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2007年10月11日 (木)

混ざってしまえば

 僕は心配性なので,クルマにガソリンを給油する時は,給油サインが出るよりもかなり早めに燃料補給します。反対に,燃料タンクがカラに近くなるまでぎりぎり使って,満タンにはぜずに少しずつ給油した方が,その分車体が軽くなるので燃費がいい! なんてセコイことを言う人がたまにいますが,たとえそんな人でも,タンクが完全にカラになるまで給油しない人はいないでしょう。

 つまり,今自分が走っているクルマの燃料は,前回入れた燃料だけでなく,その前に入れた燃料も,さらにその前に入れた燃料も,少しずつは混じっているということです。言い換えれば,ある時点で補給した燃料は「どこへ行くのに使った燃料」と特定できるハズは絶対にないんです。

 ところが,今国会では,テロ特措法に基づいて海上自衛隊が米艦船に給油した燃料を何に使ったか(どこへ行ったか)が,しきりに話題になっていますね。これ,全くナンセンスな議論。行先を変えるたびにタンクに余った燃料を処分しているわけではないし,1滴1滴の燃料に印が付いてるわけでもなく,混ざってしまえばいっしょなんです。その意味で,給油した燃料の用途を限定したテロ特措法は,絶対に「守れない」法律であり,アメリカも「転用しない」という約束は絶対に守れるハズはないんです。燃料の用途を議論するよりも,巨額の税金を使って米艦船に給油することが本当に国際貢献になるのかという,もっと本質的な議論をして欲しいものですね。

 これと似たような話として,「道路特定財源の一般財源化」が話題になっていますが,この議論もなんだかよくわかりません。税金なんて,国庫に入って混ざってしまえば,区別はつかないし,区別をつける必要もないと思います。「収入源がどこか」ではなく,「本当に必要で適正な支出額か」を議論することが重要だと思いますけどね。

 過去の関連記事:
  米艦への給油(2007年9月27日)
  消費税(2006年6月24日)

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