を主人公にした映画です。野球は好きだけど巨人というチームに全然関心がない今となっては不思議なことに,この映画は小さい頃に見た記憶があり,懐かしかったです。この当時は,僕は巨人ファンだったのかも。それすらはっきり思い出せませんが。

 この映画の長嶋選手はバリバリの現役で,もちろん今と違って言語は明瞭。現役時代の王選手・柴田選手・国松選手などの懐かしい顔ぶれが出演し,そして巨人の監督は川上哲治氏。川上氏も若く,当時の背番号はまだ現役時代と同じ16番でした。あの星飛雄馬に永久欠番を譲る前ですね(笑)

 王選手がロッカールームで実際にリポビタンDを飲んでいたのには笑えました。あれは宣伝だけじゃなく,実際にも愛飲していたということかも。ただし,飲む時に「ファイト! 一発!」とは言ってなかった。

 映画の中身は,半分が実話で半分はフィクション。1963年のプロ野球ペナントレースと日本シリーズを舞台にしており,試合のシーンは本物ですが,球場外のシーンはすべてフィクション。でも,ホンモノの選手や監督が出演しているので,なかなかリアルです。俳優陣はフランキー堺さんが主演ですが,他に淡島千景さん・淡路恵子さん・伴淳三郎さん・宝田明さん・仲代達也さんなど,当時の東宝俳優の面々が出演し,おまけに歌手の舟木和夫さんが出ていたりして,ワケわからん状態でした。

 ストーリーらしいストーリーはなく,終わってみて「あれ? こんなつまらない話だった?」というのが正直な感想。子供の頃に見た映画の記憶って,アテにならないものです。長嶋選手にサインをもらいに行って,もらえずに帰った少年が交通事故に遭うんですが,僕の記憶では,長嶋選手がこの少年に見舞いに行って少年が元気を取り戻すというベタなストーリー。ところが今回見たところ,この少年は交通事故で死んでしまうのが正しいストーリー。なんだかショックでした。

 あと,長嶋選手がデッドボールを受けて負傷退場するシーンがありますが(なんと,これは実話です),僕の記憶ではタンカーで運ばれるぐらいの大ケガだったんですが,実際は指を切って出血するだけで,骨折もしない軽傷でした。

 ということで,ストーリーはイマイチでしたが,懐かしい選手と監督が実際に出演してセリフをしゃべるという貴重な映画。オールド巨人ファンには感涙モノの映画でしょうね。

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